めぽっく２１＜地域情報＞2009年 平塚市内に計画されている主な大規模開発･施設建設

黒部丘パチンコ店計画の問題点と建設反対運動

開発事業：（仮称）ニラク平塚黒部丘店新築工事（着工予定7月1日）

黒部丘パチンコ店建設反対運動 花水地区自治会連絡協議会 （略称花自連　尾上惣一会長）が中心となって進めています これまでの経過　 6月の動きを追加しました 市民の動き 行政・議会の動き 事業者の動き 2008年春〜 事業者が開発指導課で事前相談 9月 大規模土地取引行為の届出 くわしくはこちらからどうぞ 11月28日 市役所庁内で 平成20年度 第1回 大規模土地取引行為の届出に係る調整会議 2009年 2月24日 事業者が開発基本計画書を提出 2月24日 計画予定地に開発事業計画板を設置 2月27日 平塚市まちづくり条例の規定により ※近隣住民に向けた第1回事業者説明会を開催 ※開発指導課では、近隣住民を予定地の周辺20m以内と規定したので、 対象はわずか3社、そのうち1社は土地を貸す予定 3月 花自連会長はじめ黒部丘東部・菫平・虹ヶ浜東部・龍城ケ丘・桃浜町・八重咲町・松風町・袖ヶ浜各自治会長、花水小・なでしこ小・浜岳中各学校長ならびにPTA会長、平塚工科高校長が呼びかけ人となり、また湘南なぎさプロムナードの環境を守る会も、それぞれ市に第2回事業者説明会を要求 3月31日 第2回事業者説明会を ※近隣住民等（周辺住民）に向けて開催 具体的な設計についての資料配布・説明はありませんでした ※市の開発指導課では 「近隣住民等」とは浜岳中学校区域住民と限定しました それを根拠に、事業者はこの区域に住んでいないという理由で 江口友子市議の入場を拒否しました 当サイト管理人びぃは 近隣住民等の「等」はこの問題に関心のある人すべてを含むと考えます 4月1日〜 4月14日 条例の規定に基き、第2回事業者説明会後2週間 「近隣住民等」（浜岳中学校区住民）が 事業者に対する意見書を提出 　 けれども 行政から事業者に送付されたのは 市民が提出した意見書14通のうち、たった3通だけでした どうしてこのような事態になってしまったのでしょうか 平塚市まちづくり政策部開発指導課では まちづくり条例第29条に基く事業者説明会後の意見書は あくまでも事業者に対してのみ意見・質問などを示すものと 見なしています ですから 今回市民から寄せられた意見書14通のうち 事業者宛ての内容に加えて 市への質問・意見・要望等が含まれていた11通をすべて 事業者への送付リストからはずしてしまいました *開発指導課では、市への意見・要望は 「市長への手紙」「私の提案」など 行政の広聴活動 （平塚市HPへ）から お願いしたいそうです でも、びぃはこう考えます そもそも まちづくり条例第29条の意見書提出条項は 事業者に対してのみに限定されたものでしょうか まちづくり条例第29条には 「開発事業に関する意見書を市長に提出することができる」 同条２には 「市長はその写しを事業者に送付しなければならない」 としか書かれていません そのほか行政からHPに公開されている 施行規則や意見書の書式などにも 意見の内容についての指定は一切ありません 行政は 市民から提出された意見書をそのまますべて 事業者に送付するのが当然なのでは？ それに、たとえ行政が考えるように 意見書要件を満たしていないとしても 意見書提出者にその旨を伝え このままでは事業者に送付できないことを 知らせるべきではなかったでしょうか 今回、行政は 市民への意見書に関する要件の周知義務を怠っておきながら 市民から提出された意見書11通について 意見書要件を満たしていないという理由づけのもとに 全文を行政にとどめおいてしまいました 意見書提出者ならびに 『湘南なぎさプロムナードの環境を守る会』会員の方からの 情報などを参考にしました こうして 市民の意見書14通のうち、わずか3通しか事業者に届きませんでした 4月18日 第1回黒部丘パチンコ店・マンション計画 現地視察会 主催：黒部丘マンション計画を考える会 午後3時30分 花水公民館 １階 会議室 集合 3時30分〜4時15分 講演会 大型開発と建築指導行政 斎間孝一 （元東京都都市計画局建築指導課長） 4時15分〜4時30分 黒部丘開発の概況 木谷正道（考える会代表） 4時30分〜5時30分 視察 パチンコ店用地〜湘南倉庫〜JT〜マンション用地 5時30分〜 意見交換会 市議会議員、市民団体、各地域の自治会関係者も参加しました 意見交換会の中で、江口友子市議より パチンコ店出店を規制する条例についての説明がありました 