リリースはもう1年半前になるのですが、12月にライヴを見る予定があったので、 あらためてしっかりと聴いてみました。 全編、本人のピアノ弾き語りによる内容になっているのですが、 よくあるバラード中心の静かな弾き語りなんかではなくて、時には力強く情念たっぷりに 声もピアノも歌っているのがとても印象的。聴いているうちにグイグイと引きこまれます。 特に「かみのけ」はすごい。1度聴いたら忘れられないくらい、歌のパワーを感じます。 藤本さんの音楽って、デビュー当時からそうだけど、歌詞も曲もとても独特で、 他にはない魅力があります。決して広く知られた存在ではないけれど、 今でも根強い支持があるのは、そのせいじゃないでしょうか・・・。 「最近の音楽に飽きちゃった」という人には、特にオススメしたい1枚です。 ※『化粧箱』に興味のある方、ぜひ聴きたいという方は藤本さんのオフィシャルサイトへどうぞ。 |
聴いた瞬間から、手応えを感じたのは久しぶりのことです。 ジャケットを手にしたときから、なんとなくそんな予感があったのですが、 (そういう時って、だいたい「アタリ」だったりするんですよね) とにかく、最後の曲を聴き終わるまで、とても充実感がありました。 TOKIOが「アイドルバンド」であることは、残念ながら否定できないところです。 しかし、作品ごとに見せてくれる成長ぶりは、新しい音となってリスナーをニンマリさせてくれるし、 こんなポジションだからこそできる、バラエティに富んだ音作りは、その辺のバンドには なかなかない魅力です。 今回のアルバムは、そうした部分が最大限に生かされた出来になってます。 特にメンバー作の「Baby blue」「36゚C」などは、アルバム中でも特にいい曲だし、 アレンジも、激しいバンドサウンドがあれば、ジャジーなのも、ポップなのもあったりで 最後まで飽きさせません。 また、初回盤のみについているボーナスシングル収録の、「The Future Is Chance of Infinity」は、 ガツンとくるバンドサウンドで、これからのTOKIOを期待させる1曲です。 アイドルだから、と敬遠するのは、ちょっともったいないアルバムですよ(^-^)v |
前作『No Limit』がアメリカからリリースする初めての作品だったため、全曲英語詞だったのに対し、 今回は、半分は日本語詞の曲という構成に。 目玉は何といってもTOTOのメンバーが参加していること。 音を聴いただけで、おお〜、まさしくスティーブ・ルカサーのギターだなぁ・・・と 思わずニンマリ(笑)。とても聴きごたえのある1枚に仕上がっています。 どの曲もなかなか!なんだけど、あえて1曲を選ぶとすればタイトルチューンでもある「Right Now」。 とても心に残る1曲です。この曲と「Take it easy」「Give it one more chance」が 彼女のオフィシャルサイト(ほとんど英文ですが)で試聴できます。 この『Right Now』海外盤と、前作『No Limit』は彼女のオフィシャルサイトで買えます。 あと、クリスマスまでにもう1枚アルバムリリースの予定があるらしいです。たのしみ! |
前作はドラマ主題歌など、それまでとは少し毛色の変わった音作りだったので、果たして今回は・・・ と思ったらこれがまた、ある意味では原点に帰ったともいえる、アコースティック色の強い作品に なっていました。 聴いていると、まるですぐそばで囁かれているような気になるヴォーカル。 それがかえって、歌詞に感情的な色合いをプラスする形になっていて、とても良いです。 各ダウンロードサイトでも、このアルバムからの曲が人気を博しているようなので、一度聴いてみては? ※『de light』購入申し込みは→ a-net:http://www.a-netbox.com/ (井上睦都実さんの『candy puzzle*』など、他アーティストの作品もここで購入できます) |
毎回、アイドルという枠にとらわれない音楽性を見せてくれるので、聴くのがとてもたのしみ なんですが、今回もとりあえず及第点はクリアな出来ってとこでしょうか。(←エラソー。^^;) いつもに比べて夏っぽい曲が多いのが印象的。「情熱のRainbow」のサンバ系あたりは その代表というところでしょうか。かと思えばトニセンfeat.三宅クンの「X,T,C, BEAT」なんて いかにもジャニーズっぽい曲調のモノもあったり。(意外とこういう曲は好きなのですが。笑) トニセン、カミセンのメンバーが1人ずつ組んでのデュエット3曲も、それぞれに面白いです。 ただ、恒例のシングル曲アルバムリミックスは、どれもイマイチ(毎度のことだけど)。 そろそろ次あたりで、ガツン!とやってくれるアルバムを期待したいなぁ。 |
