はじめまして。ボクの名前はシロと言います。

<04月10日>

ボクの一番の仲良しだったパールが、虹の橋を渡って、おじいちゃんの所に行きました。

先週の木曜日の朝のことでした。パールのおばあちゃんから電話があったのです。
学校がお休みだったので、お姉ちゃん達にもサヨナラを言って、静かに息を止めたそうです。

ボクはお父さんとお母さんと一緒に、お花と写真を持って会いに行ったんだけど、
いつもの匂いがするだけでパールはいませんでした。近くのお寺に運んだとかでした。

シロ君、これまでたくさん遊んでくれて有難うね。お山や海にも連れてってもらって、
パールはきっと幸せだったと思うよ…と、おばあちゃんはボロボロと涙を流していました。

最後にお見舞いに行った時、パールは、珍しくボクのお顔を舐めてくれました。
ボクには死ぬってことの意味がよく分からないけど、もうパールとは遊べないんだそうです。

「生命のスイッチが切れて、お星様の世界に帰ったんだ。」と、お父さんは言っています。