バスのような形をしているけど、バスじゃない車両「検診車」にスポットを当ててみた。
(写真をクリックすると大画像になります)
日野 BT100改 S50年式
この車両、見てのとおり、検診車であるが、な、なんとセンターアンダーエンジン!
検診車の世界では日野の傑作、センターアンダーエンジンがつい最近まで残っていたのである。
エンジン音は「どろどろどろどろ・・・・」と懐かしい音を響かせていた。車体メーカーは不明。
一見西工のように見えるが、違うようである。BTはのちにBGへ引き継がれ、その後CG系となり、
現在、残念ながら大型のセンターアンダーエンジンは、製造中止となってしまった。
これがセンターアンダーエンジン! リアビューは独特
日野 中型トラックベース 年式不明
こちらも検診車。型式、年式、車体メーカー不明。
エンジンは日野のようである。中型トラックベース。
ということは、KM100系又はKL300系か?
独特な「味」のある顔をしている。
日野 RL100 S46年式 日野 RL320 S53年式
検診車はその価格ゆえに長寿のようである。
左のRL100はなんと!まだご健在とのこと。29歳の長寿!
しかも屋根上には立派なドームが鎮座。(二階建ても夢じゃない?)
右のRL320でさえ、路線バスではもう壊滅状態なのに・・・
おそるべし!検診車・・・・・・
日野 P−RK174AA S60年式
日野の9mクラス観光タイプに、この顔のものはいないはず。
しかもリーフサス、左リアのエンジンルーバーも形が変・・・・・
車内の銘板を見てみると、な、なんと!希少車RKだった。
RKは「小さな大型車」RDを引き継ぐ車系として登場。
すぐにRT/RUが登場したため、しばらくの間は併売されていたが、
ひっそりと消えてしまった。路線タイプのみだと思っていたので
度肝を抜かれた。路線では尾道市営に導入されている。
おそるべし!検診車・・・・・・・
いすゞ P−LV218K H2年式
いすゞ車の少ない岡山県でありますが、検診車にはしっかり存在します。
しかも西工!E型。さらに、LVはLVでも高馬力の218!ホィールベースも短く、
型式だけで言えば、結構めずらしんじゃない?
UD U−UA510NAN 平成3年式 日野 U−HU3KMAA 平成6年式
いすゞ U−MR132D改 平成4年式
兵庫県の山間の町、山陰本線は八鹿駅前にて3台もの検診車をゲット。
日産ディーゼルのUA510NANはV8エンジンを積む、
結構マイナーなシャーシ。後ろの小さな引き戸がまた泣かせる。
日野のHU3KMAAは270psの直6エンジンを搭載。これは結構走ります。
いすゞのMR132D、元々はいすゞがわざわざフロントエンジンでもトップドア
可能なように開発した車両なのに・・・・中ドア化改造!
恐るべし検診車!奥が深い・・・・・