4.巧妙な塗り込み HGウルトラマン PART2 −初版− ゴモラ |
@ HGゴモラは、非常に高い次元の仕上がりを見せています。書籍などに掲載されている写真ではよくわかりませんが、実際に手にしてみると驚きます。 | A 塗装は、まず全体を黄土色で塗装しています。次に、コゲ茶色で全体に筆塗りしています。この時の微妙な塗りムラや沈殿が、皮膚の凹凸を浮き出しています。また、この塗り具合で個体差が生じています。 | |
B また、注目したいのは、胴部から脚部側面や手の甲などに、溶剤によるふき取りのような痕跡が認められることです。あるいは、コゲ茶色の筆塗りの際に、下地の塗装が溶けて剥離されたためかもしれません。 | |||
C 角は、先端に下地色の黄土色を残し、マスキングにより朱色のジグザグラインを入れてあります。尾は、甲の方からコゲ茶色を長軸に一直線、エアブラシにより吹いています(筆塗りのものもあるようです)。 | D 塗装に光沢が強すぎるなどの点は、違和感があるかもしれません。また、胴部の分割が目立つ事も改良すべき点として指摘できます。しかし、巧妙な塗装手法により、とてもリアルな皮膚感を表現しています。 |