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薬剤師の品格

薬剤師になって色々な世界が見えてきました。

学生の時に思っていた世界とは若干異なりました。

国家の品格、女性の品格、派遣の品格を文字って、薬剤師の品格について考えたいと思います。

この薬剤師の品格ページでは、若干ネガティブよりに話を進めてまいります。

事実と異なる可能性がありますのでご了承の上ご覧下さい。

間違えなどありましたら、ご指摘願いたいと思います。

文章が全体的にまとまりがありませんのでご注意ください。


私立薬学部の低偏差値化が止まらない(2極化へ)

まずはこちらをご覧頂きたい。(薬学部偏差値推移表より)


星薬科大学は、古くからある旧設の大学であり、いわゆる薬学部では老舗の学校である。

他にも、東京薬科、明治薬科、慶応義塾(共立薬科は完全のっとられ)なんかがそうである。

現在の偏差値上位ランクである、東京理科大、北里大学は上に挙げた大学よりも浅い歴史であるが、実績により人気が出ている。

東京理科大学は、研究分野で有名。北里大学は臨床で有名。

さて、このような旧設大学や実績により偏差値を伸ばした大学は、現在でも偏差値は下がることは無く(若干下がっているが…)

未だ、薬学部を目指す学生の的になっている。

私が入学した前後年は一番薬学部人気が高い時期であり、偏差値は60を超え、倍率は十倍というのは当時では当たり前の世界であった。

今では、6年制の導入などもあり、倍率は5倍程度であるみたいであるが、偏差値があまり変化していないということは、つまり、薬学部志望者の上位ランク偏差値はあまり変化していないことが伺える。

このような上位ランクの大学についてあまり語ることは無い。

一方でこちらをご覧頂きたい。

こちらの偏差値推移は2004年4月開、某新設大学のものである。



開学以来、偏差値は急激に下落し、今では偏差値はなんと47である。

この学校の薬剤師国家試験合格率は一般に公表されている数字で78.03%、つまり、偏差値47(当時はもうちょっと上)

の生徒でも約70パーセントは薬剤師になれるのである。

詳しくは、低偏差値大学ほど現場の薬剤師の顔になる。を参照ください。

それは、さておき、なぜこのように偏差値が急激に下落したのかというと、まず

  1. 薬学部を目指すものが少なくなってきた(受験人口低下、6年制の影響など)
  2. 新設薬学部の乱造
  3. 新設大学は僻地に多い
  4. 実際は、薬学部に入れるレベルにない人の受け皿になっているから

