[from2006]


DAMSEL FISH

わが家で飼っている(または飼っていた)海水魚の90%以上がこれから紹介するスズメダイの仲間です。ショップ等で売られている海水魚は、そのほとんどが野生種(現地採集魚)である為、熱帯性淡水魚(こちらは養殖魚も多いです)に比べて高価です。そんな中でもスズメダイの仲間は比較的安価な為、どちらかというと脇役的な存在で、あまり脚光を浴びる機会に恵まれないようです。しかし熱帯性海水魚最大の魅力であるまばゆい体色、野生種独特の本能的な習性などは、小さいながらも充分に感じさせてくれます。そんな魅力ににはまってしまったわが家では、次から次へとスズメダイが増えていく事となりました。とは言うものの、1匹数千円〜数万円もするヤッコやチョウを飼える訳ないでしょっ!というのも大きな理由のひとつなのですが(笑)そんなきっかけから始まったスズメダイ飼育ですが、気が付けばいろいろなスズメダイたちに出会うことが出来ました。



デバスズメダイ (Chromis viridis)

わが家で一番最初に飼い始めたスズメダイです。他のスズメダイに比べるととてもおとなしい性格で、仲間思いのやさしい一面を持っているようです。ライトグリーンの体色は、他の海水魚にもあまり見られない色で、この魚の大きな魅力のひとつではないでしょうか。また、通常手に入るChromis属のスズメダイは、この魚以外にはほとんど見られません。


ソラスズメダイ (Pomacentrus coelestis)

名前のとうり、空のように澄んだ青色を見せてくれるスズメダイです。太陽光が当たった時には、ハッと驚くような色に見える事があります。しかし、わが家の水槽飼育下ではすぐに黒ずんでしまいました。また、ナワバリ意識が強い割には臆病で、手を入れると素早く物陰に隠れます。


ミスジリュウキュウスズメダイ (Dascyllus aruanus)

基本的にとても丈夫なスズメダイです。2センチくらいの幼魚の頃から飼い始めたのですが、管理者である私の数々のミスにも負けずに、大きく育ってくれました。とてもターンが上手で、他魚の攻撃をクイックにかわします。まるでシンクロナイズドスイミングを見ているような楽しいスズメダイです。大掃除の時、一番最後まで捕まえられないのも彼等です。


カクレクマノミ (Amphiprion ocellaris)

いまさら説明の必要も無い大スター、カクレクマノミです。わが家でも海水水槽のアイドル的存在で、いつもイソギンチャクと一緒に暮らしています。体をくねらせる独特の泳ぎ方が、他のスズメダイとは違っていて面白いです。また、赤系の体色と言うのも海水魚では珍しく、ひと際、目を引く存在です。


ロイヤルデムワーゼル (Chrysiptera hemicyanea)

シリキルリスズメダイの豪華バージョン?と言った感じのスズメダイです。性格的には、他の青系スズメダイよりおとなしいような気がします。また、比較的高値で取り引きされているようです。それにしても、何でこんなに鮮やかな色になる必要があったのでしょうかねぇ?人間の目から見ては、保護色も何もあったもんじゃないですよね。


ルリスズメダイ (Chrysiptera cyanea)

前述のソラスズメダイとは、また違った青みを持ったスズメダイです。特にオス(写真)は尾びれまで青くなっていて見応えがあります。体色の暗化もあまり無いようです。性格はとてもきつく、手や掃除用具を入れると攻撃してきます。同種のメスと一緒に飼ってみたのですが、仲良くなってはくれませんでした。


ネッタイスズメダイ (Pomacentrus moluccensis)

こちらは黄色一色のスズメダイです。なかなかタフな性格で、いつも虎視眈々と他魚のテリトリーを狙っています。その結果、他の大きなスズメダイから追い回されて、壮絶なドッグファイトを演じてくれます。わが家の水槽内では、さしずめ起爆剤といった感じでしょうか、よく泳ぎ回るスズメダイです。


タルボッツダムセル (Chrysiptera talboti)

ピンクと黄色のコントラストが美しいスズメダイです。反面、性格はけっこうきついところがあります。飼育ミスから病気になったこともあったのですが、どうにか復活、色落ちなども見られませんでした。あまり大きくならないようですので、比較的小型の水槽でも窮屈には見えません。(魚にとっては窮屈でしょうが。)


ネオンダムセル (Neoglyphidodon oxyodon)

このスズメダイを初めて見た時にはビックリしました。淡水のカーディナルテトラのようなラインがたくさん入っています。しかも地色が黒なのでより引き立って見えます。しかし、成魚になると黒一色になってしまうらしく、非常に残念です。わが家ではそこまで育てる事は出来ませんでした。


