薬剤師国家試験合格率の考察
総じて、入学偏差値が高い、国公立大学、旧設薬学部では、真の薬剤師国家試験合格率は良いことがわかった。一方で、低偏差値大学では、入学してからCBT・OSCEを受ける4年⇒5年時になるまでに多くの薬学生が留年・脱落し、真の薬剤師国家試験合格率は悪いことがわかった。
真の合格率は従来の卒業延期に引っ張られるだけでなく、5年次進級率に大きく左右されることがわかった。
また、新設大学は、薬剤師国家試験合格率と真の薬剤師薬剤師国家試験合格率との乖離が大きく、かい離率が大きい大学は、約70%もの乖離が生じていることがわかった。(一部の国公立大学にも当てはまる。)以下にかい離率ランキングを示す.
| 順位 | 大学名 | 合格率 (%) |
真の合格率 (%) |
かい離率 (%) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | いわき明星大学 | 100 | 29.5 | 70.5 |
| 2 | 第一薬科大学 | 92.5 | 23.2 | 69.3 |
| 3 | 北陸大学 | 97.2 | 38.7 | 58.5 |
| 4 | 日本薬科大学 | 80.8 | 23.9 | 56.9 |
| 5 | 九州保健福祉大学 | 98.6 | 42.3 | 56.3 |
| 6 | 横浜薬科大学 | 78.8 | 23.2 | 55.6 |
| 7 | 就実大学 | 91.5 | 37.7 | 53.8 |
| 8 | 日本大学 | 97.1 | 48.6 | 48.5 |
| 9 | 広島国際大学 | 90.4 | 42.3 | 48.1 |
| 10 | 千葉科学大学 | 79.5 | 32.3 | 47.2 |
これは、学力のないものを入学させたことが原因であることが考察できる。入学したは良いものの、最悪の数値として入学生の約20%しか薬剤師になれない大学に意味はあるのか疑問であるし、適当な薬学教育がなされているのか甚だ疑問がある。
一方で、新設大学の中でも立命館大学,武蔵野大、崇城等では、入学の偏差値が高い影響か、薬剤師国家試験合格率はまずますの結果であり、学生をある程度の厳しさで進級させ、国家試験を受けさせてくれる大学であることがわかる。
最後に、本年度は某薬剤師国家試験予備校の調査では、第99回や第100回と比較する,第101回薬剤師国家試験は「易しかった」とのこと.この理由の一つとしては,第101回薬剤師国家試験では合格基準が変更され、65%以上の得点率と相対基準の2つが適応されることになったためと考えられている.