聖ランカー・マイ

    - The Cult of St. Lhankor Mhy -

copyright 1998, Nicholas Effingham
翻訳・編集(c) 木村 圭祐/'たびのまどうし'しーちゃん ,2000[2000.02.10].

原文謝辞

この記事は『ゆりかご川』の記述を元に、Nikk Effinghamが製作したものである。さらにMichael Raaterova氏がランカー・マイについてGlorantha Digestに投稿した記述を参考にした。氏に感謝する。

原注:これはドラフト版であり、あらゆるコメントを歓迎する。nikk@MailAndNews.comまで。よろしく(訳注:英文で!!)。

神話と歴史

  ランカー・マイは“預言者”マルキオンの統治下にあった論理の王国に生まれた。彼はザブール階級の一員であった。彼はまた魔術師にして学者であり、多くの著作を著した著作家でもあった。そのほぼ完全といえるその知識故に、彼は論理の時代の偉大なる魔術師の1人として知られていた。今日ではほとんど目にすることのない学術書や魔道書を研究するために天宮の宮の殿堂を訪れた際、ランカー・マイは皇帝の罪を目の当たりにした。それ故ウマーシルが論理の地を捨て家族と共に旅だったとき、彼はそれに従ったのである。

  マルキオンが論理の王国を捨ててオーランスの鉄の輪に加わるまで、ランカー・マイは知識ある仲間であり続け、彼の魔法の仲間として仕え続けた。彼はウマーシルの子孫たる部族に教育を施すために仕えていた。オーランスが邪悪なる皇帝を殺すために鉄の輪を結集した時、ランカー・マイは彼に助言を与えるため彼に従った。邪悪なる皇帝が宮の古の秘を悪用した時、それを打ち破る方法を知っていたのは、かつてそれを研究したことのあるランカー・マイだけであった。それ故、そして彼の為した他の勲故、オーランスは後に彼を聖人の列に加えるのである。

  ランカー・マイは、天空の宮から破壊のまさに直前に逃れ、オーランスの地に至るまで長く遠い道のりをさまよった知識の精霊と結婚した。この地において彼女はランカー・マイによって見出され恋に落ちたのである。彼女は名を知識の女王といい、今まで知られたいかなる存在よりも賢明であった。しかしやがて大暗黒の最中、皇帝の僕の1人がやって来て彼女を殺したのである。その存在はサナターとして知られている。ランカー・マイは深く悲しんだ。そしてその時から彼は失われた知識のすべての断片を探し始めたのである。

  オーランスが“光り持ち帰りし者たちの探索”を宣言した時、ランカー・マイは失われた妻を地獄で見つける機会であると考え、これに加わった。ランカー・マイはこの探索で死んだウマーシルと出会い、死者の知識を与えられた。それ以来ランカー・マイは血統と祖先の神となったのである。“光り持ち帰りし者たちの探索”の成功で、ランカー・マイは死せる女王を死から呼び出し、再び彼女と結婚した。それ以来創造主の知識のすべては彼のものとなった。不幸なことに定命の者はそれほど幸運ではなく、自分たちの灰色卿のためにそれを探し続けねばならないのである。

  時の始まりに際し、ランカー・マイは見えざる神によって列聖され、以後神々の一団の中に座している。時が始まって以来、唯一特筆すべき出来事はサナター信徒の侵入が始まった時代、1532年から1558年までのクリスティン女王とレオバン2世の治世である。カージョルクの落とし子の大群はカルトと国民の間にはびこり始めた。聖ランカー・マイの信徒は彼らを何とか撃退したのである。以後カージョルクの徒が戻って来ることはなかったが、知識の司教区ではそれらが再びやって来ることを確信している。