中でも、一番深刻なのは、本来は薬学部に入れるレベルに達していない生徒が薬学部生となっていることが大きな原因でしょう。

先ほども申したように、倍率は十倍というのは数年前では当たり前の世界であった。

薬科大学数は少なく、熾烈な争いであった。

偏差値は、代々木ゼミナール、河合塾、駿台などの予備校などで参照することができるが、一般に受験生というのは、偏差値の高い大学に進学をする。

ということは、一般に、受かった中で一番偏差値の高い大学に進学する。

偏差値の低いものが受かるということは、それが予備校の統計値となり、その次の年の新設大学の偏差値が決まる。

偏差値が低いものが受かったために偏差値が下がり、受験生はさらにその大学は目指さなくなるのである。

この負の連鎖の繰り返しでどんどん偏差値が下落していくのである。

はっきり言おう、そのような大学にはもう価値はない。

今後もそのような大学は、下落、またはその値付近で推移することであろう。

私が新設大学を語る点で不思議な点がもう一つある。それは

薬学に関連した?学科(香粧品、動物科学?)があることだ。これらなんかは、薬学ではないし、まやかしであり、はっきり言って意味がわからない。

そんな学科は、薬学には真には必要ないであろう。

香粧品は薬学とは関係があるようで、あまり関係ありません。

私は香粧品は工学、理学、特に界面化学などの分野だと考えています。

あと、動物科学についてですが、私たち薬剤師は動物の為には薬を第一には考えていません。

それを学科にするのはどうかしているのではなかと思う。

さて、話を戻し、偏差値を中心に話してきたが、中には、偏差値が低いからいい薬剤師になれないわけではないとよく言う。

でもそれは違う。

確率的に、偏差値が低い大学とは程度そのものが低いのである。

中にはすごい人もいるであろう。しかし一部だ。

確率的に偏差値が高いほうがすごい人がいる確率は高いであろう。

これは、経済界を見ていれば一目瞭然であろう。

東京大学と星薬科大学を比べても、すごい人が多いのは東京大学であろう。

今後、偏差値の低い大学、定員割れをしている大学は薬学の将来を考えたら淘汰されるべきである。

薬学の地位を高めたいのであれば、薬学関係者はこのような大学は潰すべきだ。

薬剤師の未来をより良くしたいのならば、私たちは圧力をかけるべきだし、排除すべきだ。

実は、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、薬学教育協議会、日本私立薬科大学協会の4 団体は、現在薬科大学や薬学部新設の動きがあることに懸念を示し、平成15 年2 月28 日に新設抑制の要望書を文部科学大臣へ提出している。

それでも止まらない新設ラッシュ…

文部科学省と厚生労働省との縦割り行政の件もあるし、大学を新設して、余剰博士の処理をしたい思惑もあるらしい…

とある新設大学がもう潰れてしまうと聞いたことがある。

今後はどうなるのか、受験生も深く考え進学先を考えるべきである。


*注意* 偏差値がすべてではありません。国公立大学には当てはまりません。

単科大学は合併せよ!

慶應義塾が共立薬科大学と法人合併を前提に協議に入るという衝撃的なニュースは記憶に新しいと思う。

私は、共立薬科は良い選択をしたし、今後の薬学部6年制にも活きる選択をしたと思う。

また、慶応というネームバリューで偏差値はうなぎ上りとなった。(共立薬科は完全に消え去る運命を選んだけれども)

これから慶応大学は正の連鎖に入るものと思われる。

上の章にもあったように、偏差値の高い大学は当たり前だが、頭の良い学生が入学する。

つまり、頭のいい学生が常に入ってくるような状態になると考えられる。

さて、この合併の経緯は、星薬科大学が先にオファーを受けていたそうだが、断り(これで学長が更迭。)、共立がチャンスと見て合併を申し込んだ経緯がある。

星薬科の選択は、まったくこれから起こる危機を感じてなし、経営面としては失敗だと思う。

私は、今後の未来を考えると単科大学はもう、生き残れないと考える。

それは、病院を持たない単科薬科大学では長期の病院実習ができるのかという不安があるし、それが受験生の減少要因にもなりかねない状況であるからだ。

実際に、共立薬科は昨年に比較して志願者が14%も減っていたそうだ。

旧設大学も胡坐をかいてはいられない。

提携より合併を望む!

一方で病院を持っている、中堅どころの東邦大学、日本大学は偏差値は上がっている。

これからの教育を考えていくと、薬学部と医学部は切っても切れない関係になるのではないかと予想される。

また、大学・短大の志願者数と定員数が同じになる「大学全入時代」の到来を07年度に控え、大学経営が厳しさを増している状況がある。

大学が築いてきた歴史と伝統なんて、受験生にとってはどうでもいいことだ。

OBOGに関しても、合併に固執しているようでは、母校が時代に乗り遅れてとり残されてしまうと考えないのであろうか?

そもそも、偏差値が低下して行き、人気が無くなっていくのを見て見ぬフリをするのであろうか?

そらならば、合併でもして、力をつけるのが先ではないだろうか?

ここ1,2年で、経営が潤沢ではなくなり、各大学とも受験生集めに必至だ。

また、受験生が減っていることで、大学の研究に回っていくお金が少なくなっている様子だ。

これでは、負の連鎖ではないだろうか?

いつか、どこかで断ち切るためには、合併しかないのではないだろうか?

私の母校がやっている、薬剤部に長期の病院実習のお願いをしにいくやり方では疲れるだけであろう。

いずれにしても抜本的な改革が必要であると思う。


以下単科大学を挙げてみた。(厳密な単科大学のみ、新設大学除く)

北海道薬科

東北薬科

日本薬科

星薬科

明治薬科

昭和薬科

新潟薬科

京都薬科

大阪薬科

神戸薬科

第一薬科


いくつかの大学では、他の医科大学と提携関係があるみたいだが、それを一歩進めて合併するのが良いのではないかと個人的に思う。

薬学部6年制の意味はどういう意味であったのか?

臨床の薬剤師を増やしたいという希望ではなかったのだろうか?

医師と対等に議論できる薬剤師の教育が目的ではなかったのだろうか?

臨床であれば、病院が絶対的に不可欠となる。提携では薄い。

さて、どうでる?単科大学よ!

