3.ボカシ塗りの極意 HGウルトラマン PART2 −初版− エレキング |
@ エレキングは、初版以降何度かの再販がありますが、塗装色が大きく変更されて行きます。右腕分割部分の金型改良等もあったようですが、塗装の方は残念ながら簡略化の方向で進んだといえます。 | A 初版は、本体色が光沢の乳白色を呈しています。劇中の着ぐるみのスチール写真では、幾通りかの解釈が出来ますが、本来の色に最も近いものと思われます。最近限定再販されたEXPO2000版では、艶消しの白色で彩色されました。 | |
B 黒色部分の塗装は、マスキング型が少し浮いていて、周辺がボケています。技術的な問題もあったかもしれませんが、ある程度は意図したもの考えられます。特に背中の黒色帯は、本来のドット表現に代わるボカシ塗装なのだと思います。 | |||
C また、再販の度にマスキング型が作り直され、それぞれの鼻先の三角黒斑の形が変化していくのは面白いです。黒斑は、省略も認められますが、これだけの塗装が施されているのは、コスト的にも驚異だと思われます。 | D 下半身には、ドライブラシによる明茶褐色の汚し塗装が施されています。こちらの方は、再版される毎に強調され、不自然な表現に向かっているのではないかと思われます。 |