(後編)

昼の高層ビル群 撮影:勝ちゃん
 
<3日目> 2001.5.9
 この日は、フリーです。しかし、朝からどんなに意気込んでも、店が開いておりません。特に、雑居ビルの店は14時〜夕刻の開店です。そこで、ホテルと同一の町にあった香港歴史博物館へ足を運びました。開館まで時間もあったので、ゆっくりと歩き、通勤途中のサラリーマンに混じって街の中を散策しました。

 海岸沿いに歩道橋が掛かり、そこから香港島の高層ビル街がとても綺麗に見えそうでした。そこで、写真を撮ろうと上ろうとしたら、警察?、じゃなくて軍隊、しかも頭を剃った女性兵士に呼びとめられました。良く見ると、歩道橋の上には、兵士がうろうろと…。英語で話してくれたのですが、「もうすぐ、重要な人物がこの下を車で通るので、5分だけ待て」と。なるほど、厳戒態勢だったわけです。

 実は、前日から来訪していた中国首席の江沢民が、移動中だったのです。あと、余談ですが、キンキキッズと行き帰りが同じ日でした。昨日の市内観光で一緒になった若い女性の二人組は、キンキキッズの香港コンサートを見る目的で来たそうです。それに、香港女性の間でも凄まじい人気のようです。

 さて、話は元に戻して、香港博物館、ロビーに入ったら何か雰囲気が変。ギャラリーしか開いていません。案内に聞くと、メイン展示室は改装中で、夏にリニューアルオープンだそうです。ガッカリ…。

 そこで、ホテルの方向に戻り、昨日のトイザラス方面へ。まだ、ベンダーを回したかったからです。また困らないように、$10コインを入手すべく、まずはホテルのフロントへ立ち寄りました。しかし、最大4枚までしか替えてくれませんでした。そこで、銀行へ行くことを思いつきました。$10棒で沢山もらえばいいのです。そして、最寄の銀行窓口へ…。待つこと20分以上、いざ$500紙幣を差し出し、$10へのコインチェンジを頼むと、紙幣が沢山帰ってきました。やはり$10コインは4枚で、あとは$20札に両替されました。そこで、頼み込んだのですが、オールチェンジは出来ないと言われてしまいました。たまたま両替を頼んだ銀行がそうであったのかどうかは知りませんが、日本と事情が違いすぎるので参りました。とにかく、溜まっていた釣銭など、あるだけのコインを叩いてウルトラP5再販をまわしました。何とか1セット揃いましたが、2セット目はあとエース1体というところで、コインが無くなりました。

 ところで、この店が入っているショッピングモールの中には、e-stationというPC街頭端末が、あちらこちらに設置されていました。外国人観光客が、ホットメールを使っている光景が常に見られます。そこで、空きを見つけてトライしました。Exploreを立ち上げ、GASHA TECHのアドレスを打ちこむと瞬時にトップメニューが出現!当たり前のことですが、感激しました。「世界は繋がっているんだなー、すばらしい!」って。BBSを開けると、日本語翻訳機能が作動して皆さんのカキコを拝見できました。でも、かな漢字変換のFEPが入っていないので、自分はローマ字のベタ打ちでカキコしました。それから、ホットメールを用いて、カミさんの携帯電話にメールも入れておきました。“boukouen”にはさぞ、驚いたことでしょう。ネットカフェもありますが、このe-stationは無料で使えますので、大変に便利です。その代わり、椅子がありませんので、長時間の使用は辛いですよ。

 さて、いよいよ香港島の探索です。まずは、銅鑼灣(コーズウェイベイ)へ。そして、トイザらスコーズウェイベイ店に行きました。皇室堡電脳廣場の3階にあります。店の間口は狭いですが、中は広いです。MIA、ここも沢山ありました。ガンダムとグフもありました。ガンダムは、香港版かと思いましたが、手の色がグリーンではなく、グレーで明らかに日本版です。グフの本体色は、どう見ても濃紺色ではなくスカイブルーです。店員に聞いてみたら、香港版だと言いましたが、持っていったカラー画像の資料と照らし合わせても日本版としか思えなかったので、パスしました。