中途半端だからいつまでたっても医師との溝はうまらないんだ!

薬剤師と医師

薬剤師の服薬指導と医師の服薬指導

みなさんは、一度は、医院で処方せんをもらい、薬について説明を聞き、それを持って薬局へ行き、さらに薬について説明を聞くという2度手間を体験したことはあるだろう。

これは、物理的・時間的に大きな負担を感じる人は多いと思うが、法律上仕方ないのである。

薬剤師と医師の服薬指導は厳密には異なる。

医師の服薬指導は、医行為に含まれている(医師法17条)

これは、特定患者の特定疾患に向けられた行為であり、薬物療法の一環として、処方せんを発行する際に指導するものである。

つまり、医師の服薬指導は、「人」に向けられた指導なのである。

一方で、薬剤師の服薬指導は、医師の服薬指導とは全く異なり、調剤された「薬」に対してなされるものである。

まとめると、薬剤師のは「対物的」であり、医師のは「対人的」なのである。

この二つを両者は超えることができない。

薬剤師は「対人的」な服薬指導をしたら、無資格医業の刑事犯罪を犯すことになる(医師法31条1号、17条)

逆もまた然りである。

「独立かつ最高」の任務を負う職業としては、医師、薬剤師、歯科医師の三者をおいて他には無い(医師法1条、薬剤師法1条、歯科医師法1条)

独立かつ最高なのだから、他を超えることは出来ない。

このようにして、薬剤師の服薬指導と医師の服薬指導は異なることを覚えていなければならない。

しかしながら、この医薬分業にメリットを感じないのは薬剤師のせいなのだろうか???

どちらにせよ、二度手間は薬剤師側としても辛い。


薬剤師は医師に劣るのか?

世間の人は言う。薬剤師は医師より下の身分であり、従属的な職位であると。

患者から見れば、医師がもっとも偉く、薬剤師はその下だと。

薬剤師も(なぜか)思う、医師より下だと。私も医師には対等に話はできない。

内科医さんの薬の知識は、外科医で言うメスと同レベルの技術、知識があるように日々感じます。

でも、法律上はというと?

薬剤師の職業は、先ほども申した通り、独立かつ最高なのである。

ちゃんと法にも明記されてあるのです。

それにもかかわらず、なぜ言葉は悪いが、薬剤師は自ら格下だと思ってしまうのだろう。

こんなエピソードがある。

私が病院実習をしていた時にそこの薬剤部長が放った一言が私は忘れられない。

(医師がミスをして、患者が困っている時に…)

私:このようなときはどのように処理をすればよろしいですか?医師に連絡取るんですよね?

部長:薬剤部で医師の尻拭いをしていかないとうまく回らないんだよ…

薬剤部が悪かったってことにしておいて…

私は思った。

薬剤師が劣っていると感じるのは、技術、知識云々ではなく、このような気質を持つ人が多いからではないか?

うまく取りまとめよう。という気質。それと

医師は逆らえないという気持ち。そう私は感じ取れた。

このような気持ちが後輩への教育となって負の連鎖になっているのではないか?

もう一度言おう。

薬剤師の職業は、独立かつ最高なのである。

従属的とか、補助とか、指示下という概念とは相容れないものと認識する必要がある。

医師でさえ、薬剤師の行為に侵食することはできない。

だからもっと自信をもってもらいたい。

これでは、その元で学ぶ学生もそのような気持ちを植えつけられてしまう。

また、患者さんにも薬剤師の質やレベル、信頼感を落とすだけなのだから。


処方せん疑義になぜビビる?

調剤薬局での体験談を一つ。

一日に発行される処方せんには必ず、間違いはあり、薬剤師はこれを疑義しなくてはならない。

処方せんに間違いを見つけた私は薬剤師に確認を取る。

ここで、調剤薬局の薬剤師は私に、こんなにあんまり細かいことで疑義したくないなぁっと。(結局したのだが…)

ちょっと待ってくれ。

薬剤師法第24 条において、薬剤師は処方せん中に疑わしい点があるときには、発行した医師等に対して疑義照会を行った後でなければ調剤してはならない旨が定められている。

なぜ、この薬剤師はこう思ったのだろうか?

重箱の隅をつつくような間違えだったからであろうか?

これも、薬剤師は医師の従属者とでも思ったのだろうか?

