薬剤師国家試験合格率の考察
- 真の薬剤師国家試験合格率と新卒合格率との乖離 (以下をクリックで拡大)

総じて、低偏差値大学では、入学してからCBT・OSCEを受ける4年時になるまでに多くの薬学生が留年・脱落していることがわかる。
また、CBT・OSCE合格者は実務実習や国家試験を通過する可能性が高いことがわかった。
真の合格率は従来の卒業延期に引っ張られるだけでなく、CBT・OSCE合格率にも大きく左右されることがわかった。
また、新設大学であるほど、薬剤師国家試験合格率と真の薬剤師薬剤師国家試験合格率との乖離が大きく、日本薬科大学に至っては、73.8%もの乖離が生じていることがわかった。
これは、学力のないものを入学させたことが原因かもしれない。
一方で、新設大学の中でも高崎健康福祉大学では、薬剤師国家試験合格率は悪いものの、学生を進級させ、国家試験を受けさせてくれる大学であることがわかる。ただ、テストが緩いだけなのかはわからない。
- H18年度薬学部入学者偏差値と真の薬剤師国家試験合格率・留年率(1年から6年まで)の関係性
薬学部入試偏差値とストレート合格率・留年率はやはり相関が若干あるといっていい結果が得られました。
やはり、偏差値が低いほど、学力は低く、頑張ってもストレートに薬剤師国家試験を通過するのは難しそうです。