宝塚市パチンコ店等及びラブホテルの建築の規制に関する条例 (宝塚市HPへ） 近隣では、鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例 鎌倉市HP→鎌倉市例規集 検索→タイトル左上＜五十音索引＞→は行へ 今後の参考にご覧ください 4月22日 行政の判断で 市民の意見書14通のうち、わずか3通しか事業者に届かず 当然のことながら、事業者からの見解書も3通のみ提出 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 事業者の主な見解 出店計画を撤回する考えはない * 「近隣住民」からの出店反対意見は出ていない ** まちづくり条例に定める説明会の外に 任意説明会を開催する予定なし *開発指導課では、「近隣住民」の範囲を開発区域の周辺20m以内と規定しています。今回該当するのはわずか3社（うち1社は開発予定地の貸主）のみ、純然たる「住民」は一人もいません **まちづくり条例の規定で、すでに「近隣住民」に向けての第1回事業者説明会(2月27日)、上述の「近隣住民等」へ向けて第2回（3月31日）が開かれています。 開発指導課の説明によると、事業者から開発事業事前協議書が提出された（4月15日）翌 日より2週間以内に、近隣住民・周辺住民等の要求があれば、事業者は第3回事業者説明会を開かなければなりません。 （平塚市まちづくり条例【開発事業の手続きと整備基準】手引き書 p.4開発事業の手続きの流れ[第1種開発事業・フロー図]より） ただし、条例の規定はそこまでで、さらなる説明会などを要求しても、応ずるかどうかは事業者次第だそうです。そして、それらの交渉の間にも、市と事業者との開発事業申請に係る手続きは滞ることなく進められていくそうです。 （手引きに、こういう説明は載っていません） 5月8日 丸ごと「市民の声」として取り扱われた事業者への意見書11通に 市長からの回答書が届き始めています けれど、意見書11通の提出者が求めていたのは あくまでも事業者からの見解書です 黒部丘パチンコ店計画についての意見書について（回答）全文 平塚市長 　大藏 律子 日ごろ市政に御協力いただきましてありがとうございます。 あなたからお寄せいただきましたことについて、次のとおりお答えします。 黒部丘パチンコ店計画についての意見書について　（回答） 　平塚のまちづくりは、都市マスタープランに掲げる２０年後の将来都市像や目標、まちづくり方針、さらに地域ごとのまちづくりの方針などを指針として、市民、事業者、行政がそれぞれの役割を担い、協働でまちづくりを進めていくこととしています。 　また、土地利用については、都市マスタープランのほか、都市計画法に基づいて定められている用途地域や地区計画などにより、土地利用が規制されていますが、その反面、規制の範囲内であれば、自由な土地活用が認められているという制度になっています。地区ごとの個別の土地利用に関わる建築制限等については、地区住民の発意及び地権者等の合意による地区計画の決定が望ましいものと考えています。 　 　この度御意見をいただきましたパチンコ店の計画については、民間の事業者が建物の建ぺい率、容積率等に対する規制など、都市計画法や建築基準法等の関係する法令に適合すべく計画されるものです。わが国ではすべての国民に私権を行使する権利を認めており、私権を行使するためにパチンコ店出店計画をした場合、法の認める範囲であれば、これを許可しなければなりません。また、行政として、法に適合した事業計画に対して、事業者に強制力を持って見直しを要請することはできません。御意見や御要望については、事業者に伝えてまいりますので御理解をお願いします。 　 　なお、平塚市まちづくり条例第２９条第１項に定める「開発事業に関する意見書」は、事業者に平塚市まちづくり条例第２９条第３項に基づく「開発事業に関する意見書に対する見解書」で回答を求めるものです。この度御提出していただいた意見書の内容は、「市民の声」としての取り扱いが適切であると判断しましたので御理解をお願いします。 （事務担当は開発指導課開発調整担当、まちづくり政策課都市計画担当） 意見書を提出された方からご提供いただきました （太字付加 びぃ） 5月17日 条例の規定により 近隣住民等に向けた第3回事業者説明会 今回も、近隣住民等でないという理由で 江口市議は会場に入れませんでした 事業者から敷地内の配置図など 具体的な設計についての資料配布・説明がありました それに対し、尾上『花自連』会長および 木谷『黒部丘マンション計画を考える会』代表が 条件なしで断固建設反対の意思表明をしました 事業者の基本的姿勢は変わりません 出店計画を撤回する考えなし 今後任意説明会を開催する予定なし ※まちづくり条例の規定では 事業者説明会開催の義務は、この3回目までです 事業者にそれ以上の任意説明会を開く義務はありません 5月18日〜 5月31日 条例の規定に基き浜岳中学校区住民が 事業者に対する2回目の意見書を市長宛に提出 　　（後日、行政を介して事業者から意見書提出者へ、個別に見解書が送付されます） 5月24日 第2回 黒部丘パチンコ店・マンション問題勉強会 主催：黒部丘マンション計画を考える会 13時〜13時15分 概要の説明 木谷正道（考える会代表） 13時20分〜14時 現地視察 パチンコ店予定地〜マンション予定地（JTグラウンド跡地南半分）⇒花水公民館 14時〜15時30分 特別講演 「しなやかな闘い 　〜生命あふれるまちづくりの試み」 上原公子（前国立市長） 15時30分〜17時 意見交換会 6月の経過 ： 周辺住民（近隣住民等）が請願書を続々提出しました 提出日 請願者 請願内容など 請願あて先 行政での審議日程 6月11日 花水地区自治会連絡協議会など 紹介議員：後藤輝彦 大型パチンコ店出店に反対（署名簿添付） 平塚市議会議長 　平塚市議会6月定例会 6月16日後藤議員が質問 6月18日都市建設常任委員会 　　　全委員一致の趣旨採択 6月25日本会議最終日 採決 　　請願・陳情の審査 　　　　（平塚市HPより） 6月12日 黒部丘・菫平のみどりとくらしを守る会（子供の成長を考える部会） 請願第1号： （仮称）JV平塚黒部丘計画新築工事について、教育の質の保全を求める請願 請願第2号：（仮称）ニラク平塚黒部丘店新築工事について、教育環境の保全を求める請願 平塚市 教育委員長 教育委員会義6月定例会 6月23日（火）14:30〜 豊原分庁舎 1号館1階会議室 ←議題に取り上げられました 傍聴をご希望の方は あらかじめ教育総務課に お問合せください 直通：0463-35-8113 平塚市教育委員会傍聴規則 （平塚市HP例規集より） ※どうして先着順に10人限定 なのでしょう 花水地区子供会連合会 請願第3号：「（仮称）ニラク平塚黒部丘店新築工事」に関する請願 6月15日 市立花水小学校・なでしこ小学校・浜岳中学校各PTA及び 私立黒部丘幼稚園・ なでしこ幼稚園の連名 請願第4号：「（仮称）ニラク平塚黒部丘店新築工事」に関する請願 -子どもたちの健全育成・交通安全確保のために− 6月12日 花自連会長、黒部丘のマンション問題を考える会会長が教育委員会学校教育部長と面談 6月16日 平塚市議会6月定例会で、後藤議員が、マンション・パチンコ店問題を質問 6月18日 「パチンコ店出店に反対する」請願が、平塚市議会都市建設常任委員会で全員一致の趣旨採択 6月19日 平塚市教育委員会6月定例会で、請願4件すべて議題として取り上げられることが決定 6月20日 第3回 黒部丘マンション・パチンコ店問題 勉強会　 −黒部丘の明日を考える− 午後2時〜4時　花水公民館にて くわしくはこちらからどうぞ（powerpointファイル） チラシファイルは主催の黒部丘マンション問題を考える会から ご提供いただきました） 6月23日 マンション建設について「教育の質の保全を求める」請願および、パチンコ店建設について「子どもたちの健全育成・交通安全確保を求める」請願3通が、教育委員会ですべて不採択 6月25日 「パチンコ店出店に反対する」請願が、 平塚市議会6月定例会最終日で、全議員一致の趣旨採択 これまでの経緯について、くわしくは 湘南なぎさプロムナードの環境を守る会HP より まちづくり市民運動 をご覧ください 黒部丘に計画されているマンション、パチンコ店問題について 拙ページの更新が大幅に滞っております 計画に反対する住民の最近の動きは、以下のリンクページでご確認ください 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 最新情報はこちらからどうぞ↓　　　　 平塚市黒部丘 マンション紛争 みどりの会レター 第28号 2009年8月2日発行 木谷正道HP 心の唄〜共に生きる みどりの会レター 第29号 8月9日発行 平塚市黒部丘 パチンコ店建設反対運動 平塚市長、教育長への意見書 8月27日提出 まちづくり市民運動 6月からの経過 詳細資料 湘南なぎさプロムナードの環境を守る会HPより 「まちづくり市民活動」2010年1月12日付

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