● 私の楽器、その他


@ 不明??クラシック・ギター 1991入手

   私が学校でやるような楽器以外で手にしたのは高校3年の某日、母が拾ってきた クラシック・ギターであった。どんな素性のものかもよくわからない。YAMAHAとかだったで あろうか?というのも、現在このギターは手元にはなく、大学時代にバンドの友人に貸したっきり である。友人曰く「クラプトンのアンプラグドが弾きたい」とのことだった。友人は就職で四国の 里に帰り、ギターも一緒についていったようだ。
   もっとも、入手してからこのギターに触れることはほとんどなく、高校時代に 本とかを買いはしたが全く何もわからなかったのでほとんど飾りであった。大学に入り、身を入れて じゃかじゃか鳴らし始めたのはエレキ・ギターであったし、愛用してもらえるならついていってよかった のではなかろうか。クラシック・ギターはうまい人が弾いた方がよいであろうし。
   まあしかし、潜在的に大学でギターを手にするキッカケとなったというのは充分 考えられる。今どうしてるのだろう?



A Epiphone "Sorrent" ES-930J 1993入手

Epiphone “Sorrent”
   私が自らの金で(って言ったって学生だが)買った オレンジ・ギター。Beatle 楽器 というと Epiphone Casino が有名だが、そこはやはり私のこと、毛色の変わったこの子の姿にひとめ惚れ して買った。ある意味非常に「自分らしい」と思っているギターである。
   このギターを買うキッカケになったのは P. J. Harvey の Live を見たことであった。 渋谷 の On Air だった。初期 P. J. Harvey 最強トリオは私が生まれて初めて見た Liveであり、その 圧倒的なポテンシャルもあり、私の生涯最も印象に残った Live のひとつと言えるかもしれない。 そのとき Polly が使っていたのがオレンジ(、というより朱色っぽかったか?)の同様のセミアコースティック ギターであった。おそらくグレッチか何かであったのだろうが、当時そういった知識に乏しい私にはよく わからなかった。それまでギターを人に借りてじゃかじゃかやっていた私はそのステージにいたく 感激し、買おう買おうと思っていたギターを真剣に見はじめ、そしてまさにオレンジのギターがそこに あり・・・購入にいたったわけである。確か当時の彼女に相談しつつ、やはりその特異さ故に、 「本当に買うの?」といった感じが少々あったが、今考えると初志をよくぞまあ押し通したものだ。 とてもお気に入りなので買って本当によかった。
   音は Casino とかの方がきっといいであろう(しかもCasinoの方が 数が出てるので安い)が、弾いているうちになかなか鳴ってきたのでは?と思う。まあそんなことは さておき、私のメインギターであることに変わりはない。これだけは生涯手放さないであろう。




B Fender "Telecaster" 1994入手

Fender “Telecaster”
   ご存知フェンダーのテレキャスターである。品番とかはよくわからない。ギターに ついての解説は不要であろう。私がこれをほしいと思ったのは今だ現役某 '60s 英国バンドのギタリスト・・・ ではなく、'70s NY アンダーグラウンドバンド Television の1st を聴いたことに端を発する。 私のギターヒーロー2人を擁するこのバンドに衝撃を受けた私は Richard の弾く硬質な粘っこい“音”が ほしいと思い、Telecasterをそれとはなしに常に探していた。ある日中古のこれを試し弾きさせてもらうと 非常によく鳴り、そしてその音はまさに アルバムで聴いたことのある音であった。つぶやく私、「わーっ ・・・ Televisionの音だ・・・」。考える間もなく、その場で衝動買いとあいなった。
   ひいきめなしにこのギターはよく鳴ると思う。Made in Japan で、中古なので5万 ちょっとぐらいだったと思うが、非常に安い買い物であった。本当にソリッドボディとは思えない ぐらい“空”で弾いても鳴る。非常に弾いていて、聴いていて気持ちがいい。へたくそな私が持っていて いいのかしら?という感じである。まあ質が違うので単純比較はできないが、上の Epiphone よりもいい 音であると思う。持ちやすいし、持ち運びの便もいいし、何より“普通”であるし・・・(笑) これもその価値的に手放したくない一本である。
   私は特に「ギターそのもの」が好きといったことはないので、収集癖はない。実際の ところエレキは Epiphone とこれの2本で充分楽しめており、使い分けもできている。このTelecasterは 使用用途が広いので、非常に重宝している。そのシェイプやサンバーストのボディカラーもお気に入り である。




