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吠瑠璃山 正法院
延養寺 |
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一 山寺坊院庵
当寺は吠瑠璃山正法院延養寺と号すと云う坊庵の二名無之候
一 所在
上野国群馬郡岩鼻に於いて開祖慶覚法印代足利尊氏
将軍薬師堂一宇を建立する最初也。其の旧跡地名を御一新
迄土俗延養寺と称す其の後八世住職良清法印代箕輪城主
長野信濃守敬信により永録元年箕輪西明屋村に開転す則
武田信玄公の朱印三通あり其の後慶長三年高崎城主酒井
左衛門尉家次公当駅新町之地則十二世法印弘算に給与す東西四十三間南北四十五間
徳川家光公より朱印高十二石拝命也御一新の際奉管記有之
一 堂宇坪数
本堂桁行七間半奥行七間半総坪五十二坪半霊牌堂附屋
九尺に三間半総坪五坪三号庫裡桁行四間奥行十二間四十八坪也
一 宗派
真言宗古義派
一 寺格
紀州伊都郡高野山大乗院末小本寺格也
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