35.再販徹底比較(8)

ウルトラマンP3−EXPO版vs再々販


EXPO2000のハプニングより約8ヶ月、
曰く付きのPART3登場です。
PART3といえば、1999年9月にも再販されているため、
コレクターの間では、特別に要望の高いものではなかったと思います。
そのために、EXPO2000では、敢えて生産数が少なめに設定されました。
これが、大間違いの素となりました。
ロットマークが更新されていたのと、専用ミニブック付きということで、
入場コレクターは、とりあえず一通り欲しいに決まっています。
そして、何と初日前半に完売。
東京イベント限定ということに拍車をかけて、
消費者の不満が爆発したのでありました。
おかげで、EXPO版PART3には稀少価値が発生し、
オークションやショップ相場は、大きく跳ね上がりました。
今回の再版は、真にEXPO版PART3のリピートという責任を背負っているわけです。
しかしながら、一連のウルトラ再版と同じく、
ミニブックの仕様は異なり、素材や彩色も全く同一の物とはいきませんでした。
ロットマークは同じと言え、
厳密には別の存在になってしまったという感は、否めないでしょう。

このコンテンツには、以下の方から協力をいただきました。
ありがとうございました!

はいはいだいちゃんさん

ヒダシンさん

ハリアニさん

○再販観察表○ ※相対的に比較した場合のコメントです。
↓ EXPO版 2000/8 ↓ 再販 2001/4
ウルトラマンパワード
<目の青色> 暗い 明るい
<本体の銀色> 暗い 明るい
<本体の赤色> 暗い 明るい
 
パワードケムラー
<本体の灰色> 黄色っぽく明るい 暗く半光沢
<背面ヒダのドラブラシ> 白っぽい 黄色っぽい
<背面中央円形部分の黄色> 明るい 暗い
<背中と羽裏の赤色> 濃くピンク調 明るい
<羽裏側の斑点の黄色> やや薄い やや濃い
 
ウルトラマンタロウ
<本体の赤色> 濃い 薄く朱色調
<額のビームランプ> やや暗い やや薄い
 
タイラント
<本体・尻尾の緑色> やや暗い やや明るい
<腕の緑色> やや明るい やや暗い
<下半身正面のドライブラシ> やや金色 やや金色が強い
<後頭部のヒレ先端の形状>

再々販には、両Typeが1:1の割合で混在する。
Type-aは尖り、Type-bは丸まる。
初版はa、1999年再販はbであった。
EXPO版では、今のところbのみ確認している。

 
ダダ
<成型色(素材)の白色> 黄ばみ調 純白
<目と唇の赤色> 薄い 明るい
 
ゼットン
<成型色(素材)の白色> 黄ばみ調 純白
<口と胸のオレンジ色> 薄い 濃い
<本体の黒色> ややグレー系 漆黒調

※ この他、全部について素材変更による軟質化が挙げられます。
※ 個体の塗装差により、この限りではありません。

2001/6/13