  信者は、死後自分たちが象牙の塔へと行き、慰めに至る前に彼らの主に奉仕すると信じている。すべての信徒は通常のオーランス人の慣習に従い火葬されることを望んでいる。

  ランカー・マイのルーンは「法」と「真実」である。


カルトの生態

  聖ランカー・マイの信徒は、魔術師階級のすべての構成員であり、彼のカルトはオトコリオンの大半の魔術師の間では一般的なカルトである。彼は著作家であり、魔術師であり、学者である。彼はまた先祖の記録や系譜、血統の記録の収集に責任を負っている。彼の信徒は聖オーランスの法を解釈する法官として働くものの、判事は領主階級にのみ許された地位であり、ランカー・マイ信徒がその地位につくことはない。信徒は聖ランカー・マイが聖オーランスに対して行い、今も行っているものと同様の宗教的貢献を果たすのである。彼らはサナター信徒の侵入に対する国家防衛の手段でもあり、時にはそれにクラーシトに関わる問題も加えられる。彼は魔術師階級の大部分を占める多数の人々、すなわち“雷鳴の神”の役職につくことをまったく、あるいはほとんど望まない人々や、魔術の研究に専念したいと考える人々によって崇拝されている。フィーシブの赤い輪の守護神は聖ランカー・マイである。

  この神に友好的な神は“光り持ち帰りし者たち”全員、そして見えざる神である。憎悪する存在には、すべてのカージョルクの徒、なかでも特に怨唆の対象となっているのはサナター信徒である。   カルトの聖祝日は各季の「真実の週」「神の日」である。聖祝期の両方の「神の日」が大聖祝日であり、時の始まりと聖ランカー・マイと知識の女王の結婚を祝う日である。


世界におけるカルト

  魔術師階級の主要な3人聖人の中で聖ランカー・マイはもっとも有名である。聖オーランスの宗教的な性質よりも、魔術と知識に関わる彼への崇拝に人生を宗教と信仰心に捧げる事を望まない者たちは惹きつけられるのである。その上聖ランカー・マイは慰めへ達することも可能にしており、学者的な性向を持つ人々にとっては良き代替信仰なのである。その結果聖ランカー・マイのカルトはオトコリオンの勢力基盤のおよそ4分の1を形成しており、事実上オトコリオンのすべての魔術の使い手を支配している。聖ランカー・マイはまたオーランス人によって形成される鉄の評議会に地位を有している。

  彼のカルトは比較的大きく、2つの主要都市に大寺院を、他の開発された地域の多くにも社を有している。彼のカルトはまたガーリンの聖ランカー・マイや東部ラリオスとランクストのランカリングのような知識の神の他の教派との関係を有している。各寺院には大司祭と3人の下役-写本長、魔術長、魔術師長がいる。写本長は修士にして司書、魔術長は魔術的探求と祖先に関する詳細に対して責任を有しており、魔術師長は新しい魔術師階級の構成員の訓練につ対する責任を負っている。

  最近の活動には、テンペスト・ホールにおいてかつてオトコリオンに住んでいた、暗黒異端派マルキオン教徒の祖先たる死者の精霊すべてと接触し、オトコリオンの歴史と彼らの血統についての情報収集を行い、その後現在彼らが置かれている曖昧な状態に彼らが留まるのではなく、慰めへと至ることができるよう彼らを祝福するという任務が含まれている。

  社は《魔術分析》を教えている。


入信者

  候補者は最低でも以下の技能のうち1つの技能について90%の成功率を有しておらねばならない:〈(任意の)読み書き〉〈(任意のアート)〉〈(任意の)知識〉。聖オーランスの入信者だけがこのカルトに入信することができる。魔術師階級の一員であれば自動的に入信が認められる。魔術師階級で無い者でも、追加的に行われる聖試験(抽象的にはINT×2で処理される)に合格すれば、入信者としてならばカルトに加わることが(ただしそれより上の階級に進むことはできない)。候補者は聖ランカー・マイに1ポイントのPOWを捧げねばならない。入信者は、カルトで教授される知識分野技能を50時間分無償で教授してもらうことができる。

