活用の見分け方

言葉の分類をするときに
名詞や代名詞のように活用が無い言葉を「体言」
動詞や形容詞、助動詞など活用があるものを「用言」と言うことは
習ったはずではずですが、この「活用」と言う意味を理解していない
のですね。
「活用」とは後ろに付く言葉によって「語尾」が変化することを言い
ます。
一般に「未然形」「連用形」「終止形」「連体形」「仮定形」「命令
形」
の6つですね。
「未然形」はまだ起こっていない状態を表すので
 否定の助詞「ない」をつけると良いです。
「連用形」は2つの動詞が続く(歩き続ける)のように、後ろが用言
ですから
何にでも付く用言の代表、助動詞の「〜ます」を付けるのが良いで
す。
「終止形」は文字通り文章の終わりの形ですから
「。」(マル)を付ける言い方です。
「連体形」は名詞・代名詞が後ろに来る形だから
何にでもくっつく「時」(トキ)や「事」(コト)をつけると判明し
ます
「仮定形」はまだ起こっていない事柄ですから
「〜すれば」と言う意味の「〜ば」付けてみます。
「命令形」は普通の会話では何もつけませんが、判断がつきにくいの

「〜しろよ」と言う意味の「〜よ」をつけると判ります。

この6つの判定語を並べると
「〜ない」「〜ます」「〜マル」「〜時」「〜ば」「〜よ」と成りま
す。
覚えやすい言葉でしょう。
「〜ない」「〜ます」「〜。 」「〜事」「〜ば」「〜よ」でも良い
です

「書く」と言う言葉があったので、これを使って試してみましょう。

かか〜ない
かき〜ます
かく。
かく〜時
かけ〜ば
かけ〜よ

と成りますね。「か」の部分だけは変化せず、語尾が「かきくけ」と
変化するでしょう。これを活用と言います。
余計なことですが、漢字に送り仮名をつけるときに、この変化しない
部分を「語幹」といって漢字の部分、活用する(変化する)部分をひ
らがなで送り仮名にします。
今は区別するために6種類の言葉をつけましたが、誘う言葉「〜う」
をつけると「かこ〜う」となり、「かきくけこ」5文字が全部揃うの
で「五段活用」と言います。「かきくけこ」はカ行ですから正式には
「カ行五段活用の動詞」と言います。

さて質問の「来る」と言う言葉は動詞なのですが、「ないますまると
きばよ」をつけると

こ〜ない
き〜ます
くる。
くる〜時
くれ〜ば
こい〜よ

となり、語幹が無いどころか「かきくけこ」では無く、ちょっと似て
いる
「こ・き・くる・くれ・こい」なので「カ行変格活用」と呼ばれる動
詞です。
質問の2番目の「来て」は「き」と読んでいるので「来る」と言う言
葉にとっては活用の2番目「連用形」と言うことになります。
だから「て」は明らかに動詞ではないので「助動詞」と言う事がわか
ります。

はじめの「きれいな」と言う言葉は「様子」を表す言葉なので「形容
詞」か「形容動詞」と言うことになりますが
「ないますまるときばよ」を付けてみると
きれいでは〜ない
きれいに〜なる  (動詞ではないので「〜ます」は付きにくい)
きれいだ。
きれいな〜時
きれいなら〜ば
(命令形は無い)
「きれい」が語幹で「では」「に」「だ」「な」「なら」が語尾とわ
かる。

単語で区切るときは、語幹+語尾=単語と判断するので、質問のよう
になるのだね。

また、同じきれいでも「美しい」は
うつく・しく〜ない
うつく・しく〜なる
うつく・しい。
うつく・しい時
うつく・しけれ〜ば

となって、「〜しく活用」と言うのだけれど、「し」まで含むのは変
だよね。でも形容詞はそう分類する習慣になっている。

「美い」は「うまい」と読み「美しい」「うつくしい」と区別するよ
うになっているから。これはおまけ。

言葉の分類・区別を付けるには「ない・ます・まる・とき・ば・よ」



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