薬剤師法24条が示すと通り、処方せんの審査義務は同時に審査権限でもあり、堂々と疑義を確認できるのだ。

それこそが、患者のために安全性を確保するものとして、薬剤師法24条が求める目的・義務なのである。

なんとなく、義務者(薬剤師)は弱腰に成りがちであるが、薬剤師が国家に負うところの「公法上の義務」であるから、ずばずば指摘してよいのだ。

何も弱気になることはなく、義務なのだ。

そんなに、指摘しては医院との関係がうまく回らないという人がいるかもしれない。

それ自体が間違っている。

薬剤師の仕事とはそういうものであると法律に明記されている。

今までが間違っている方向性をとっていたのだ。

医師がそれになれきってしまう前に、ちゃんと指摘できるシステムを構築するべきである。

医師は処方せんを発行し、薬剤師は、処方せんを監査する義務を負っている。

患者もそこはしっかりと学習しておく必要がある。

これがわかってさえいれば、調剤薬局が手間だとは思わなくなるだろう。

また、それならば、医院で薬をもらえばいいや…なんて患者がいても困る。

なぜなら、それは例外規定なのだから。以下参照


医師法第22条

医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当つている者に対して処方せんを交付しなければならない。

ただし、患者又は現にその看護に当つている者が処方せんの交付を必要としない旨を申し出た場合及び次の各号の一に該当する場合においては、この限りでない。

1.暗示的効果を期待する場合において、処方せんを交付することがその目的の達成を妨げるおそれがある場合

2.処方せんを交付することが診療又は疾病の予後について患者に不安を与え、その疾病の治療を困難にするおそれがある場合

3.病状の短時間ごとの変化に即応して薬剤を投与する場合

4.診断又は治療方法の決定していない場合

5.治療上必要な応急の措置として薬剤を投与する場合

6.安静を要する患者以外に薬剤の交付を受けることができる者がいない場合

7.覚せい剤を投与する場合

8.薬剤師が乗り組んでいない船舶内において薬剤を投与する場合


この例外規定において、医師が調剤行為をしなくてはならないが、個人医院で、医師が調剤しているかといえば、していないところが多い。

医師の監督下で、事務さんなり、看護師さんなりが調剤しています。

ちなみに、調剤は看護師さんや、一般の人は販売又は授与の目的でできません。

厳密に言えば、法律違反ですが、法律が拡大解釈されているそうです。

医院で薬がもらえるということは例外規定だという事を知らなくてはならない。

でも、門前薬局はほぼ医師のお陰で成り立っているようなものだからこんな議論しても無味乾燥なんですかね?

悲しくなるよこの業界…

まとめると、薬剤師は、医師と同じように、独立かつ最高だと法律に明記されている。

それにも関わらず、薬剤師は薬剤師自身で価値を落としているに過ぎなく、それが医師を勘違いさせている大きな原因である。

医師は、処方せんの交付義務(医師法22条)があり、薬剤師は処方せんの疑義の義務がある(薬剤師法第24 条)

薬剤師は、医師の下ではなく同等と考えを改めなくてはならない。

薬剤師と登録販売者

医薬品の販売制度の見直し、変更などを盛り込んだ薬事法改正案が可決、成立した。

登録販売者とは、医薬品の店舗販売業者等において、第二類および第三類一般用医薬品を販売できる資格である。

2006年の薬事法改正で薬種商制度が廃止され、登録販売者制度が創設された。

一般用医薬品の95%以上が第二類および第三類医薬品に指定されることから、ドラッグストアチェーンなどが社員を大量に受験させ、店舗網の拡大や24時間販売に利用するほか、薬剤師のいない店舗を設置して人件費抑制につなげようとする動きもみせている。

これまでは、薬局・薬店には薬剤師の常駐が義務づけられていました。

しかし、改正薬事法のもとでは、処方せん調剤を行う薬局については、薬剤師の常駐が引き続き義務づけられますが、その他の店舗では、新たに導入される試験を通った「登録販売者」が医薬品を販売できるようになります。

医薬品のリスクに応じた分類(クラス分け)となります。

具体的内容は、一般市販薬(大衆薬)を3つのグループに分類します。

クラス 内容 薬品数 薬品例
特にリスクの高い医薬品:
薬剤師が取り扱い、
文書による情報提供が義務づけられる見通し
30薬効群 塩酸アゼラスチン
塩酸テルビナフィン
フマル酸ケトチフェン
比較的リスクの高い医薬品:
薬剤師または登録販売者が取り扱い、
情報提供は努力義務とされる見通し
773薬効群 塩酸アモロルフィン
塩酸ネチコナゾール
塩酸ブテナフィン
比較的リスクの低い医薬品:
薬剤師または登録販売者が取り扱い、
情報提供は不要となる見通し
1775薬効群 多すぎて書けない

