RWIN(Bytes) = 125*[データ帯域(Mbps)]*[往復遅延時間(ms)]
0.NICのIPアドレスを 192.168.1.1 と同一のサブネットに設定します。Sモデムなら、左側のメニューから「機器状態・ログ」をクリックすればリンク速度が確認できます。このSモデムはG.lite AnnexC対応なので、リンク速度の最大値は1536kbps=1536000bpsです。
(よく分からなければ 192.168.1.2 あたりでいいでしょう。設定方法は上の項目参照。)
1.モデム背面のINITを爪楊枝などで刺しながら電源を投入します。
2.http://192.168.1.1/ にブラウザからアクセスします。
IDとPASSを要求されたら、両方とも root と入力します。
( http://root:root@192.168.1.1/ にアクセスすれば入力要求を省くことができます。)
フレッツADSLではモデム-局間はPPPoE over ATMで通信していると思われます。(注2)
ATMレイヤでは、データを固定長(48バイト)に分割し、それに5バイトのヘッダを付与した53バイトのセルを伝送します。
さらにPPPoE等のヘッダが26バイト(注2)、TCP/IPヘッダが40バイト付加されます。
したがって、実効速度(スループット)の理論的最大値は、およそ
(リンク速度)*48/53*1414/1480(注1) ≒ (リンク速度)*0.865
と考えられます。
つまり1536kbpsでリンクしていたなら、スループットは最大約1328kbpsということになります。
(注1)
MSS=1414バイトに設定してある場合の比率です。MSS=1414はMTU=1454に相当します。
1414(MSS) + 40(TCP/IPヘッダ) + 26(PPPoE等ヘッダ(注2)) = 1480 というわけです。
(注2)
NTT西日本の技術参考資料を元に推定。
http://www.ntt-west.co.jp/ipnet/ip/adsl/data.html
レイヤ構成については2.6.2節、
ATMについては2.6.4節、
Ethernet・PPPoEヘッダ値は、4.2.4節をそれぞれ参考にしました。