2.極めつけの重量感 HGウルトラマン PART1 −初版前期−(白色成形) パワードレッドキング |
@ ウルトラマンパワードの怪獣なので、自分としてはそれほど思い入れはないのですが、その塗装仕上げの重厚さに強い魅力を感じています。そもそも、造形も大型で迫力があります。 | A 塗装は、本体全体にアズキ色を吹いた後、筆を用いて希釈した黒色を表面の凹部を中心に塗布し、同時に頭部や尾にも被せています。少々乱暴なくらいの塗り加減が、逆に迫力を浮き出すことにつながっています。 | |
B 筆による作業のため、大きく個体差が生じているものと思われます。ツメの一つ一つも白色でマニキュアのように塗装されています。後の再販では、爪の部分全体を横に繋げた塗装に変更されます。 | |||
C 初期HGシリーズの怪獣を見ると、メーカーと工場の両方が、塗装表現を技術的に思考錯誤していたことを思わせます。このように塗りムラの生じる手法は、画一的な生産には向かず、以降NGとなったようです。 | D 実際(劇中の着ぐるみ)の表皮は、細かくひび割れしたような艶消し調を呈しています。HGのイメージは、それとは異なるものになってしまいましたが、これはこれで、気に入ってます。まさに、逸品だと思います! |