これによって本当に薬剤師が必要なのはクラスA類だけとなり、極端に言えば大変お金のかかる薬剤師を雇ってまで、クラスA類の薬を販売するかどうかです。

さらに、第1類薬を販売する店舗で薬剤師が管理者とすることができない場合は、一定条件下で登録販売者がなることにも道を開いてしまいました。

さて、この法改正で、薬剤師はかなりの苦境に立たされた。

まず、今後、ドラックストアの就職は減っていくことが予想される。

というよりは、ドラッグストアで薬剤師は不要ということが突きつけられたのである。

就職口が減るということは、他(調剤、病院など)に移るということである。

つまり、この薬学生が増加している(供給多可)なのに、就職口は狭くなっているのである。

これはかなりの危機である。

薬剤師を集められなくても出店できるようになったので、本当に薬剤師なんか要らなくなってしまった。

ちなみに、法改正された、薬剤師が関与する医薬品の一類の売り上げなんかはせいぜい1割程度しかないといわれている。

その為だけに、薬剤師を配置することは経営面で考えにくい。

他との差別化を図りたいなら良いのだが、一般消費者が今後、ドラックに薬剤師を求めるかどうかで将来が決まるのではないかと思う。

消費者のニーズに合わせて、ドラックストアは二極化することが噂されています。

第一類の一般用医薬品まで扱うという会社と第二類まで扱うという会社という具合です。

ドラックストアだっていちおうは商売ですから、金銭面で言えば、金のかかる薬剤師なんて要らないんです。

法改正がこうなってしまった以上どうしょうもありません。

これによって薬剤師個々の能力が一層試されるようになります。

それと、第一類医薬品には成分が追加されていますから今後品目数は増えていくことが予想されていますので、

もしかしたら、今までは医療用医薬品であったものが、スイッチOTCとなり、多くが一類の医薬品になる可能性があります。

国は医療費削減のため、スイッチOTCを増やし、セルフメディケーションを進めるような方向性もあるとの事です。

薬剤師と登録販売者の住み分けがどのようになるのか今後見守りたいと思います。

薬剤師会の弱さ

薬剤師会のことを語る前に、医師会のことを少しお話したいと思う。

何かと、政治関連で良く出てきます。それだけ医師会は政治力が強い団体なのです。

診療報酬関連の法改正があれば、必ず医師会というのは新聞紙面上に登場しています。

例えば、医療保険制度改革がすすまないのも、日本医師会やこれを後押しする自民党族議員らの強い抵抗のため、後退したものになっている。

さて一方で、薬剤師会とはどのような団体なのであろうか?

はっきり言って、強い団体ではないと私は考えている。

むしろ弱い貧弱団体だ。

登録販売者の見方である、チェーンドラックストア協会(JACSD)よりも政治力が弱いのである。

なぜならば、登録販売者を認めてしまったからである。

さらには、登録販売者の、管理者まで認めてしまったことによる。

登録販売者に薬を扱わせるということは自分の首を絞めるために、政治的には認めてはならない事例だったであろう。

登録販売者にも第一類薬店での管理者を一定条件下で許可

第1類薬を販売する店舗で薬剤師が管理者とすることができない場合は、 一定条件下で登録販売者がなることにも道を開いた。

その一定条件としては、「薬剤師が管理者である店舗等において薬剤師の管理及び指導の下で、登録販売者として一般薬の販売に関する業務を一定期間(3年程度)経験した者を管理者とすることができる」とし、最低でも制度施行から3年程度は、第1類薬を扱う店舗の管理者は薬剤師のみとなった。

それを受けての社団法人日本薬剤師会の見解として、

新たな販売制度においては、薬剤師以外は扱うことができない第一類医薬品という分類が位置付けられ、該当する医薬品数も着実に増加していること、第一類医薬品を販売する店舗販売業の管理者は薬剤師であることが原則となったこと、登録販売者の受験要件や試験内容については一定の水準が確保されたこと、新たな制度の実効性を確保するための薬事監視の厳格化がなされることになったことなど、一定の評価ができるものと考えています。

なんで、薬剤師会は、登録販売者を認めただけでなく、薬剤師の扱う本丸である一類店舗の登録販売者管理者を認めてしまったのだろうか?

