22.重いカプセルの疑惑

ベンダーマシン実験 @

ガシャラーの間には、幾つかの定説があります。
その中に、「重いものは、早く出る。」
「満タンに近い状態で回すと、重いものがまとまって出てくる」
…と、いう説があります。
確かに、自分自身もそのような経験があります。
でも、果たして本当なのでしょうか。
自前のベンダー機で実験してみることにしました!

使用ベンダーマシン:BVM 2002

 
参加HG 袋詰めシェイク前 袋詰めシェイク後
 重量級のSR・HGを適当にセレクトしました。アトム2の「お茶ノ水博士」、ウルトラマン13の「ネオダランビア」、ウルトラマン15の「タッコング」です。この3点のみ、赤色のカプセルに入れました。  カプセルが封入されている袋を入手しましたので、50カプセルを入れました。この袋詰めの段階で、何かの動きがあるかもしれません。赤色のカプセルに注目してください。  かなり大胆に振ってみましたが、カプセルの特別な移動は生じませんでした。カプセルの大きさが異なれば、大きいものが上がってくるのだと思います。
 
実験その1(0回) 実験その1(5回後) 実験その1(7回後)
 さあ、ベンダーマシンに50個のカプセルを詰めました。実験結果をハッキリさせるために、赤色のカプセルは一番上にセットしました。奥がタッコング、手前左がネオダランビア、手前右がお茶の水博士です。  たったの5回だというのに、赤色のカプセルは下方に動いていきました。動きをよく観察してみると、渦巻きに飲み込まれていくような感じです。下方の回転台が、洗濯機のファンのような作用をしているわけです。  7回目に、早くもタッコングが放出されました。これは驚きですね。
 
実験その1(10回後) 実験その1(15回後) 実験その1(20回後)
 ネオダランビアが、リボルバー(回転台)に接しています。お茶の水博士は、やや上位のレベルで安定しています。  もう、埋もれてしまって見難くなりました。  ネオダランビアが、リボルバーにホールドされています。この後、23回目に放出されました。お茶の水博士も、続いています。
 
実験その1(30回後) 実験その1(39回後) 実験その2
 残り20カプセル。お茶ノ水博士は、まだリボルバー内に到達していません。  お茶の水博士が放出された直後の状態です。  少し配列を変えて、もう一度実験してみました。左奥がネオダランビア、中央がお茶の水博士、手前がタッコングです。
 
<実験その1>
7回目-タッコング
23回目-ネオダランビア
39回目-お茶の水博士

<実験その2>
8回目-ネオダランビア
12回目-お茶の水博士
38回目-タッコング
 実験の結果、重要なことが分かりました。重いカプセルが下がることは事実だったのです。
 カプセルケースの奥の方に入っているものが、早く下がるということも確かです。それもそのはず、リボルバー(回転台)の中心が奥に偏っているからです。いくら重くても、手前の方に見えているものは、渦に巻き込まれるまで時間を要するようです。
実験結果の比較 ベンダー機のカプセルケース底面 実験結果のまとめ

2001.1.13作成