使用している材料について
Crescent-grass.では、シルバーやポリマークレイ、天然石やコルク、ウッドビーズと言った自然素材など、色々な材料を使用した手作りアクセサリーを制作しています。制作するために使っている材料や、それにまつわるお話などを一部ご紹介。
〜Silver〜
銀製品は純銀粘土を使用して作成しています。純銀粘土とは、純銀の微粉末、水、
バインダーと呼ばれる結合剤を混合し、純銀を粘土状にしたもので、乾燥させて高温で
焼成する事により、水と結合剤が燃えて無くなり、純銀となると言うもの。焼成後の純度
は99.9パーセントになります。これは確かに通常の銀細工…彫銀などから考えれば簡単
かも知れませんが、あまり簡単に考えない方が良いと思います…。私も基本だけは講師
の先生に教わりに行きました。材料の値段もけっこう高いですし(笑)本格的にやろうと思う
とそれなりに費用もかかります。材料費や道具などがもう少しリーズナブルな価格なら、
失敗しても…と思えて、実験的要素な作品作りにも取り組めるのかも知れませんが…
(苦笑)本などには、とても簡単そうに書いてあるものもあるのですが、成形しているうちに
どんどん乾燥し、ちゃんと形づくれなかったり、だからと水を使いすぎても仕上がった時の
表面がざらついて綺麗な光沢が出なかったりします。乾燥後は彫ったり削ったり出来るの
ですが、これがまたちょっと力を入れすぎると割れてしまったり…。また、乾燥が不十分な
状態で焼成すると、ひび割れが起きたりと、なかなかやっかいなモノです。
作れば作るほど、難しさと言うか、奥深さを痛感しています…。
〜Wire〜
ワイヤーアートは、17世紀のスロバキアで始まったとされる歴史あるクラフトだそうです。
ワイヤーも奥が深いですよね…。素晴らしい作品を手がけてらっしゃるワイヤーアーティス
トの方が沢山いらっしゃいます。多くのワイヤーアーティストの方が多分そうではないかと思
うのですが、私が主に使用しているのもアーティスティックワイヤーです。通常のワイヤーの
感覚で考えると多少お高いですが、やはり使いやすさが違うので、一度使うと手放せませ
ん…。現在日本において最高級のカラーワイヤーだそうで、耐久性に優れ、変色、退色
も少ない…らしいです。色もホントに沢山あります。ただ、コレはこういう物…らしいの
ですが、入荷時期によって、同じ品番でも多少色が変化します。品質がいいのは良いの
ですが、これだけ日本の工芸技術は発達してるのに、アメリカの物が最上級って…。
日本でも同じレベルの物が作れないのかな〜、と思うのは私だけでしょうか…。そうしたら
もう少し安くなるのでは…(笑)
ビーズクラフトをされる方なら一度はワイヤーも興味を持つのではと思うのですが、私が最
初にワイヤーを使ったのはその辺に売ってた真鍮ワイヤーで、全然思い通りに作れず、
『ワイヤーって難しい〜』と思いました。しかし、テグスでちまちま編んでいくというのが
どうにも性に合わなくて…ビーズワークをしている友達なんか、すごく上手に作るんですが
、すごいなぁ…と感心しつつ、私には向いて無いかも…と思ったものでした。しかしその後、
アーティスティックワイヤーを入手する機会があり、懲りずに再挑戦してみた所、なんだか
面白くなって。しばらくハマってしまい、ワイヤー作品ばかり作っていた時期がありました。
しかしこれはアメリカからの輸入品なので、近くには取扱店が無く…。
遠くの店まで買いに行くか、通販になってしまうので、うっかり在庫を切らしてしまうと、
急ぐ時には困りものです。
〜Polymer Clay〜
元々はアメリカ生まれの粘土工芸で、樹脂粘土の一種(一般にオーブン粘土と呼ばれる
粘土)を使ってさまざまな物を作る、と言うもの。焼成すると硬くなります。ポリマクレイアート、
ポリマークレイなどと言った呼び方があるようで、木や石など、自然物の感じが出せたり、
ヴェネチアンガラスの技法などを用いたものなど、かなり奥が深いです。海外のアーティストの