どれほど貧弱なんだ、この団体は。

薬事の周辺で、政治家を動かせる政治力・財力を持っているのは、日本チェーンドラッグストア協会(JACSD)。

JACDSの目的は「薬局(調剤・門前も含む)のチェーン化」。

そもそもドラックストアというのは患者のセルフメディケーションなんて言ってますが、利益率の高い薬を進める営利集団です。

この協会は店舗出展のネックであった薬剤師を登録販売者に変えることで更なる出展を予定しています。

薬剤師の未来よりも、自己の利益が優先な団体とも言えるかもしれません。

薬剤師がいなくても、新規出店を見込んでのことで、この日本チェーンドラッグストア協会(JACSD)が圧力をかけたそうだ。

日本薬剤師会はそれに対抗しなかったのだろうか?

それでも、認めてしまったということは、自分らの首を絞めていることは変らない。

薬剤師議員もいなくなり、更なる薬剤師会の衰退が予想される。

薬剤師会に入っても、医師会みたいに圧力団体ではないし、弱いから、薬剤師は薬剤師会なんかに入らないし、魅力も感じない。

薬剤師が薬剤師会に入りたいと思うときは来るのだろうか?

今のままでは、一生来ないと思う。

新たな薬剤師の気持ちを代弁できる薬剤師の政治団体を作るべきなのだろうか?

病院薬剤師会との溝も埋まらないし、内部崩壊でないか?

統合して大きな薬剤師団体を作ってもらいたい。個々薬剤師の声が国に届く時代は来るのか?

薬剤師の存在意義

私はつくづく思う。この日本に薬剤師は必要なのかと…?

職業的に必要なのはわかっている。だけれども、必要ないのではないかと思ってしまう。

薬剤師側から、調剤での一面。

薬剤師は棚から、薬のヒートを数え、輪ゴムで束ねて、薬袋に入れる。

これは、薬剤師は必要ではない一面である。

散剤、水剤、分包なども、テクニシャンがいれば、十分に回る。

アメリカでは、テクニシャンが採用されており、薬剤師はそのような業務に手を煩わせてはいない。

そういう業務は、薬剤師である必要は無い。禁忌も機械が判別してくれる。

じゃ、薬剤師の存在はどうなの?

薬剤師の存在意義は、服薬指導にしかない。

しかし、患者側から、その服薬指導は、患者は嫌がる。

日本の患者は、医師絶対指向にあり、調剤薬局なんかは、早く帰りたいからだ。

医院で説明を受けたし、二度も説明を受けたくないのである(服薬指導の本当の意味を理解していない患者、上記参照)

もう、やる気に満ちている薬剤師は八方塞である。

いくら、コミニケーションを勉強したところで、人の気持ちというのは流動的で、わかりにくい。

こういった連鎖で、高学歴の学生たちは、現場に出ることを嫌がる。(こちらを参照)

給料が製薬業界と比べて低いせいもあるだろうが、高学歴の学生は、調剤、ドラックストアには行きたがらない。

なぜなら、それは上記のことが反映されているからだろう。

誰でもできる仕事だから、数年、製薬会社、企業で働き、調剤に行こうとする人が多い。

現場の薬剤師の大半は、現在、高学歴である必要はない。

高学歴である、国公立大学の学生は、調剤、ドラックストアに就職となると、周りから不審に見られることだろう。

現場の薬剤師とはそれほど人気が無いのである。職が見出せない状況なのである。

地位を向上させるためには、絶対に、高学歴の学生の力が必要だ。

医師会しかり、弁護士会しかり、政治力の強い団体には、高学歴の方が多い。

東京大学では、6年制の学生はたったの8名である。

これでは、もう薬剤師は終わりだと感じてしまった。

薬剤師は必要な存在か否か?

職業的に必要だ。しかしその先はどうなのか?

後輩にはお勧めしたくない職業NO,1であり、裏と表の乖離が激しすぎる職業だと私は思う。

高校生がイメージしている薬剤師とは実際はかけ離れすぎている。

これでは薬剤師を目指すものがかわいそうでならない。

薬剤師って何がいいんでしょう?

