チョコラザウルス第2シリーズの、関東地区販売分(前期版)と関西地区(後期版)です。もう、お気づきの方も多いと思われますが、両者には塗装、分割などに大きな違いが発生しているようです。それでは、GAHA
TECH流に見てみたいと思います。 形的には、首の角度が違います。分割は、両腕と腹・背中のラインに違いが顕著です。頭部は塗装前に接着されていますが、前期版では舌の中央を分割しているのに対し、後期版ではその部分を避けて顎の横を這わせています。そのためか、顔の幅が小さくなっています。また、パーティングラインは、全体に一致していません。 塗装では、マスキングパターンが異なります。特に、顔の白・こげ茶ラインが顕著です。背面では、こげ茶色が線的に吹かれるようになり、覆面側では黄色の吹き面積が広くなります。それから、下顎の歯茎の塗装が無くなり、歯の描写がきちんと施されています。 全体の傾向としては、第1シリーズと同じく、後期版の方が線的に鈍くなるということが言えますが、逆にエアブラシの吹き加減が洗練され、グラデーションが巧みです。分割も見直しの結果によるものでしょう。まあ、自動車で言うところのマイナーチェンジということで、改善と生産工場の技術的熟練の結果によるものだと思います。 |