C Mavis BBM-705 1997入手

Mavis
   前年にMTRを入手した私はベースを買うことを欲していた。しかしありきたりのものを 買うのは私の性格が許さない・・・。Cheap Trick の何の曲だったか、通常の4弦ベースだと一番低い弦 でも足りず、変則チューニングでないと演奏できない曲があった。しかし5弦ベースなら弾けるのだった ・・・。はっきり言ってこれぐらいしかこの5弦ベースを買うことになったキッカケに思い至らない。
   とはいえこのベースは一目見たときからピピンと来た。シェイプも好みだったし、 ネックも細くて5弦を思わせない弾きやすさ。木肌の質感も非常にいい。これも半ば衝動的に買って しまった。
   Mavis というメーカーのもの。メーカーのこともよく知らなかったのだから品番など知る 由もなかった。(>>平成13年4月20日 に判明!KENNY さん情報提供ありがとうございました!) 価格はなかなか手ごろであった。これもかなり良い買い物であったと思う。
   まだアンプに通したことがなく、宅録専門楽器となっている。もっとも私はベースなど まともにプレイしたことがないので、かなり四苦八苦している。このまま外で使われることはないのかも しれない。それに結局 キッカケの Cheap Trickの曲をプレイしたわけでもない・・・(笑)。そもそも 私自身リズム感で勝負する人間ではないので、リズム楽器の性格の強いベースはあまりうまくならない 気がする。まあないと一人演奏時に全然曲にならないのでせいぜい精進することにしよう。
   そのうちお外でデビューする日も来るだろうか?はてはて。





D ProMartin CUSTOM EA500W BLS 1998入手

ProMartin
   ずっと以前からエレアコはほしいと思っていたのである。MTRをいじっているときも やはりアコースティックギターの音がほしいときがある。ふらふらっと渋谷のイシバシにてお手頃な値段 のこのギターを見つけ、購入した。ProMartinなる謎のメーカー(誰か詳細教えて。)、3万円前後ぐらい だったか?生音がそんなに鳴るわけではないが、電気の出力音はなかなかお気に入りであるし、この値段で これだけ使えればもう充分、これまた非常に安い買い物であった。
   この綺麗な青というか紺というかボディーカラーもお気に入りだし、あまり大きすぎない サイズも非常に私向きである。ネックも細くて弾きやすい。(こう考えるとネックの太さ具合として最も 弾きにくいのはFenderである、というのが何ともおもしろい・・・)やはり“音”が出るのもあって家で弾く のはこのギターが一番多いかもしれない。
   Made in KOREA とある。高級な木材を使っているような様子も全くなく、いかにも 大量生産“工業生産品”といった感じではあるが、この飾り気のなさもまた気に入っている点である。 何かうまく説明できないが非常に私にお似合いなレベルのギターだと思うのであった。
   ベースとは異なり、このギターは 2000.02.26 に人様の前にデビューした。従妹の 結婚式の余興(?笑)にて。横浜某ホテル宴会場のミキサーの Line 入力にて初音出しとなった。 まあまあの音が鳴っていた。
   ふらっと旅にでも連れて歩きたい感じのいい意味で気のおけないギターだ。代わりに なるギターはいくらでもあるのだろうが、軽さといい、大きさといい、形といい、かなりフィットして いてこれまた手放せないなあ・・・







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