私がよく利用している、ファッション系の通販会社。 テレビでCMを流すほど、割とメジャーなところです。 先日、注文していたシルバーのリングが届きました。 箱から出して「?」、つけてみて「?!」 そう、不良品だったのです・・・。 |
さて、何が問題なのかといいますと、 1.サイズが微妙に小さい。 2.ついている石が内側にとがっているため、指にあたって痛い。 の2点。 1については、図1右のリングと比較してみると、本当にわずかながら円周が短い のです。はめてみるとよくわかるのですが、確かに小さいんです。 実際に長さを測ってみました。 |
図2を見ていただくと、わずか約0.5mmながらも、小さいことがわかります。 (リングはわずかな差でサイズが変わります) 小さいのは気のせいではなかったのです。 そして問題の2。 普通、石つきのリングの場合、内側、つまり指に触れる側の石のカッティングは 指にあたらないように台座を高くして、カッティング部分が収まるようになっています。 しかし、今回の場合は、台座のないまま、三角にカッティングされた先端が直接指に 当たるようになっています。リングの内周にそれが収まる程度なら、問題はないのですが、 今回は見た目にもわかるほど、とがった部分がはみ出ています。 図1の写真の、問題部分を拡大してみました。 |
この状態なので、もちろんつけていれば痛くなります。 もちろん、これでは使えません。 実は、この通販会社で不良品に当たるのは、なんと4度目のことでした。 1度目は下着の生地不良。 2度目はリングの石を留める爪が1つ極端に短くなっていて(折れているようにも見える) 気がついたときには、その部分の石がなくなっていました。 (これに関しては購入後、返品期限が過ぎていたため、当時は申告していません) 3度目は、届いたリングに石が入っていませんでした。 (入っていた袋に石が落ちていなかったので、明らかな検品ミス) 1度目の件は、見てわかるものではないので、仕方ないでしょう。 2度目の件は、よく見ればわかるでしょうが、これも見落としても仕方ないかもしれません。 しかし、3度目の件と今回の件は、一見すればわかる不良です。 ということで、通販会社の問い合わせ窓口に電話してみました。 出たのは、口調は丁寧だけど、めんどくさそうな様子の女性の方(^^;) とりあえず、サイズが若干小さい感じがすることと、石のセッティングの件を話しました。 係の方が同じ商品を確認したところ、石のカッティングについては、 正常品は平らな処理になっている(つまりあのように尖ることはない)とのこと。 私は、これでアクセサリーの不良が3度目であること、前回も今回も 検品すればすぐにわかる状態なのに、何故このようなことが何度も起こるのですか? とたずねました。しかし、返ってくるのはヤル気なさげで、答えになってない答えばかり。 結局、「検品を徹底させます」以外に、実のある言葉はありませんでした。 通常なら、それで十分なんですけどね・・・前回も同じことおっしゃったんですよ? でも、こういう結果なわけで・・・。 少しでもきちんと対処しようとする姿勢がみじんも感じられなかったのが、本当に残念でした。 (その通販が、わりと好きなだけに・・・ガッカリ) |
実際に商品を手に取って見られないのが通販の難点です。 わざわざ返品・交換のために、連絡をして、送り返す手続きをとるのは 手間がかかります。自分のミス(イメージ違い・サイズ違いなど)で そうした手間をかけるのは仕方ありませんが、メーカーのいい加減な姿勢のために、 このような手間がかかるのは、気分的にもあまりいいものではありません。 それにメーカーにしてみたって、不良品を出すことによって発生するコスト (不良品に係る代金、返品・交換によって発生する送料や梱包代など)が 増えれば増えるほど損なはずです。少しでも損を出さず、また消費者の信頼を 得るためには、まず出荷までに可能な商品チェックを怠らないことです。 そして万が一不良が発生したときには、速やかに解決策をとるべきでしょう。 不良品が出ても、口先だけの「改善」では、いい結果を生むわけがありません。 今後、この通販会社が本当に「改善」していい方向に向かってくれるか、 期待したいと思います。 |