 他の物は、尖沙咀店と同じ感じでしたが、レジの近くを見てビックリ。チョコエッグペット編第1弾が、沢山売られていました。1個定価$14.9を$12.9へ値引きする表示がされていました。それにしても、日本よりは割高ですね。百鬼夜行2は、またありました。その他、SICキカイダー&サイドマシーンが$529.9、HGメタルのジェットビートルが$89.9、大鉄人17が$280です。

 レジを出たところにベンダー機が置いてあり、HGはウルトラP25と仮面ライダーP14がありました。昼食をした時のお釣りが出ていたので、それぞれ1回づつ回したら、ガンダーとゴ・バダー・バが出ました。やはり、ミニブックは袋の中に入り、外には補足説明の紙片が入っていました。

 トイザラスが入っている同じ建物の2階には、模型屋があります。そこに入ってみると、プラモ等が多かったですが、ベンダー機がありまして、ウルトラP2再販がありました。店員に言って、$10コイン4枚を両替してもらい回してみると、メフィラスが3連発、そしてエレキングでした。これらにも、補足説明の紙片が入っていました。

 あと、このビルの11階から13階には、電脳ショップが沢山あります。しかし、どれも綺麗な店ばかりで、私好みの怪しい店は有りませんでした。メーカー物のハードウェアについては、日本の方が安いのではなでしょうか。

 次に、このビルの裏側に回り、銅鑼灣中心へ。ここは、信和中心よりも、ややTOY系が多い感じでした。スパロボ7($120)を発見したので、目的の3穴かどうか確かめるために見せてもらおうとしたところ、一生懸命探してくれたのですが在庫切れ。ディスプレー用は売れないとのことでした。MS1香港版は、まだまだ在庫があるようです。$100のものを買いました。MS3($200)もありました。

 この店を訪れたのは、14時くらいだったのですが、開店していない店が何件かありました。よく紹介される、ガンダムRX-78-2i-macバージョンも飾られていました。スケルトンボディーのものです。こちらは非売品となっていました。

 さて、次に東方188商場へ向かいました。地下鉄で行くと隣の灣仔(ワンチャイ)なのですが、頑張って歩きました。すると、空が真っ暗になり凄まじい夕立が…。雨宿りしながら向かいました。

 このビルは、TOY系の店がよく残っています。品数も一番豊富のような気がします。ウルトラマンベストセレクション1(後期)が$500、仮面ライダーシルバーブロンズA&Bが$400でありました。そして、再びスパロボ7を見つけました。確認したら3穴で、しかも先程の店よりも安い$90でした。そこで、6セット欲しいといったら、ダンボール箱をほじくり返して探してくれたのですが、3セットしか有りませんでした。あと、MIAを沢山取り扱っていた店を覗くと、ガンダムの香港版がありました。すぐに分かりました。これは$60で2個しか在庫がありませんでした。他のものの香港版について聞いて見ると、問い合わせましょうか?と聞かれました。

 私が回ったTOYショップビルでは、この東方188商場が一番充実していたと思います。信和中心よりも、全体に値段の相場が低いと思いました。香港へ行って、もし時間が無ければ、ここだけ立ち寄るのでも充分かもしれません。その他、トレカの店や交換場までありました。

<4日目> 2001.5.10
 午後便の飛行機で帰るとはいえ、空港2時間前集合ですので、10時20分にホテルへお迎えが来ることになり、ほとんど時間がありませんでした。まだ開店していないショッピングセンターを歩いていると、9時になって“e‐station”が立ち上がり始めたので、少し遊んでいました。

 そして、香港の街と別れを惜しんで空港へ。しかし、デカイです、この空港。ゲートが80もあるんですよ。空港内には、沢山の店があります。玩具店もありまして、MIAなどが沢山置いてありました。最後の最後まで、退屈させません…。