既にお気づきの方もいるでしょうが、この曲はベイシティ・ローラーズ『Saturday Night』のカヴァーです。 一部は付けたされてますけど。 「明日があるさ」のような元気出してこう!ソングになってます。 Sony時代は、ちょっと不遇だった彼らですが、ユニバーサル移籍後はしっかり力を入れてもらって なかなかいい感じです。作品的にも移籍後は、そこそこ彼らのやりたい音楽に近づいているかなと。 先のアルバム『Yesterday&Today』で音楽的成長を見せつけてくれただけに、移籍後初となる アルバムのリリースが待たれます。TOKIOってアルバムアーティストなんですよ、実は。 |
♪辛島美登里『Eternal One』(東芝EMI) 【2001/03/19】 辛島美登里初のカヴァーアルバム。 ちあきなおみの「星影の小径」(解説書ではオリジナルはちあきなおみ、と表記されていますが、 本当のこの曲のオリジナルは、小畑実さんです)や中山千夏の「あなたの心に」を持ってくるあたりは 思わずニヤリとさせられます。ちなみに「あなたの心に」は相馬裕子さんが93年にカヴァーしたもの もなかなか良いですよ。 ガヴァー集は、良くも悪くもヴォーカリストとしての力量が試されますが、 これはよく仕上がっていると思います。「楓」を先行シングルとしてリリースした際、スピッツの 草野さんがこれを聴いて、とても誉めていたというエピソードも頷けます。 オリジナルも尊重し、なおかつヴォーカリストの色も出ているという、正しいカヴァー集です(笑)。 個人的にはラストの「瑠璃色の地球」がいいですね。静かにアカペラではじまる、きれいなバラードに 仕上がっています。
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♪ウルフルズ『明日があるさ』(東芝EMI) 【2001/03/19】 「ジョージア」CMですっかりおなじみのこの曲は、坂本九のカヴァー。 CMで使われている[ジョージアで行きましょう編]は、詞を現代風にアレンジしたヴァージョン。 実はトータス松本は、自分の中ではかなりの「ご贔屓」ヴォーカリスト。 どんな歌も、きちんと彼のモノにしてしまうところが好きなのですが・・・。 (これ、私の中の上手いヴォーカリストの条件でもあります。) ところがこの歌に限っては、彼にしてはあまり歌いこなせていないというか、 どこかしっくりこなかったので、いまいちかな?と思ったのです。 しかし、先日の夕暮れ時、どこかから流れてきたこの曲を聴いてその印象は変わりました。 トータスのちょっと切ない歌声の中に「明日があるさ」と思わせる説得力があったのです。 ああ・・・やっぱり、トータスは良いヴォーカリストやなぁ、と思ったのでした。
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♪V6「HAPPY〜Coming Century, 20th Century forever」(avex) 【2000/09/13】 V6、1年ぶりのニューアルバムは田島貴男、佐藤竹善、ゴスペラーズ、曽我部恵一(サニーデイ・ サービス)、藤井フミヤ、織田哲郎など、そうそうたる顔ぶれが楽曲提供している豪華版。 既発シングル「太陽の当たる場所」「野生の花」「IN THE WIND」他5曲のアルバムミックス、 トニセン自らプロデュースした「Running to the top」や「Don't Stop the Refrain」「翼の設計図」 など、タイアップも多く、楽曲的には粒ぞろいの感もするが、1枚のアルバムとしては 惜しい・・・もう1歩!という感じ。個々がいいぶん、バラエティに富みすぎたのかもしれない。 ただ、メンバーが曲順の構成をはじめとして、全面的に製作に関わり、そのぶんメンバーも 「今まででいちばん好きなアルバム」と口をそろえているだけのことはある。それぞれの出来は なかなかのものだ。ただ、どこか物足りなさが残るのだ。きっと次作はその物足りなさを満たして くれるだけの作品を提示してくれるに違いない。それだけの期待をもてる作品である。 「アイドルだからこそジャンルにとらわれず、いろんなタイプの曲に挑戦できる。」 アイドルだからというだけでとりあげない某ラジオ局もあるが、そういうことは曲を聴いてから 言ってもらいたいものだ。そういう考えが既に古いことを彼らの作品が示している。
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