日本流星研究会

しし座流星群
流星痕同時観測キャンペーン 2001

Last Update : 2001/08/29



しし座流星群流星痕同時観測キャンペーン・事務局  戸田雅之 *1
山本真行 *2

( *1:日本流星研究会 *2:通信総合研究所、日本流星研究会)



このキャンペーンについて

 明るい流星(火球という)が流れた後に経路に沿って雲のようなものが残ることがあります。これを「流星痕(りゅうせいこん)」と呼んでいます。流星痕の中で特に厳密な定義はありませんが、10秒以上継続して見られるものを流星永続痕(以下、永続痕)と呼びます。流星痕の出現頻度は流星の光度と対地速度に大きく依存します。すなわち、明るく速度の速い流星ほど流星痕の発生頻度が高くなります。しし座流星群は流星群の中で最速の約70km/secで、0等級以上の明るい流星が多いので、流星痕を観測するのには最適です。
 しし座流星群は1998年2月の母彗星(Tempel-Tuttle)の回帰に伴い、1998、1999年にしし座流星群の大出現予測がされ、1998年にはヨーロッパでZHR400程度の出現、1999年にやはりヨーロッパでZHR3000--4000の大出現が観測されました。しかしアッシャーらによると2001、2002年には1999年を上回る大出現が予報されています。予測通りであれば、私たちはまだまだ流星痕の大量かつ良質な観測データを取得できるチャンスが残されていることになります。
 1つの永続痕を同時に2地点以上から観測/撮影できれば永続痕の発光高度、わりばし痕、スパイラル構造などの微細構造や出現高度が決定できます。1人で観測できる流星痕の数は決して多くありません。全天のどこに出現するかわからない永続痕ですから、流星の2点観測のように**山上空100 kmに目標を定めたり、1人で数十キロ離れた2ケ所にカメラを置いて同時観測をするわけにもいきません。
 この流星痕同時観測キャンペーンは大勢のみなさまのご協力に大きく依存します。観測に協力される方が多ければ多いほど、そして天候に恵まれて明るい流星痕が多く出現するほど1夜に数多くの永続痕の同時が得られ、出現高度や微細構造について多くのサンプルが得られ、新たな議論ができます。例えば「わりばし痕」や「スパイラル構造」は永続痕では稀なケースなのか普遍的なものか等の統計的な議論が可能になります。
 1998年から始まった流星痕同時観測キャンペーンは、日本では流星群活動の極大ピークに遭遇しなかったものの、1998年に 1組、1999年には 3組、月明かりのあった2000年にも 1組の同時流星痕が撮影されました(詳細は以下の「流星痕同時観測キャンペーン2001」ページを参照ください)。今年のしし群は月の条件が最良で、しかも日本を含む東アジアが明け方の頃に大出現が予想されています。ぜひ流星痕撮影用カメラを御用意ください。

さらに詳しい説明は、こちらをどうぞ‥‥
「流星痕同時観測キャンペーン2001」
観測マニュアル・推奨条件等が読めます。
☆参加方法

☆報告に際して必要なデータ

☆協定観測ポイント

☆整約

☆連絡先


☆流星痕同時観測キャンペーン参加申し込み書  (カット&ペーストしてご利用下さい。)


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