夢日記・ミニ版その1「ハヤク落ちろ」



 いきなりだった。 マンションの屋上から落ちた。
 「やばっ」
 どうしたら助かるのか、咄嗟に小学校低学年の頭で考えた。
 「えーっと、落ちたら、時間が経つほど速くなるんだから、きっと」
 何で落下中にそんなこと考えられるんだ……、とかは置いといて。
 「地面に落ちるまでの時間が短かったら、地面にぶつかっても大丈夫だ」
 ……おい。
 「早くっ、早く落ちろー!」
 ……しかも念じるなっつーの。
 そして、バリバリドカーンと轟音。
 結局、なぜか落下地点にあった物置の上に落ちて助かったのだった。



夢日記・ミニ版その1「ハヤク落ちろ」 −終わり−


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