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イオン伝導体とは固体中をイオンがよく動く物質です。酸素イオン(酸化物イオン)が動く物質は酸素センサー、酸素分離膜、固体酸化物型燃料電池(SOFC)用の電解質として利用されます。酸化物イオン伝導体としては、イットリア安定化ジルコニアやランタンガレートが有名ですが、最近、アパタイト型構造の新しい酸化物イオン伝導体が注目を集めています。アパタイト型のイオン伝導体は、低い温度で比較的伝導性が高く、新しい中温型SOFC用電解質として期待されています。また、結晶構造や伝導機構に関しても他のイオン伝導体にないユニークな特徴を持っています。本ウェブサイトでは、このアパタイトイオン伝導体の構造、電気的性質、イオン伝導機構、応用等についての研究動向を紹介します。 |
Hideki YOSHIOKA (Hyogo Prefectural Institute of Technology, Japan)