今日の名古屋は小春日和のいい天気。昼間は暑いくらい暖かくて、泳ぎたくなるほどでした。

この川は筏川という名前です。お祖父ちゃん家のすぐ横を流れています。って言うか元は流れていたそうです。木曽川の水を、辺りの田圃に引くための用水だったようです。お父さんはこの川で、橋の上から飛び込んだり、泳いだり、魚や貝を捕ったり、川底の砂を取ったりしたそうです。伊勢湾台風の時は、海の水がこの川を遡って来たのです。

だから、今は海への出口が締め切られて、水の流れは止まっています。もう泳ぐ人もいないし水も淀んでいます。お休みの日にはお魚を釣る人がたくさんやって来るけど、釣れる鮒は自然のものではありません。ボクは、夜明け前のお散歩の時に見たんです。あれは、トラックで運ばれて来たお魚です。要するに釣堀なんですね。今日も、お客さんで賑わっていました。

「昔は、潜っても目を開けていられるほど水が綺麗な川だった。」と、お父さんは言っています。