  魔術師階級の一員に対しては食事と宿泊所が無償で提供される。聖ランカー・マイの寺院の大半は、あらゆる信徒に対して寺院の図書館の使用を許可している。すべての構成員は時間と収入の10%をカルトに捧げねばならない。すべて聖ランカー・マイ信徒はサナター信徒の首関連の魔術に対して耐性がある。すべての聖ランカー・マイの入信者は加護と制約を1種類獲得しても良い(獲得しなくても良い)。


侍祭

  侍祭になるためには司祭に必要な条件をすべて満たす必要がある。加えて時間と収入の50%をカルトに捧げねばならない。彼らはまたカルトに1,000オーブ寄進せねばならない。その見返りとして神性呪文を再使用可で獲得することができるが、その大半をカルトの財源の助けとなる目的に使用せねばならない。多くの侍祭は寺院に継続的に勤め、その報酬として彼らが呪文を唱えることでカルトが得た収入の一部を得る。侍祭はまたサナター信徒殺したちの地位でもある。侍祭は別の加護と制約を獲得してもよい。侍祭には同盟精霊を得る機会は与えられず、また追加的な魔道呪文が与えられることもない。


灰色卿(司祭)

  灰色卿は司祭にしてカルトの賢者である。灰色卿となるためには、候補者は魔術師階級に属しておらねばならない。彼らは絶えずみずからの技能を研究、開発し、カルトの他の構成員を訓練することにも幾ばくかの時間を費やす。

  灰色卿の候補者はカルトに5年以上在籍しておらねばならない。候補者は50%の儀式技能、10ポイントの神性呪文、そして以下のうちの3つの技能に関して90%の成功率を有しておらねばならない:〈(2つまでの任意の)知識〉〈(2つまでの)アート技能〉〈(任意の)読み書き〉。候補者は簡単な儀礼的ヒーロークエスト(聖試験に相当する)に成功せねばならず、その過程で同盟精霊を得る機会がある。彼らは時間の50%を教育とカルトの責務に、40%を研究に捧げねばならない。彼らは全てのランカー・マイの図書館に対して完全な使用権を獲得する。冒険者がこの地位につく事はほとんど不可能であり、不在の許しが灰色卿に与えられることは稀である。彼らは収入の90%をカルトに捧げねばならない。

  彼らは少なくとも1つの加護と制約を獲得せねばならず、望むのであればそれ以上獲得してもよい。すべての灰色卿はすべての知識の宝庫がカルトの為に再現されるよう努めねばならない。彼らは魔術師階級以外の者と結婚することはできない。

  灰色卿はカルト技能の一部として、余所者のためにその技能を用いねばならない。彼らはその技能の成功率1%につき1オーブを請求し、そうして得た金銭の90%をカルトに捧げねばならない。彼らにはカルトから食事と宿泊所が提供される。

一般神性魔術:すべて。
特殊神性魔術:《魔力分析》《知識》《夢幻知識》《夢幻記憶》《読心》《心の障壁》《自白》《祖霊礼拝》。


聖ランカー・マイカルト特殊神性魔術

  以下の呪文は『ゆりかご川』または『グローランサの神々』を参照のこと:《魔術分析》《知識》《読心》《自白》。   新たな呪文を提供してくれたMicheal Raaterovaに感謝を。

《夢幻知識》 Lore Trance
2ポイント、儀式(浄化)、複合不可、再使用可
  これは何らかについての知識を得るための儀式呪文である。術者は儀式の焦点として機能する、質問の対象と何らかの関係を有しておらねばならない。これは危険な儀式でもある。術者は禁じられた知識についても質問することができるが、その場合“加護の運び手”の注意を引いてしまうからである。

