月明時の注意点
〜月明かりの下でも流星痕は写ります!〜
2000年しし座流星群の極大期は残念ながら大き目の月が夜空に輝いており、
微かな光で輝く流星・流星痕の観測には適していないと思われました。
しかし永続痕の撮影はキャンペーン推奨条件の下で着実に行われ、
暗夜の条件と同等の成果が得られいます。
このように、動きの速い流星痕の撮影には元々露出時間を短くする必要があるため、
月明や都市近郊の光害によるカブリはさほど大きな問題とはなりません。
1997年のしし座流星群は月明下での観測となりましたが、
この時の戸田による流星痕観測(200mm,f2,HR1600フィルム)では、
各4秒露出にて良好な結果が得られています。
この露出時間(4秒)は、現キャンペーンにおける推奨条件に相当します。
ただし月のすぐ近くに痕が出現して写野に入るような場合には、
できるだけ月明の直接光が入らないような構図で写すようにして下さい。
月明下においては、もし流星痕が自ら発光している成分の他に粒子状物質を含む場合には、
月明を散乱することによって光って見える(散乱光が見える)可能性もあるかもしれません。
カラー写真に写った痕がずっと白っぽく写ったりしないか、
あるいは流星痕を双眼鏡観測される際の形状・色変化などは注意深く観察して下さい。