挿し木用土

 挿し木に使用する用土について説明します。一応栽培書を参考にしたつもりですが、最終的には自分で適当に配合してしまいました。(^^;)

 なお、うちのラベンダーの場合、この用土で定植に至るまでの1年間、問題なく成長しましたので、そのまま鉢植えやプランター植えにも使用できると思います。


 ●使用する基本用土

 使用する基本用土は、以下の通りです。

 ◎赤玉土  ◎腐葉土  ◎ピートモス(できれば微塵抜き)  ◎バーミキュライト(微塵抜き)

 なお、赤玉土については、うちの畑は「赤土」が多く、ケチって自分で小粒用のふるいを通して赤玉土を取り出して造りました(^^;)。

 以上の基本用土を赤玉土:腐葉土:バーミキュライト:ピートモス=4:2:1:1で配合します。


 ●用土作りの実際 

 栽培用土作りの実際の作業について説明します。
 なお、この作業は挿し木、または植え替えを行おうとするときの1ヶ月前に行っておきます。


 1.プランターの計量

 プランターに用土がどれくらい入るかを事前に計量しておきます。計量に使用する容器は60cmプランターであれば、3号深鉢くらいが手頃です。
「鉢底石」の計量  先ず、底に敷く「鉢底石」の分量を計ります。

 鉢に石をすり切り一杯入れてプランターにあけてならしていきます。
敷き終わった「鉢底石」  そして、何杯で厚さが2cm位になるかを確認します。

 計量が終わったら、鉢底石は元の袋に戻しておきます。

 この結果は後日の最終仕上げに備えて記録しておきます。
「赤玉土」の計量  次に同じ要領にて、赤玉土をあけていき計量します。
「赤玉土」をいっぱいに敷いたところ  大体上部から1cmくらいのところが目安です。

 これも計量が済んだら、用土は袋へ戻しておきます。
 当方の場合、使用したプランターは育苗専用ということで、一番安価なものを使用しています。このプランターの計量結果は、鉢底石が10杯、赤玉土が43杯となりました。

 したがって、実際に使用する配合用土の量は43−10=33杯となります。


 2.各基本用土の分量決定

 基本的には、配合した後に用土を熟成させるため、1ヶ月以上用土を寝かせることにします。したがって、今回は鉢底石はもう使用しませんので、片付けてしまいます。

 用土の配合比(容量比)は、赤玉土:腐葉土:ピートモス:バーミキュライト=4:2:1:1ですから、先ほどの計量結果から各用土が何杯になるかを計算しておきます。

 今回の場合、赤玉土16杯、腐葉土9杯、ピートモス4杯、バーミキュライト4杯となります。(仮に32杯で計算し、残りの1杯分を腐葉土にする。)


 3.用土の配合

園芸用ビニル・シート  配合の際には、左写真のような園芸用ビニルシート(縁が立ち上がって、回りに用土がこぼれにくくなっている)を使用すると便利です。
「ストレーナ」を用いた微塵抜き  上記のビニルシートに3号鉢を用いて、各用土をあけていきますが、赤玉土バーミキュライトについてはそのままあけないで、一杯毎にストレーナを用いて改めて微塵抜きをしながらあけていきます。
 そして、全ての用土があけ終わったら、十分に混ぜ合わせます。

 最初は移植ごてなどで大雑把に混ぜますが、最後は両手を使って混ぜ合わせます。

 手で混ぜた方が早く、しかもムラなくきれいに混ぜることが出来ます。
園芸フィルタで粗大ゴミを取り除く  出来あがった用土をプランターに入れ込む前に、腐葉土のうちの発酵が不十分な大きな葉や枝を取り除きます。用土を網目7mm角の園芸フィルタに通し、一度別の容器にあけます。そしてその容器から、プランターに入れ込んでいきます。

 なお、この作業で3杯分くらいの量が減ってしまいますが、「最終仕上げ」のときに不足分を「赤玉土」で足して調整します。


 4.プランターでの用土熟成

混ぜ終わった用土をプランターに入れる  配合の終わった用土をプランターにあけます。そして一度ジョウロで全体が湿るくらいに灌水しておきます。

 これを1ヶ月置いて用土を熟成させます。

 この間1週間に1度くらいは、移植ごてで用土をかき混ぜます。また乾燥が続くようであれば、適当に灌水して有益なバクテリアの生育を助けてやります。


 5.中和処理

 ラベンダーはアルカリ性土壌を好みますが、赤玉土、腐葉土、ピートモスはいずれも酸性土であるために、そのまま使用することは好ましくありません。
苦土石灰で中和  挿し木、植え替え作業の2週間前になったら中和処理を行います。中和に使うのは顆粒状苦土石灰がお薦めです。60cmプランターであれば20g位を使用します。

 なお、この時点であまり用土が湿っていると混ざり難くなりますので、天気が危うい場合には数日前から軒下など、雨が当たらないところへ置いておき、用土を乾燥気味にしておくと良いでしょう。
苦土石灰を混ぜたら灌水する  苦土石灰を撒いたら、これも移植ごてで良くかき混ぜます。混ぜ終わったら用土全体が湿るくらいに灌水して中和反応を進み易くしてやります。


 6.最終仕上げ

  いよいよ挿し木や植え替えの時がきたら、最終仕上げを行います。
熟成した用土をあける  ビニルシートを用意して、プランターの用土を全てシートにあけます。

 ほ〜ら、いい色になったでしょ(^^)。

 また、プランターは一度軽く水洗いしておきましょう。
珪酸塩白土を混ぜ込む  珪酸塩白土を20g位混ぜ、用土をほぐすことを兼ねて良くかき混ぜます。
鉢底石を敷き、粒状珪酸塩白土を撒く  まず鉢底石を敷きます。

 前の計量結果からの所定の分量(ここでは10杯)をプランターにあけていき、ならします。

 その上に粒状珪酸塩白土(ミリオンA)を適当にばら撒きます。
草木灰を撒く  次に用土を厚さ2cmくらいに敷きます。

 そこへ「草木灰」を撒きます。
赤玉土で最終的に高さを調整  そしたら残りの用土を入れ込みます。

 ウオータ・スペースを2cm
くらいあけますが、この際に用土が足りない場合は「赤玉土」を補充して調整します。

 ウオータ・スペースをあけすぎてしまうと、株の根元の風通しが悪くなり、蒸れてしまう恐れがありますので注意してください。
完成したプランター  最後に上部の部分だけをもう一度良くかき混ぜ合わせれば、用土作りは完了です(^^)。