はじめまして。ボクの名前はシロと言います。

2010年01月31

久し振りのそしてひょっとしたら最後になる東京から、昨日のお昼に軽井沢へ帰ってきました。

荒川の河川敷でバロンに会いました。相変わらず元気だけど、両方の目が真っ白でほとんど何も見えていないそうです。ボクがお散歩デビューした時からの友達で、確か半年ぐらい年上だったと思います。目は見えなくても耳は聞こえるし匂いも分かるみたいで、ボクやお父さんをいっぱいいっぱい舐めてくれました。元気でねって、別れました。

大通りの交差点でどこかの小母さんがボクを撫でてくれました。誰の匂いもしないので、知らない人かと思ったらジェロのお母さんでした。去年の11月に急に脚が悪くなって散歩にも行けなくなって、お家が3階だから、暫くは抱っこしてもらって出入りしてたらしいけど、「お母さん、もういいよ。」って、ジェロが言ったのだそうです。それで寝たきりになって、まもなく、虹の橋を渡って行ったとか。12歳でした。いつもの堤防の階段で待っていても、ジェロが来なかったのはそういう訳だったのですね。 さようなら、ボクの初恋。一番好きな女の子でした。

東京の家ではボクのお部屋は2階にあります。だいぶ前から下りたり登ったりするのが怖かったんだけど、もう限界です。お父さんに手伝ってもらっても、その気になるのに、ずいぶん時間がかかります。軽井沢のお家には階段もないし、空気は綺麗だし、夏も涼しいし、これからは、多分、ずっとここで暮らすことになると思います。ボクも、春には11歳になります。

「シロも肩にグリグリが出来てるし、大きな病院で診てもらおう。」と、お父さんは言っています。