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観測された火球出現位置は日本流星研究会関口孝志氏による整約から伊豆半島上空に経路が求められており、
そのうち永続痕を残した地上80〜95kmの部分を、
関東一円と静岡・長野県にまたがる15点の同時観測地点とともに地図上にプロットしました。
御殿場での戸田による200mmレンズによる痕の詳細な画像が得られたほか各地から良好なデータが寄せられ、
●印の2点を暫定的に使用しました。 茨城県での東北大学天文同好会相澤常滋氏の観測と栃木県での日本流星研究会内山茂男氏の観測は、 痕の見かけの形状比較のしやすさと撮影時刻の同時性から今回の暫定解析に使用しました。 解析は痕の3次元構造を明らかにすることと痕をトレーサーとした高層大気風の推定を最初の目的とし、 良好な同時観測の得られた7コマの画像組に対して行いました。
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得られた立体構造を実感できるように火球出現15秒後の1コマ目について立体視できるよう加工しました。
痕が大きなスパイラル構造を持って現れた様子をご覧いただけると思います。
この大きなスパイラル構造は時間経過とともに背景高層大気風に流され形を崩しつつ急速に広がっていきました。
痕のトレーサー観測から暫定値ながら高度91kmで西南西向き最大170m/sの非常に強い高層大気風を観測しました。 |
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出現位置に近い観測からは今回明らかになった大きなスパイラルよりさらに微細なスパイラル
(または波状構造)が見受けられますが、詳細な解析はまだこれからです。
また京都大学MUレーダーの結果に比べ痕観測から算出された風速は少し大きい値ですが、
北東側からの観測に更に別の角度からの観測を加えた今後の解析によって、
このあたりについても迫りたいと考えています。
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