はじめまして。ボクの名前はシロと言います。

<9月23日>

河川敷のお友達のお母さんが、ボクに新しいシャツを縫ってくれました。
人間用のは、大きさは合ってても、骨格が違うから駄目だって、
ちゃんとサイズを測って、オーダーメードでつくってくれたんです。

それと、少しシックな感じもいいんじゃないかってことで、
シンプルなグレイの布に、首周りだけ黒で縁取ってあります。

で、早速着てみら、とたんにみんなの注目の的になってしまいました。

「かっこいいの着てんじないかよ、誰にもらったんだよ?」
「あーら、シロ君、素敵よ。ちょっと秀才みたいじゃん!」
「でも後ろから見たら、パンツ穿いてないのばれちゃうよ。」

…とか、・・・とか、ともかくうるさいんです。
「馬子にも衣装だな。少しは賢く見える。」とお父さんは言っています。