八甲田山山岳スキーツアー

2001年1月】
青森は連日の大寒波
滅多に止まらないロープウェイも気温マイナス17度風速25Mで午後から運休
ほとんどの人が凍傷を負いました
しかし、雪質は、本当に、本当に最高でした!!

2001年2月】
2月16日の羽田発青森行JAS161便は悲惨だったようです
この時期羽田からの出発はほとんど青森空港の状況が悪ければ「三沢空港」か「羽田空港」へ引き返す
という条件付きになりますが・・・
16日は、羽田を出発したものの青森空港上空は猛吹雪、三沢へも着陸できず「仙台空港」へ着陸しました
仙台空港からタクシーでJR仙台駅へ向かい、新幹線で盛岡へ
そこからJR東北本線で青森駅へ、更にバスで八甲田へ・・・
ホテルに到着したのが、夜の8時30分だったそうです
16日出発された方はとってもお気の毒でした

翌日の、同じ便は30分程遅れで青森空港に到着しましたが・・・・今回は色々ありました
ホテルの送迎バスに乗り込むと「途中の林道に松の木が倒れて現在通行不可」
という連絡が入り、普及するまでしばし空港で待たされました
いつもより1時間遅れでスキー場へ向かうと上空を自衛隊のヘリが飛び交っています
11日から入山した登山者が戻らないので本日より本格的な捜索に入ったという事でした
計画書も出されていなかったので探し様がなく、自衛隊、警察、地元のガイドさんなど総勢200人体制だったそうです
結局、この方達は18日には救出されましたが・・・
この遭難は、地元の方達、捜索に加わった方々に大顰蹙でした!

2月18日ロープウェイを降りると青空が広がった 雲の動きがとても速く時にはこんな幻想的な風景も
いつもと雪が違って怖いよ! 樹氷群が青空に映えてとても美しい
気温は5度まで上がり雪がとても重たい・・・ 何度も転び、スキーが外れた

2月18日の夜、温泉に入りに行くと露天風呂は”「落雪」の恐れがあるので入らないでください”
の張り紙があり、外には屋根から落ちたばかりのブロック雪崩が押し寄せていました・・・
無防備で雪崩を食らっては大変なので、露天風呂はあきらめました

2月19日は朝から雪
ロープウェイの内部ガラスには氷が付着していて今日の雪質は少しは良いかと思いました
今日は「八甲田温泉ルート」全長5.3キロ(ロープウェイ山頂駅から田代平まで)
18日の捜索に加わったガイドの寺島さんから遭難者がビバーグしていたところを通るとの説明がありました
ロープウェイ山頂駅を出てゆるい登りを延々と歩きます
30〜40分ばかりたった頃か、なだらかな樹氷帯があり、遭難者はここでツエルトを張っていたといいます

昨日よりぐっと気温も下がったせいで雪質は持ち直しましたが、1月に比べれば悪いですね
降雪はあるものの、寒くはなく風もさほど強く吹いていません
エッチラ、オッチラと登ったせいで汗だくとなり、吹雪いているのに、暑い、暑い
大きな斜面を2回程滑り降りると、上部に人の影が・・・

と、その時、前方に雪崩が発生した!

幸いにして小規模で収まりましたが、怖い思いをしました
よく見ると、亀裂が走っているところもあったので、やはり急に気温の上がった時は要注意だと思います
みんな脱兎のごとく滑り降りましたが、途中急に雪が重いところが出てきて
一斉にバタバタと転び、みなスキーが外れてしまいました
こんな具合に今日は、雪質が急変でするので、ガイドさんたちも珍しく転んでいました(T島さん、N山さんも!)(^o^)/
密集した木々の間をややぶつかりながら降りて行き間もなく終点!!
ところが、これでツアーは終わりませんでした・・・

周遊道路上で、JRバスと観光バスが衝突して通行止めになり
我々の乗る迎えのバスが来ない!!

回復を待つと3時間かかるので、広いところまで歩く事になってしまいました
車道、両脇の雪壁は4Mくらいです
1時間弱くらい歩いて、やっとホテルのバスが見えてみんな歓喜しました
途中、ぶつかったバスがありましたが、フロントガラスは大きくへこんでいました
ロープウェイ山麓駅に着いたのが14時、1時間の休息の後、15時出発で午後は
「城ケ倉ルート」という事でしたが、私たちは17時40分の空港へ向かうバスに乗らなければならないので
ツアーは断念し、ゲレンデで遊んで終わりにしました
やっぱり、3日では短いですね

周遊道路を延々と歩くのであった うぇ〜ん、疲れたよぉ〜まだ歩くの・・・・?

おしまい

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