MEMO-056 チュパカブラ3種
 ここのところ、食玩界も立体化するネタの開拓に、そろそろ行き詰っているのかもしれません。非キャラクターとしては、動物・深海魚・恐竜・妖怪と来て、ミステリーへ。メディコムトイの「大神秘博物館」を皮切りに、味覚糖の「コレクト倶楽部・世界七不思議編」、そしてハートの「ムー・総力特集UMA未確認動物」と来ました。

 自然界に実在する(した)ものを、立体図鑑的に網羅しようとする科学的な方向性に対し、人間が創り出した文化の中から架空・謎・偽的なものを取上げて立体化しようとする動きが起こってきたように思います。それは抽象を具体化するわけで、決してリアルという表現は出来ないにしても、そこにはジョークは無く、リアルイマジネーションの追求として大変に面白いことだと思います。

 また、子供の頃に真剣に考えた経験が少なからずあるという世代にとっては、懐かしさ故に強く引き付けられるものがあります。今やもう、世界七不思議などクラシックな世界な訳です。

 ところで、立体化する対象物は決して多いとは言えません。それは、事実を裏付けようとする資料が存在し、有名なものでなくては意味が無いからです。したがって、幾つかの対象物がそれぞれのラインナップで重複している状況が発生しています。

 そこで早速、悪戯に比較してみることにしました。比較する楽しみ、これもコレクションの醍醐味です。画像の3体のチュパカブラ、どれが出来が良いのかは見る人のイマジネーションの問題でしょう・・・。
大神秘博物館のチュパカブラ
    (ミステリーカラー版)


 他に比して、漫画チックな雰囲気です。頭が大きく、背びれは短く先が丸いです。舌の先は鋭く、トカゲのような眼球を持っています。体毛があります。歯は見えないです。
コレクト倶楽部のチュパカブラ
     (異彩色バージョン)


 背びれが長く、先が尖っているのが最大の特徴です。首は太く、鋭い牙を持ち、下の先も先鋭です。目じりも吊り上っています。体毛らしきものはありません。
UMAのチュパカブラ

 脇にヒレがあるのが特徴です。背ビレは小さく数も少ないです。お尻は、一番大きいです。素材がクリアなので、目が光ります。体毛や、瞼の表現が細かく、生物らしさに溢れています。

2001.12.19作成