  1時間ごとに〈浄化〉技能ロールを行う必要がある。成功した場合、術者は1つの質問の答えか、魔術の対象に関する少なくとも1つの真なる情報を得る。効果的成功なら2つの答えを、決定的成功なら3つの答えを獲得する。失敗した場合、トランス状態の終了を意味する。ファンブルは術者が“加護の運び手”の注意を引いてしまったことを意味する。1時間ごとに術者はPOW×1のロールを行う。もしPOW×1以下をロールしてしまった場合、祈祷師の身に起こる様に、術者は霊的な敵対存在の注意を引いてしまうことになる。精霊をランダムに決定すること。それが敵対的な存在であれば攻撃を掛けてくる。寺院の領域内で呪文を投射した場合には、通常は霊的な同盟者が術者の助けとなるためにやって来る。

  創造主やすべての聖人への祈りと儀式を行うことで、このトランス状態は達成される。

《夢幻記憶》 Memory Trance
1ポイント、自身、持続、複合不可、再使用可
  術者は自分が目撃した出来事に関する完全な記憶を取り戻し、それを口頭で再現することができる。術者は知覚したことのない出来事を思い出すことはできない。

《心の障壁》 Shield Mind
1ポイント、遠隔、持続、複合可、再使用可
  《心の障壁》の呪文を帯びた対象に対して投射された精神に影響を与える魔術はすべて、対象が《抵抗6》を帯びているものとして抵抗を打ち破らねばならない。呪文を1ポイント複合するごとに精神系魔術に対する抵抗の強度が6ポイント上昇する。この魔術的な抵抗力はサナター信徒の《霊魂放逐》に対しても効果を発揮する。《心の障壁》の呪文を帯びた対象に対してはサナターの首の儀式(《首創造》《精神吸収》etc.)は効果を発揮しなくなる。


聖ランカー・マイ特殊魔道呪文

《サナターの首潰し》 Destroy Thanatari Heads
儀式(浄化)
  この呪文の投射には、司祭が呪文を詠唱し、足元にあるサナターの首を破壊するために必要な1戦闘ラウンドの時間しかかからない。儀式が成功すれば、〈強度〉に等しい数の首に呪縛されたゴーストが即座に解放される。魔術防御呪文(《抵抗》etc.)以外にこれを阻止する手段はなく、抵抗ロールも行わない。失敗した場合、狂える亡者首に攻撃されることになる。


下位カルト

復讐の精霊

  精霊はみずからの制約を破った者や混沌と交わる者、あるいはカルトを危険にさらす者に対して送られる。聖オーランスから破門された者は、このカルトからも同様に破門される。2種類の精霊が存在し、“精神蟲”は3D6+6のPOWを有し、精霊戦闘に打ち勝った場合軽度、あるいは重度の狂気を引き起こす。第2の精霊は大きな過ちや戒律を犯した者に対する精霊であり、カルトの制約を破った場合に通常送られる精霊である。彼らは“脳皮剥ぎ”と呼ばれ、対象がカルトに償いをするまで、毎季節対象のINTを1ポイントずつ減少させる。“精神喰らい”も存在するが、その存在以外知られておらず、聖人はすでに何年もの間この精霊を誰にも送っていない。

  大司祭は敵に対して用いるために復讐の精霊を召喚、支配することができる。必要がある場合には、大司祭だけが《召喚》と《支配》の神性呪文を獲得することができる。

狩り手

  狩り手はサナター信徒を狩る聖ランカー・マイの信徒である。現在では彼らは非常に少数だが、前世紀には不可欠な存在であった。彼らは多大な名声を有している。彼らの中に名を連ねることは非常な名誉とされる。彼らは戦士階級の入信者とそれを指揮する魔術の使い手である侍祭で構成される。その一員となるためには混沌への憎悪をみずから示し、以下のうち3つの技能に成功せねばならない:〈(任意の武器)攻撃〉〈(第2の武器)攻撃〉〈(任意の武器)受け〉〈回避〉〈捜索〉。すべての入信者は「〈サナター信徒感知〉を獲得する」という加護を選択せねばならない。すべての狩り手は武器、防具、食料、宿泊所が無償で提供され、さらにいくばくかの賃金を与えられる。長年に渡り、いかなる目的に対しても彼らが召集されることは無かったのである。

