八甲田山”春”/山岳スキーツアー


【2001年4月】
東京は桜も終わりまもなくGWを迎えるという時
青森では4月23日に桜の開花宣言がありました

東京も昨日からの寒の戻りで3月の気温、
いつものJASで青森空港に降り立つと、空港周辺の雪はすっかりなくなっていました。
ホテルの前にも、もう雪はありません。
春は、ツアーも一日コースとなるので午後から参加するという事もできないので
ゲレンデに行きましたが、各ルートにも黒い土が見えていました。
ロープウェイで山頂駅に行き、フォレストコースを滑る事にしました。(全長5.0km)
気温はマイナス4℃/風速6M
外に出ると、入り口付近は、土が出ていました。でも、冬に比べ、風に暖かさを感じました。
フォレストコース上部は所々にアイスバーンがありましたが
おおむね春雪としては良好だと思いました。
一回滑った後、ゲレンデで滑る事になりましたが、土やギャップで、あまり面白くありませんでした。
午後からは、雪が降り出し、吹雪模様となって、休憩している間にはアラレも降ったようでした。
その後、晴れました。
ホテルに帰ったら、ガイドの山崎さんにお会いしました。
この冷え込みで、明日のコンディションは、最高だよ!と、言われ、期待します。

4月23日晴れ
今日のルートは、大岳〜硫黄岳〜睡蓮沼です。
お天気で、暖かいのですが、風がとても強かったです。
コンディションは、山崎さんのおしゃった通り、とても良かったです。山頂付近の積雪は2M。

ロープウェイ山頂駅を出たところ 広い斜面を思い切り滑ります。私たち以外のスキーヤーはいません。
左が井戸岳右が大岳、大岳の八合目まで登ります 大岳の南側の斜面を滑ります
お弁当はホテルで作ってくれます。天丼のお弁当でした。エビとイカ入り。 硫黄岳1360.2M。硫黄岳が近づいたら硫黄の匂いがしました。
背後は大岳、右の裾に仙人岱ヒュッテ(無人)があります 今度は硫黄岳を頂上まで登ってから滑ります
快適に登れたので、そんなに時間がかかりませんでした。 高田大岳は1552Mで大岳の次に高い山です
つぼ足、シールなどで登ります 硫黄岳から見る小岳(左)と高田大岳(右)

大岳の登り、表面はクラストして、キックステップが入らない個所もありましたが、概ね良好でした。
トラバースの途中で、突然風が強い時があり、思わず ”耐風姿勢”
お昼は、風が強いので、大岳を滑り終えた後、裾にある仙人岱ヒュッテで取りました。
無人小屋となっていますが、これがとっても立派な避難小屋!
なんと、石油ストーブに、非常用品(多分食料)なんかが置いてあり、小屋内部にトイレもありました!
ここなら何日停滞でも快適でしょうけれども
それほど、閉じ込められたらかなり長期戦であるという事を物語っているようでした。
硫黄岳からは睡蓮沼へ降りて来たのですが、あづま家は屋根まで雪で埋まっていました。


【4月24日雨のち晴れ】
今日は起きたら雨でした。
本日のコースは箒場岱ルートでしたが、やむ気配もないので待機です。
やっと10時出発に決まり、ロープウェイへ向かいます。
山頂駅に到着した時間が遅かったので、午前はカモシカコース、
午後からは大岳を途中まで登り大岳環状ルートを経て城ケ倉ホテルへ帰りました。
ルート後半に出てくる、ルンゼ状の中を下降する時、大きく左右に振られながら滑るのはとても爽快でした。
午前中は、薄曇でしたが、午後からは、朝の雨がウソのように良い天気となりました。

こんな広い斜面が沢山あります。みんな何回も滑りたい!と、言っていました。 寒水沢というのがどこにあるかやっとわかりました。
大岳144ポイント地点まで登って西側の斜面を滑ります 田茂萢岳 山頂直下にロープウェイ駅が見えます

冬の間は、周囲の景色はほとんど見えなかったので、地形をほとんど把握できませんでした。
春に滑ってみると、山の位置関係がはっきりします。
山を自分の足で登って、滑り降りるのですが、何処に行っても、広い斜面を滑っているのは私たちパーティーだけでした。

今年の八甲田は、1月、2月の積雪は多かったようですが、暖かい日が続いたので雪解けは早いようです。
いつものこの時期にしては、積雪は少ないとの事です。

それでは、また来年。

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さわのすけ★「北鎌尾根」