 香港“膀胱炎”紀行、これでおしまい!お粗末さまでした。
 
▲朝の蒸留水搬入:飲食店で使用します。 ▲香港歴史博物館:残念ながら改装中
▲ホテル・ザ・ペニンシュラ:一度は泊まってみたい ▲キンキキッズの看板:隣も有名なアーティスト!
▲e‐station端末:GASHA TECHのトップページが! ▲トイザらス銅鑼灣店:“反”の字が逆さまに、やはり…
▲トイザらス内のベンダー機:ユージンタイプだ ▲模型屋:アーミー、ガンプラ等が充実
▲銅鑼灣中心のショップ:i-macバージョンが眩しい! ▲東方188商場のショップ:充実、低価格
 
総まとめ:香港インプレ!
 香港の観光をしてきた人や、行こうかどうか迷っている人達から、「あそこを訪れても、東京の都心部を散策しているのとあまり変わらないのでは」という声をよく耳にします。おいしい食事やブランド品の買物で終止するツアーでは、確かにそう思えてしまうかもしれません。特に、名所・旧跡など、観光するポイントが少ないことは事実でしょう。でも、あの蒸し暑い気候から逃避することなく街へ繰り出し、ゆっくりと散策すれば、やはりアジアらしさを肌で感じることができ、香港の匂いを知ることができると思います。
 整然と再開発されたビルや道路は、一見すると超近代的な都市の様相を呈していますが、ふと違う角度や裏道を見ると、半ば雑然とした居住空間が存在しています。香港を構成する半島や島は、それほど面積が大きくなく平坦地も少ないことから、人々の生活区域はごく限られています。そのために、大変に過密した街が形成され、ビルや共同住宅の高層化が激しいです。また、香港では、地震が発生しません(さすがに台湾地震の時は震度1だったそうですが)。世界的に有名な「香港100万ドルの夜景」は、香港島のこうした高層ビル群が演出するイルミネーションなのです。

 さて、香港の楽しみ方はいろいろあると思います。一度しか行ったことのない私は、全然偉そうなことは言えませんが、街を歩くことが一番楽しいことだと思います。お決まりの高級店巡りもよろしいですが、一般庶民的なレストランや店などを覗いたり、行き交う人々のエネルギッシュな雰囲気を人ごみの中で味わってこそ、香港へ行った甲斐があるような気がします。

 そういう点では、我々のように、TOYを求める旅というのは、非常にマッチしているかもしれません。とても好奇心が沸いてきますし、楽しいです。それらを探し回る過程で、香港の雰囲気が充分に味わえるでしょう。商品はほとんどが日本のものです。ですが、もしかして我々以上に関心を持って見つめているかもしれない香港人の様子を見るのも、これまた興味深いものがあります。

 それから、大きい声ではいえませんが、コピー商品の存在はやはり魅力です。そういうものを肯定するかしないかという問題はさておき、そういうものを作り出している香港人のスピリッツが面白いです。これも文化といってよいと思います。最近は、少なくなってきているようですが、もし、こういったものが一掃されてしまったとなると、香港へ行く魅力というのはかなり減少してしまうことになるでしょう。

 もし、ここをご覧の皆さまが、TOY探しの旅に香港へ行かれるようでしたら、参考にしてみてください。関連ショップは、夕方から夜にかけて賑わいます。ですから、昼間は、他の観光やショッピング・食事、OPツアーなどで楽しまれた方がよいと思います。夕方に切り上げて、ショップを回っても、充分な時間が取れるのではないかと思います。香港は、そんなに広くありません。九龍から香港島の連絡も、地下鉄などで非常にスムーズです。ガイドマップの地図に示された範囲は、歩いても僅かです。より、合理的なプランのもと、是非香港を楽しんでいただきたいと思います。

2003.8.9改訂