はじめまして。ボクの名前はシロと言います。

<2011年12月25日>
軽井沢の町は凍っています。朝の温度は連続して氷点下2ケタ、最高気温も0℃前後です。
お天気予報の通りです。だから、お父さんは、雪が降る前にと薪割りを急ぎました。ところがどっこい。薪割機が動きません。電気のコンセントを差し替えたり、日なたに出して温めたりオイルを調べたり、スイッチを分解したり、最後は、金槌でたたいたりしてました。でも、ダメなので、とうとう諦めて斧で割ったり。そしたらその夜は指が痺れて、どうしようもないから新しいのを買おうかと、最後に、何回もスイッチを入れたり切ったりしてたら、動きました。

薪割機なんて、頑丈な鉄の塊なんだけど、買ってからまだ10年もたってないのに、意外に弱っちいようです。まあ、使いっぱなしで面倒も見てもらってないからかも知れませんが、捨てるのも大変なので、お父さんの粘り勝ちです。ボクなんか、体は軟弱だし、一応デリケートだしもうじき13歳だし、病院にも通ってるし…まあ、生きてるだけで丸儲けですね。

「単純な機械なら、最後は金槌でたたけば、たいていは治る。」と、お父さんは言っています。

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