クーラー部

クーラー部  クーラーは熱帯魚用のもので、レイシー製:LX−501AXを用いています。

 冷却能力は110kcal/h(50Hz:冷却出力換算128W)で、循環ポンプを内蔵していないタイプです。

 本システムとしての実際の温度制御は、別に設けた温度制御部から直接クーラーの電源をON/OFFして行うため、クーラー本体の温度設定は最低温度のところに設定してあります。
 ちなみに、この最低温度設定で実際に動作させたところ、周囲温度がそれほど高くなければ14.3℃まで冷却可能でした。

 ところが、メーカーのスペックでは、18℃以下の設定はできないといっています。

 これは、周囲温度が32℃の前提において150リットルの水を冷却する場合、18℃以下に設定するとクーラーが休むことなく完全な連続運転に入ってしまい、コンプレッサーに負担がかかって極端に寿命が短くなることからきているようです。

 すなわち、クーラー自体が持つ温度制御では14.3℃まで冷却可能ですが、その場合、周囲温度が高いと外部からの熱流入が多くなるためにクーラーが休むことなく連続運転してしまう結果、寿命が極端に短くなってしまうので保証できないということで、メーカーとしては、あくまでも熱帯魚飼育用として、程よい休止期間を有した間欠運転を前提として設計しているということです。

 (だからといって、それであれば水量が少ければいいというものでもありません。その場合、水量が少ないことにより水温の温度変化が激しくなります。すなわち量が少なければ冷やしやすく、反面暖められやすくなるわけです。
 そのため、今度はクーラーが頻繁に運転と休止を繰り返すことになりますが、このように頻繁な間欠運転をさせることも好ましくありません。)

 ですから、実際の温度設定は稼動状況を睨みながら、程よい間欠運転をさせるようにしなければならないでしょう。


 前回までのシステムの実績では、真夏の無冷却の状態で、水温は27℃まで上昇しました(これだけでも、結構いいところに収まっているような気はします(^^;))。

 それから考えると、その状態から水温を5℃ほど下げて22〜23℃くらいに設定するのが、クーラーに優しい運転になるのではないでしょうか。それ以上水温を下げる必要がある場合には、もっと冷却能力の大きいクーラーを使用する必要があるでしょう。

 その意味においては、うちのシステムではこの水温あたりで十分ではないかと考えています。
 
クーラーの前面に付けた廃熱用のダクト  前面に見える白い箱は、プラスチックダンボール製の排気用ダクトです。

 写真では写っていませんが、通常はクーラー排気口との接合箇所の密閉性を高めるためにビニールテープで目張りをしています。
強制排気用の空冷ファン  通常では、屋外でも使用できるように周りにカバーしてしまうため、上記のように専用の排気用ダクトを設け、2個の80mm角空冷ファンによりラック床面下に向かって強制排気を行っています。

 この空冷ファン(DC12V)は温度制御部により制御され、クーラーの運転に合わせて動作します。

 ただし、クーラーをOFFに切り替えた場合には、しばらくクーラー内に余熱がこもってしまうので、クーラーOFF後も約30秒間はファンが動作し続けるようになっています。
クーラーの吸気口  またクーラーの吸気口も、屋外使用ということで、埃や小昆虫などの侵入を防ぐために、換気扇用のフリーサイズ不織布フィルターを吸気口の大きさに合わせて切り出し、貼り付けてあります。

 ただし、これは排気側で専用ダクトと空冷ファンによる外部強制排気を行っているためにできることで、クーラー単体で使用した場合には、このようなことはできません。
 上の写真でもちらっと見えていますが、緑の保護接地線が出ています。これも地中アースに接続して万が一の漏電事故に備えています。
 
クーラー用ルーバー構造カバー  クーラーは普段、ルーバー(鎧戸)構造のカバーで覆い、風雨をしのぐようにしています。

 この写真で解ると思いますが、クーラーの吸気口はデッキの床下空間につながる形となっています。

 デッキの床下は夏でも涼しく、屋外では冷却用の空気を取り込むのに最適な空間となります。

 


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