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ADSL研究室

フレッツ・ADSL関連の情報を紹介します。フレッツのみならずブロードバンド一般について参考になる情報も多いかと思います。

目次

  •  MTU、RWINの調整
  •  NIC(LANボード)のIPアドレス設定
  •  実効速度(スループット)とリンク速度の測定
  •  リンク速度とスループットの関係


    MTU、RWINの調整



    NIC(LANボード)のIPアドレス設定


    実効速度(スループット)とリンク速度の測定


    リンク速度とスループットの関係

    フレッツADSLではモデム-局間はPPPoE over ATMで通信していると思われます。(注2)
    ATMレイヤでは、データを固定長(48バイト)に分割し、それに5バイトのヘッダを付与した53バイトのセルを伝送します。
    さらにPPPoE等のヘッダが26バイト(注2)、TCP/IPヘッダが40バイト付加されます。
    したがって、実効速度(スループット)の理論的最大値は、およそ

    (リンク速度)*48/53*1414/1480(注1) ≒ (リンク速度)*0.865

    と考えられます。
    つまり1536kbpsでリンクしていたなら、スループットは最大約1328kbpsということになります。

    (注1)
    MSS=1414バイトに設定してある場合の比率です。MSS=1414はMTU=1454に相当します。
    1414(MSS) + 40(TCP/IPヘッダ) + 26(PPPoE等ヘッダ(注2)) = 1480 というわけです。
    (注2)
    NTT西日本の技術参考資料を元に推定。
    http://www.ntt-west.co.jp/ipnet/ip/adsl/data.html
    レイヤ構成については2.6.2節、
    ATMについては2.6.4節、
    Ethernet・PPPoEヘッダ値は、4.2.4節をそれぞれ参考にしました。



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