ボクのお気に入りの赤いボール、やっと新しいのを買ってもらいました。
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地面で弾むとピカピカ光るやつで、大きさも硬さも、ちょうどいい感じで
赤ちゃんの時からずっと遊んでたのを、お散歩の帰りになくしたんです。
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ボールはあまり好きじゃないし、おうちには他にもたくさん持ってるし、
特に困らないけど、お母さんが、新しいのを買いに行ってくれました。
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そしたら、お客さんから「すぐ光らなくなる！」とクレームが多いとかで、
もと買ったお店でももう売ってなくて、別のを買ってもらったんだけど、
河川敷に持ってくと、すぐにみんなに齧られてダメになっちゃうんです。
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で、お母さんが、別のお店を探して、やっと同じのを見つけくれました。
「もう、他の子に取られないようにね。」とお母さんは言っていますが、
あのボールはみんな狙ってるから、ボクは、あんまり自信ありません。
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「物を大切にするのとケチなのとは違う。」と、お父さんは言っています｡