植物は、不安定な基盤や不安定になる恐れのある法面では生育することが困難である。
植物を永続的に生育させる為には、生育基盤が侵食や崩壊に対して安定していることが重要な条件である。
施工後に崩壊等が生じて植生導入が無駄になるばかりでなく、場合によっては災害を引き起こす原因にも
なるので金網張り工を用いる。
金網張り工を設置することによって生育基盤と地山とのなじみが増大し、凍結、融解に対する導入植生の耐久力を高め、植物の根系が地山へ十分侵入するまでの間、土層の保持や生育基盤の安定、保護、保持する
役割をします。
植成工にラス金網を併用する場合には、スペーサーを設置して法面からの間隔を確保するものとし、 かつ移動しないようにアンカーピンにて法面に固定しなければならない。 |
ラス金網の重ね幅は10cm以上とし、更に法肩部より雨水等が浸透しないように地山に沿って 20cm以上巻き込んで施行しなければならない。 |
|
ラス金網敷設状況 | アンカーピン打設状況 | スペーサー設置状況 |
施工完了 |
植生工TOP | 種子吹付工 | 客土吹付 植生基材・土砂系 | 有機質系 | 播種工 | 枠内中詰工 |