今日、ボクは虹の橋を渡って、天国に着きました。

<2012年04月08日>

金曜日の3時、いつものお散歩の時間に、お父さんはボクを抱いてお庭に運んでくれました。もう歩けないのは分かっていたのですが、いつものように、その後でお風呂に行って、汚れた足を洗ってくれようとしたのです。春の遅れている今年のお庭は、それでも少しだけ明るくなっていて、どこかでお花の匂いがしたと思います。ボクが憶えているのはそこまでです。

今朝、ボクは浅間山の麓の斎場で煙になって、空に昇ってきました。ここからは、ボクの大好きなお家も、落葉松林や温水路の道も、森のレストランも、グレースやハナちゃんや駒子ちゃんのお家も、ずっと通っていた佐久の病院も、懐かしい荒川の河川敷も、お祖父ちゃんが住んでいる名古屋の村も、行ったことのない加古川の堤防も、一目で見渡せます。 その気になれば、風に乗って、飛んで行くことだってできます。だから、誰も悲しまないでください。 ボクに会いたくなったら、小さな声でシロ! って呼んでください。ボクはいつもこの星の上にいます。

ボクは大丈夫。ちっとも寂しくありません。 13年と10日の毎日が、ボクの 大切な宝物です。