ホワイトダムセル (Dischistodus perspicillatus)

このスズメダイは非常に暴れん坊です。飼育書などで、Dischistodus属のスズメダイは覚悟を決めて飼いなさい!とまで書いてあったのを読んでいたのですが、ついつい飼ってしまいました。当然、手や網、掃除用具など、何物にでもアタックしてきます。彼のお陰で、コケ掃除がより大変なものになってしまいました。


イチモンスズメダイ (Chrysiptera unimaculata)

写真ではわかりにくいのですが、頭部に青いラインが入り、体全体にグラデーションがかかっているきれいなスズメダイです。ショップではこの名前で売られていたのですが、何となく別種のような気もします。うまく育て上げる事が出来なかってので、今となっては知る術も無いのですが…。


メガネスズメダイ (Pomacentrus bankanensis)

写真は幼魚の時で、2センチにも満たない大きさでした。信じられないようなきれいな色ですね。しかし、わが家の戦場のような水槽内ではすぐに成魚色に変わってしまい、大きくなるにつれて強力なナワバリを張るようになりました。成長が早く、一年ちょっとで6センチくらいになりました。色変わりは残念ですが、大きく育ってくれた事は喜ばしいです。


スプリンガーデムワーゼル (Chrysiptera springeri)

シリキルリスズメダイの暗色化バージョンと言う感じですね。ですが、ブルーライトの下では蛍光色に輝きます。背びれが少し長いのも同形種との相違点です。この種類全体(前述のロイヤル等)に言える事ですが、比較的おとなしく協調性があり、成長もゆるやかなのである程度の数を飼うことができると思います。


フィジーダムセル (Chrysiptera taupou)

ルリスズメダイのひれが黄色になって、さらに水色のフレークをまぶしたような、非常に美しいスズメダイです。体に小さな点があると、ついつい白点病などのいやなイメージが付きまとうのですが、この魚のそれは、明らかに違うものと分かります。美人薄命、この魚もうまく飼ってあげられませんでした。


ヨスジリュウキュウスズメダイ (Dascyllus melanurus)

久々にDascyllus属の登場です。前述のミスジとの大きな違いは黒いラインが1本多いことですが、よく見ると表情や体型もけっこう違うようです。性格もミスジのほうが少々きついような気がします。いつの日か、ミドリイシを飼える状態になったら…、真っ先に彼等を泳がせてあげたいと思っています。


レモンスズメダイ (Chrysiptera rex)

鮮やかなレモンイエローの体で、オシャレな紫色のアイシャドーといった、派手な出で立ちのスズメダイです。大きくなって少し色あせしたようですが、基本的に色変わりは無いようです。強力な光源下では、目の周りのメタリックブルーがとてもきれいに輝きます。ルリスズメダイと一緒に泳いでいると、色違いの同じ魚みたいに見えます。


リボンスズメダイ (Neopomacentrus taeniurus)

体色は暗めですが、黄色いアクセントと尾びれの形がとても美しいスズメダイです。体長が比較的長めなのも相まって、とても優雅に見えます。チャンスに強いようで、水槽掃除の一瞬のスキをついてナワバリを確保したりしています。基本的にちゃっかり者のようです。


ヤマブキスズメダイ (Amblyglyphidodon aureus)

体高が高いという、スズメダイとしては珍しい特徴を持っています。大きくなったらさぞかし見応えがあるだろう!と期待していたのですが、ほんの数週間しか飼う事が出来ませんでした。


クロスズメダイ (Neoglyphidodon melas)

Neoglyphidodon属ですね。体色が変わるのは分かっているけど、ついつい飼ってしまいます。しかし、わが家に来てたった1日の命でした。よほど環境が悪かったのか?輸送や水合わせに問題があったのか?またまた反省と後悔でいっぱいの今日この頃です。


ヒレナガスズメダイ (Neoglyphidodon nigroris)

わが家の戦場のような水槽内で、事ある毎にいじめられているのですが、色変わりする事も無くタフに生きてくれています。基本的にはきつい性格の持ち主のようです。自慢の尾びれは……、いつもボロボロになっています。


ハマクマノミ (Amphiprion frenatus)

こちらは赤がまぶしいハマクマノミです。気が荒いことで有名なようですが、わが家では先住のカクレクマノミの方が大きい為か、いつも追い回されています。イソギンチャクがいなくなってしまったので、ウミアザミに共生??したりしています。


ブルーヘッドダムセル (不明)

とてもきれいなスズメダイだったのですが、あまり長生きさせてあげられませんでした。わが家の近隣ではあまり見かけない珍しい種類だったと思います。よく観察する前に他界してしまい非常に残念です。


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