バスのようでバスでない、べんべん!

 

検診車の世界 PARTV

 

 

こちらでは岡山市内で多数の魅力的な「検診車」を所有するある診療所の車両を紹介する。

そもそも取材が実現したのは、このページをご覧になられた先方車両担当者様より「是非一

度、見に来られませんか?」と言う、非常にありがたいオファーにより実現した。これは2度と

ないチャンスであり、早速その御好意に甘える運びとなった。

 


それでは魅惑の車輌群をご覧いただきたい

日野の路線車ベースの検診車。日野車体+トヨペットサービスセンター製。エンジンはER200の225ps搭載のエアサス仕様。フルエアブレーキであるため、停車時やカーブ走行時に時折聞こえるエアーリリース音がたまらない。
昭和57年式 K−RC301P
フロアーアンダーエンジンで室内最後部までフラットな床レイアウトでそれに合わせてテールランプも低い位置にマウントされている。
いすゞの路線車ベースの検診車で川崎重工製。エンジンは直6ではあるが高馬力の6RB2・275馬力をチョイス。エアサスも装備し、当時としては機動力のある車両であった。
昭和59年式 K−CQA500
川重製のリアスタイルは路線・観光タイプとも共通したルックスである。
日野路線車ベースの検診車。ボディーがモデルチェンジされ、モノコックからスケルトン構造へ変化。エンジンはRCと同じER200である。こちらはリーフサスとなっている。
昭和60年式 P−HT223AA
コチラもRCと同様、エンジンはフロアーアンダータイプであるため、テールランプが低い位置にある。
いすゞのトラックシャーシの検診車でボディーは名自車体製。これぞ検診車!ともいえるトラックマスクにバス型ボディー。エンジンは型式より6RB2・275馬力と推測。ホイールベースは4.6m。
昭和5−年式 K−BQR460
このリアスタイル、三菱の当時の観光・路線と同じである。後ろから見ると三菱製のバスと見間違える。リアにもエンジンが搭載されるが、駆動用ではなく、エアコン用サブエンジンである。
これまた検診車極みのトラックベース変顔検診車。ボディーはあの東京特殊車体製。エンジンは6BF1・170ps搭載で、ホイールベースは4.2mである。
昭和59年式 K−SDR420改
リアスタイルはバスのようでバスでないなんともいえない作り。コチラもROHに冷房用サブエンジンを搭載する。
日野の中型レインボーRJベースの検診車。あれだけバカ売れしていた車種であるが、観光バスとしては最近では見かける事が稀になってしまった。
昭和6―年式 P−RJ172BA
当時斬新なデザインであった丸型縦4連テールがその存在感をアピールしている。
いすゞの小型幅広バスベースの検診車。北村製作所製のキュービックボディー。こちらもバスとしてはほとんど見かける事がなくなってしまった。
昭和60年式 P−MR112F
限られたボディースペースを有効に使うため、リアにも扉が設けられている。

 


 

戻る