方々の作品など、見るだけでも素晴らしい作品集が沢山出版されてます。
海外では色んなメーカーがあるようですが、日本で販売されているのは、フィモ、スカルピィ、
プレモ!、ハマナカオーブン粘土等。それぞれに特性があるのですが、私が気に入って主に
使っているのは、ポリフォーム社の『premo!』(プレモ!)です。『!』まで付けるのが正式名
称らしい…(笑)通常の樹脂粘土、オーブン粘土に比べると硬いのですが、手で練ると体温
で適度な柔らかさになり、柔らかくなりすぎないのが逆に私は成形しやすいです。(冬場は柔
らかくするのに力がいるので、作業が大変ですが)(+_+)
「THE PREMIUM POLYMER CLAY」とも呼ばれるそうで、その高い品質には定評があり
ます。銀と違って焼成するまでは完全には硬くならないので、途中で作業を中断しても問題
無いのが嬉しい。(銀は途中中断すると、後で泣く羽目になります)(笑)
まだまだ可能性は広がりそうで勉強中ですが、銀とコラボさせても面白いので、色々模索
して行きたいと思ってます。
…しかしこれも輸入品なのでワイヤーと同じく、近くに取扱店が無く、遠方まで買いに行くか
通販になってしまうので、手元に届くまで、時間がかかってしまうのが目下の問題…。
※補足(2008/03)
現在は『フィモクラシック』なども併用しています。これもプレモと同じく、硬いのですが、半透
明色、(トランスルーセント)の綺麗さと、焼成後の磁器のような光沢、強度はなかなかです。
現在は米国ヴァン・エイケン社の『ケイト・ポリクレイ』という物もあります。
気泡を取り除くバキューム・アートプロセスと言う技術を利用した唯一のポリマークレイだそう
で、現在販売されているポリマークレイの中でも、加熱後最も弾力と強度があり、若干の
ニオイがありますが、発色性の良さ、変色の無さ等に定評があり、花や強度が必要な雑貨
作りに適しているとの事です。
(私はまだ使用した事が無いのですが…そのうち試してみたいですね)
他にもオーブンで焼成すると消しゴムになる『イレイサークレイ』や、蓄光性を持つ、『グロー
インザダーク』など、さまざまなポリマークレイ用粘土が販売されています。
進歩して行っていると言うか…どんどん可能性が広がりますね。
また、日本で認識されている樹脂粘土の中には、常温で硬化するものもありますが、
こちらはトウモロコシを主成分としたもので、固まった時にやや透明感があり、弾力がある為、
樹脂の様な粘土という意味で『樹脂粘土』と呼ばれていますが、実際にはコーンスターチ
粘土なので、厳密に言うと、ポリマークレイ用の粘土とは別のようです。
〜その他色々〜
コルクに関しては、ワイン用などのコルク用品を製造している会社から、製造過程で小さな
傷や汚れなどが入ってしまい、ワイン用には使えなってしまったアウトレット品?を購入して
使用しています。
その他色々な副資材…チェーン、ピン、ピアスフック、ヒモ類などや、天然石、ビーズなどは、
特に購入店を決めていません。数店のお気に入り店はありますが…あちこち覗いて、色々な
物を購入してます。と言うのは、欲しい時に欲しい物が品切れの事がよくあるので、急ぐ時は
その店の再入荷まで待ってられない時があるんですよ…。それぞれの作品によって、通常色
やアンティーク色など、色んなパーツを使うので、欲しい物が1店舗で揃わない時もあります。
その作品のイメージ…この作品には、こう言うパーツを合わせたいな、とか、そういった
感覚重視で基本的には選んでます。
ですが、素敵なパーツや素材を見つけた時は嬉しくなってしまうので、逆にパーツや素材
からイメージが湧いてくる事もあります。
こちらに記載しました内容は、あくまで製作者、Ginkoによります主観的な内容です。
材料の使用感などは人によって個人差があると思いますし、必ずしも同じ感想では無いと
思いますが、個人的意見と言う事でご理解・ご容赦下さい。