日本の薬剤師と海外の薬剤師

アメリカにおいては1950年代に薬学部は4年制から6年制へと移行し、最低6年間の教育を受けなければ薬剤師として働くことはできなくなっている。

薬剤師を目指す者は、まず一般教養課程で薬大に入るための必須科目を履修し単位を取得する。

その後、薬大で4年間学ぶこととなる。

特に最後の2 年間は主要カリキュラムとして実習が大きな比重を占めており、1,000〜2,000 時間のインターン研修が必要とされる。

そして卒業と同時に薬局の店頭に立てる力を養っている。

また、カリフォルニア州の場合、従来の講義方式に加え、チームワーク、コミュニケーション、臨床的考え方の養成などを目指した教育方式が採用されている。

イギリスにおいては、4 年間の薬剤師教育を経て、1年間の登録前研修を修了したのち試験に合格することで薬剤師となることができる。

英国では従来3 年間の薬学教育課程しかなく、欧州諸国の中でも年限に関しては短い方であった。

1985年にECの薬学教育標準化の指令が出されたことにより、教育年限が延長された経緯がある。

薬剤師の生涯教育は重要であると認識されており、各種プログラムが提供されているが、出席義務はなく、免許更新の際の必要条件とはなっていない 。

ドイツでは、大学教育は4 年であるが、学部2年の教育終了時までに8 週間のインターン実習が行われ、また卒業後の1 年間の実務実習が行われている。

したがって薬剤師となるまでに5年間かかることになる。

卒業後の1 年間の実習は大学教育とは無関係であり、大学はほとんど関与することはなく、研修者個人の責任で各薬局に応募し雇用契約を結び、実務研修に就業している。

また、実務実習は少なくとも6 か月間は地域薬局で研修を受けることが義務づけられている

現在、ほとんどの日本の大学では卒業前に6か月程度の調剤薬局または病院での臨床実習が行われている。

これは学部を卒業して就職する者にとっては唯一の臨床実習と言えるが、諸外国と比較すると極めて短い期間であり、質、量共に不足することは避けられない。

6ヶ月になる前は、1ヶ月だったのだから、まだまだ足りないことを意味している。

患者が投薬を受け始めてから治癒するまでの経過を経験する機会なども増え(場合によっては不幸にも亡くなったりする局面にも遭遇する)、また多くの患者と接することによりコミュニケーション技術も身に付けることができることなどが挙げられる。

しかし、海外ではそれが当たり前であり、日本の臨床薬剤師教育は始まったばかりなのである。

6年制に進んだ人は多くの人が臨床に進みたいという。

しかし、学年が進むにつれて、臨床傾向は減ってくる。

それは、待遇面や薬剤師が置かれている現状を目の当たりにし、夢を追えなくなっているせいである。

以下の表をご覧頂きたい。

大学数 入学前就学年数 薬剤師養成年限 薬剤師 就職動向 薬学生数 薬剤師数
デンマーク 1 6+3+3 5年=4年(6ヶ月実務研修) 
+1年(専攻教育)
薬局51%
公的機関25%
産業界24%
860 2,666
〔2000年)
オランダ 3 8+3+3 6年=4年
+2年(実務研修)
900〜1,000 2,965
〔1999年)
ドイツ 23 4+6+3 5年=4年(8週間 薬局研修) 
+1年(就業研修)
地域薬局87%
病院薬局3.6%
(1998年)
14,000 47,907
〔2000年)
フランス 24 5+4+3 6年=4年(2ヶ月 研修) 
+1年(病院研修) 
+1年(6ヶ月 専門研修)
地域薬局70%
臨床検査所13%
病院6%
メーカー6%
20,000 60,366
〔2001年)
イギリス 15 6+3+4 5年=4年
+1年
(登録前研修)
地域薬局64%
病院薬局15%
4,000 37,832
〔1996年)
アメリカ 72 8+4 6年以上
(2000年)
地域薬70%
病院薬局30%
(1994年)
29,000 212,000
〔2001年)
日本 72
(2007年)
6+3+3 6年 地域薬局25.8%
病院14.3%
メーカー10.8%
(2000年)
39,254
(2002年)
217,477
〔2000年)

日本がいかに、薬剤指数が大きく、薬科大学数も多く、いかに臨床を目指していないかが良くわかる。

これは、歴史的背景から仕方が無かったのだが、6年制になった今も受け継がれようとしている。

このままの指向が進めば、頭の良い学生はもっぱら、福利厚生が良く、給料が良いメーカーに進学する。

つまり、現状の日本としては、海外と比較して、程度がかなり低い。