なまず研究所 みんなのなまず

テキサスのなまず

コメント 最近、なまずが飼いたくて飼いたくて、しょうがなくなって、いろいろなホームページをみていたら、ここにたどりつきました。

僕は、現在、アメリカ、テキサス州のダラス近郊で学生をやっている、照喜名(27歳)と申します。

こちらでは、なまずを食べるのは、ごく普通のことなのですが、僕の下宿の隣に住むご主人が、ちょっと変わったなまずの捕り方をするので、話のネタにでもしていただけたらと思い、筆をとりました。

この辺りには、幅が5mから、20mくらいの泥川がたくさん流れています。暖かくなってくると、隣のご主人は、血の気が多くなってきます。それは「なまず捕り」の季節だからです。

海から程遠いここいらで、釣りといえば、バス、なまず、鯉を釣ることを指します。スポーツフィッシングと、言うよりは、むしろ、食べる為に釣っています。日本の海釣りといった感じでしょうか。スーパーには、なまずナゲットなんかも売っています。レストランでも、なまずフライなんかがあります。
僕の隣に住む巨漢のご主人も、主に、食べるためになまずをとりますが、その方法が、ちょっと変わっているのです。

まず、水深、膝下から、3メートル位の川にジャブジャブと入っていきます。そして、手にした長い棒で、水面下の土手を突っついて、なまずの穴を探します。ビーバーの掘った穴は、なまずの穴と、良く似ていて、ややこしいらしいです。

穴を見つけたら、次に、自分の腕を、その穴へ突っ込みます。すると、「よそ者が入ってきた!!」と思ったその穴の主のなまずは、その腕を、がぶりと食いつきます。そこで、ご主人は、えらを内側から掴んで、穴から、なまずをひきずり出すのです。

腕に食いついたなまずは、回転したり、あばれたりするので、ご主人も、少なからずも、腕に怪我を負います。でも、それでできた傷が自慢みたいです。

それで、とれるなまずが、添付写真のものです。これを、木に吊るして、のこぎりや、ペンチを使ってさばいたら、冷蔵庫一杯になります。
昨シーズンは、とても深い穴を見つけました。ご主人が、腕をつっこんでも、奥まで届きません。棒を突っ込んでも、奥までとどきません。穴の直径は、80センチくらいだったので、でぶでぶのご主人では、腕を突っ込むのが精一杯でした。そこで、細身の僕に、白羽の矢が立ちました。

二メートルの棒を持ちます。息を一杯吸い込んで、なまずの穴へ入って行きます。棒を、精一杯奥へと伸ばしつつ、僕の体も全部なまずの穴へ入ってしまいました。この時点で、なまずは、棒の長さ(2m、プラス、僕の身長(170Cm)の、約4mの豪邸を構えていたことになります。そこで、棒の先端を何かが、噛み付いたのですが、そのまま、もっと奥へ入っていってしまい、僕も、それ以上入っていくと、危険なので、ご主人に、足をつかまれて、引きずり出されました。

最近は、投網で小型のなまずを捕って、観賞用にしようと試みています。一メートルくらいのガーなんかが捕れてしまう時もあります。網を破られるので、迷惑しているのですが。。。今まで、二回、適当なサイズのなまず(10cm)を捕まえたのですが、いずれも翌日に死んでしまいました。よく見ると、まばたきをしたりするんですねー。なまずって。そのなまずには、斑点があり、とてもきれいでした。

ホームページを拝見させて頂き、なぜ、そのなまず達が死んでしまったのかわかりました。水に慣らすなどということは、まったくしていませんでした。今度こそ、上手に水槽に放して、近くで観察してみたいと思います。その節には、またいろいろと、参考にさせて頂きます。あ、ちなみに、今日釣った60センチのなまず(白っぽい、きれいなやつでした)はもうすでに冷凍庫に入っています。明日は、魚フライです。

明日もまた,なまず捕りに行ってきます。水槽に入るか、胃に入るかは、大きさ次第です。
それでは、またお便りさせて頂きます。

テキサスより


今日は、投網で、念願のサイズのなまずを二匹捕まえたので、川の水を張った水槽に放しました。今のところ、元気にしています。

今から、どんな種類なのか、調べてみたいと思います。

テキサスのなまず
テキサスのなまず
テキサスのなまず
テキサスのなまず
ガー
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