八甲田山岳スキーツアー

2002年1月】
年始から日本海側は連日の降雪
八甲田の年末、カミナリも鳴ったようですが、12月にしては雪の量は多くパウダーだったようです
昨年1月は超パウダーだったし期待して行ったのですが・・・
今回は、晴れ女が二人もいらしたので何時になく快晴。
途中で晴れ女、お一人お帰りあそばされたので、最終日はやっと八甲田らしい吹雪となりましたが
やっぱり、高い気温が続いたせいでしょうか、、雪は重かったです。
聞いたところ、今年に入ってからは良い天気が続き、気温も高く、降雪も多くないとか・・・
ここ、八甲田だけは、気温が低くて降雪の方が(つまりは悪天)喜ばれますね
でも、雪が悪かろうが、雨が降ろうが、やっぱり城ケ倉スキーツアーは楽しさ満載!!
今回は、私たちが初めてお会いする常連さんも何人かいらっしゃいましたが、みんな楽しい方達ばかり
思いっきり笑わせていただきました。
それに、よくよくお話しを聞くと色々な事にエキスパートだったりして、、、とても勉強になりました。


1月6日>
JAS161便は”条件付き運航”なく羽田を離陸しました
こんな事は初めてです
青森上空は下北半島もくっきり、青空には真っ白な雲
私たちは、初めて見る上空からの青森の景色を単純に喜びました
こんな天気の時に、八甲田の雪がどんな具合になるか考えもせずに・・・・・・

空港へ到着すると出迎えの車が来ていません・・・
電話をすると途中で事故を起こして行かれないとの事
タクシーでホテルへ向かう事となりました
タクシーの運転手さんが面白い話を聞かせてくれました
以前周遊道路を走っていると前からタヌキがトボトボ(か?どうかわからない)歩いて来たそうです
通り過ぎても延々と歩いていく
どうも山から周遊道路へ降りたものの(落っこちた?)上がり口が見当たらず、ずっと歩いてきたらしい
昨年、2001年のファイルを見ていただければお分かりになると思いますが
八甲田の周遊道路は左右に4mくらいの垂直の壁が立ちはだかり、これを越えて山へ戻るのは人間でもちょっと難しいです
タヌキくんには、バーチカルクライミングはチト無理だわね・・・

途中の道路上に表記してある電光掲示板の気温は−2℃
むむむ・・・暖かい

<1月7日>
ツララの姿もないホテルを出ると、とっても良い天気です
ロープウェイ山頂の状況は
≪−4℃、風速1m/s≫
今日の午前は、カモシカルートへ
ほとんど無風状態のロープウェイ山頂駅を出ると、前方には赤倉岳、井戸岳、大岳
大岳ヒュッテまでも見えるほど視界は良好でした
遠く、岩木山も見えました
カモシカもいたらしいのですが、私は目が悪いので最後まで見えませんでした
途中にもカモシカらしき足跡は沢山ありました
さすが、カモシカルート
お天気が良いと動物達も行動範囲が広がるのは人間と一緒ですね
最後の樹林帯では雪が重くて思うように曲がれない・・・

午後からは銅像ルートへ
天気が良いので鉄塔まで登るのも汗だくになりました
快適な斜面を皆さんは美しいシュプールを描いて降りて行きますが、どうも私はうまくいきません
今日の雪は、体質に合わないようです
前岳の下へ来ると
師匠の柿崎さんが、「ここを登ろう!」とおっしゃる
春スキーの時のようにリュックにスキーを括りつけて、みんなで斜面を直登しました
男性方は、すんごくおやさしく「女性は後ろについた方がいいよ」と、ありがたいお言葉
あ〜、ラッセルしないってしあわせ!!山の時はボッカもラッセルも平等!こういうやさしさって必要だわよね
前岳の3分の1位登ってから滑り降りました
苦労した?甲斐があって気持ちの良い滑りでございました
銅像茶屋へ着いたのが15時10分過ぎ、バスに乗り込みホテルへ直行、バタン、グ〜でした

1月7日ロープウェイ山頂駅を出たところ 井戸岳と大岳、ヒュッテも見えた
止まるな!柿崎さんに続け!(カモシカ) 今年は板を購入、去年より上手になった?(カモシカ)
背後に岩木山が見えますか?(カモシカ) ジャマがいなくなった所で華麗に滑り降りる寺島さん(銅像)

<1月8日>
今日は、天気は悪いはずなのに青空がチラチラ見えています
ロープウェイ山頂の状況は
≪−8℃、風速16m/s≫
山頂駅に降り立つと昨日の青空はないけれども、そんなに寒くもありません
本日の一般滑走コースは、フォレストとダイレクトのみです
私たちは、ロープウェイ脇のモッコ沢コースへと進みました
相変わらず、雪が重くて、思わぬところでコケてスキーが外れたり・・・
午後からは城ケ倉コースに行きました
視界は結構よく、途中の雪原も広く見渡せ、いつもはかすかに見えるか見えないか
(と、言ってもわずか7〜8mしか離れていないのですが)の避難小屋もはっきり見えました
いつか、中へ入ってみたいといつも思うのですが、そこまでも雪が深くて行けません
午後から雪が本格的に降りだし、夜には激しくなりました
東京では、羽田空港で強風で欠航便が相次いだそうです
明日の青森→羽田便が運行するかちょっと心配しながら就寝

1月9日
朝は、除雪機の音で目が覚めました
朝食を取っていりる時も時折風が強く吹き、雪が激しく舞い上がります
ロープウェイは動くかなぁ〜と、心配しながら山麓駅へ行くとちゃんと運行していました
ロープウェイ山頂の状況は
≪−9℃、風速20m/s≫
ロープウェイの通常運行時間は約10分ですが、15分で運転していました
ホームへ入る時、ガツン、ガツンとショックがありました
さすがに今日は、肌を刺す位の冷たさですが、何とかガマンできる範囲です
昨晩からの降雪で雪が沢山積もっているので他へは行けずフォレストコースへ行きました
途中オレンジのポールも見えなくなるほどの視界と新雪でモタモタしていると直ぐに前の人を見失います
私のスキー板の裏には雪が付着して全く滑らなくなり困りました
午後からは、早い便で帰る人と私の相棒はリタイヤ(疲れたので先に帰って温泉)
私のスキー板に雪が付着するので、ご親切な永田さんが”加速ワックス”なるものを貸して下さり塗布しました
ルートはカモシカです
ワックスのお陰で、雪の付着はなくなり快適に滑りますが、技術が・・・
最後の斜面で寺島さんが、思いもかけず大転倒しました
周遊道路へ出てから、ロープウェイ山麓駅までスキーを抱えて歩いて行き3時のバスでホテルへ
寺島さんは、「もう一回カモシカ行くかなぁ〜」と、言って去っていきました
降雪はますます激しく、これは、明日はパフパフ迄はいかないまでも”パフ”くらいまではいくのでは・・
と、未練タラタラで青森空港へ向かい定刻に羽田へ到着しました
これで、2002年1月の八甲田は終わってしまいましたが、翌10日の雪質が気になるところです

*おまけ*
なんと!常連さんの中にこのページを見てくださった方がいて感激!!
更新してくださいね〜と、言われたので頑張ってみました
八甲田では大変お世話になりました
今回もとっても楽しかったです!!また、お会いできるのを楽しみにしています!!

山麓駅に出ている情報 骨折中なのによく頑張りました(フォレスト)
★今シーズンより城ケ倉スキーツアーは有料になりました<500円/日>★

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さわのすけ★「北鎌尾根」