聖ヴァルカロー

  Sandy Peetersenの聖人に関する記述に感謝を。

  ヴァルカローは第2期、その能力故に讃えられた高名なる魔術師であった。聖ランカー・マイの信徒は6ポイントのPOWを捧げることで彼の下位カルトの一員になることができる。このPOWを一度に捧げる必要はなく、必要であれば時間をおいて捧げてもよい。下位カルトの一員となった者は、その後彼の栄光を呼び出すために嘆願することができる。これには1ポイントのPOWが必要であり、嘆願者は次の日没まで偉大な集中力を得る。嘆願者はこの間すべての集中力ロールに成功し、ロールの必要なくあらゆる魔道呪文の投射に即座に成功する。さらにすべてのINTロールに即座に成功する。


友好カルト

聖チャラーナ

  《INT回復》を提供する。

聖ユールマル

  聖ユールマルは地獄で恐るべきヴァスカラの野獣から逃れるため、ワタリガラスになる方法を聖ランカー・マイに教えた。彼らは《ワタリガラス変化》を教える。

聖オーランス

  《名誉認識》と《ウィルド検知》を提供する。


加護と制約

1.加護:〈(任意の)知識〉に+20%。
  制約:嘘をついてはならない。

2.加護:〈(任意の魔術技能)〉に+20%。
  制約:常に名誉ある言葉を用いる用いること。

3.加護:〈(任意の)読み書き〉に+20%。
  制約:毎週特定の曜日に黙ったままでいること(呪文は使用しても良い)。

4.加護:知識分野修正値に+10%。
  制約:どのような形であれ、知識の源を得る機会を見過ごしてはならない。

5.加護:魔術分野修正値に+5%。
  制約:独身でいなければならない。

6.加護:プレゼンスに+3。
  制約:混沌と戦う場合を除いて、武器を手にしてはならない。

7.加護:いかなる《検知》《発見》《感応》呪文によっても感知されなくなる。
  制約:秘密を話してはならない。

8.加護:〈サナター信徒感知〉技能を15%+[知覚分野修正値]で獲得する。
  制約:サナター信徒を常に攻撃せねばならない。

9.加護:POWの上限値が1ポイント上昇する。
  制約:いかなる質問に対しても真実をもって答えねばならない。

10.加護:INT+1。
   制約:「神の日」を瞑想と熟考に費やさねばならない。

11.加護:賢者の学位を受ける。
   制約:常に顎鬚(本物でも付け髭でも良い)を生やさなくてはならない。


その他

賢者の学位

  賢者の学位は特定の賢者に与えられる名誉ある称号である。これは大半の灰色卿に与えられるものであり、灰色卿の多くはみずから適切な加護と制約を獲得するのである。他の信徒もしばしば奉仕の報酬として獲得している。

  賢者の学位を有する信徒は、90%以上の成功率を有する特定のカルト技能の修士と称する事と、金銭を得るためにみずからの技能を用いることに時間を費やすことを公式に認められる。聖ランカー・マイのカルトは金銭を得るためにみずからを違法に修士と語る輩を検挙している。公式な修士でない者の知識を信用するような人はほとんど存在しない。




訳者謝辞
  この記述の翻訳に際し、RIZE氏より下訳を御提供いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

  本テキストはNicholas Effingham氏が作成した作品を、両氏からの許可を得て木村 圭祐(しーちゃん)が翻訳したものです。
  原文作品の著作権は原著者に、翻訳作品の著作権は原著者と翻訳者に帰属します。営利目的、非合法な目的、反社会的な目的での利用でない場合にかぎり、自由に使用、複製を許可します。ただし複製に当たっては本テキスト冒頭の版権表示(原文および翻訳文)を必ず含めるようにしてください。他の媒体への流通には著作権者の許可が必要です。
  テキストは公式版ではありません。この文章を使用するにあたっては、各人の判断でご利用下さい。この文章の使用により何らかの損害があっても著者並びに翻訳者は一切関知致しません。


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