八甲田山岳スキーツアー

2004年2月】

先月より更に・・・


2月20日>
お天気もよく、穏やかな空の旅を終え青森空港に降り立ちました。
数日降雪が続いたというので滑走路あたり一面雪が覆っています。

ホテル城ヶ倉へ到着後、着替えをして11時のバスでスキー場へ送ってもらいました。
雲ひとつない青空の下、いつもだったらすぐに「てぷらのどん」へ直行なのですが
こんな天気の良い日にもったいない・・・と、まずはリフトに乗りました。
雪質もとても良くて、ゲレンデでは一回も止まらずに滑り降りました。

食事の後、数回ゲレンデで滑った後、ロープウェイに乗りフォレストを滑りました。
山頂の気温は、−5度、風速8M
先月よりずっと雪質は良くて、滑りやすかったです。
16時近くになって、迎えのバスに乗り込もうとしたら、車内に知った顔がありました。
大阪のナースさん達です!
思えば、数年前二年目に八甲田へ来た時に、ナースさん達を見かけ、毎年来ている人がいるんだ・・・
という事を知ったのです。
言わば、大阪のナースさん達は私達にとって「八甲田常連さん」を知るきっかけとなったのです。

フォレストコース フォレストコース


<2月21日>
ロープウェイ山頂の状況は
≪ −5℃12m/s≫
午前=温泉ルート
午後=迂回城ヶ倉ルート


今日は、晴れ時々曇り
鉄塔までスキーを担いで登ります。
タラタラした下りを滑り降りて、小さな斜面を滑ります。
そこからしばらくはなだらかな登りになります。
一回目の大きな斜面なのですが、今回は右側に降りて、いつも滑り降りてくる大きな斜面は迂回しました。
降りてきて、大きな斜面を背に登りが始まります。
初めて温泉ルートに来たとき、相棒はこの登りで顎を出していましたが、今ではなんてことなくこなしています。
大分進歩しました。

後半、樹林帯に入るころには雪が腐り始めてきました。
途中、沢筋に小さな雪崩の跡も見受けられました。

温泉ルート最初の小斜面 温泉ルート休憩地

午後からは城ヶ倉ルートへ行きました。
ロープウェイから、スキーを担いで鉄塔まで登っていきます。
あれ、「城ヶ倉じゃないの・・・?」
鉄塔を越えて、平らな場所でスキーを付けて歩きます。
井戸岳から大岳の裾をトラバースして、寒水沢を渡り、何とかの台地まで行って城ヶ倉へ帰るロングルートでした。
大きな斜面もないので、「滑りたい!」っていう人には不向きなルートだと思いますが
連立するモンスターを見ながらなだらかな斜面をゆっくりと滑る事ができる観光ルートといった感じでした。
中々気持ちのよい滑走でした。
しかし、最後の樹林帯の滑走は最悪でした。
じゃぁ、行きま〜す
と、T島さんがトップで降りますが、いきなりスキーの先端が宙を舞いました。
みんな一斉に拍手喝采をしたのは言うまでもありません。
ターンをすると、ゆるくなったバターに、バターナイフで45度の角度で削ったようなウェーブ状の雪が出来上がります。
降りて川を渡り登ったところは、ロンの小屋の前でした。
ウワサに聞いた通り、総ヒバ造り。
小屋の周りには透明なプラスティックで周りを囲ってあって、たとえ吹雪いても寒気が進入してこないようにしてあります。
ロンは有給休暇中で不在でした。

ガイドさん達のウェアーが変わりました。(上着=グレー、パンツ=紺 師匠のハンチングも紺色に変わっていました・・・おしゃれですね)
来年は、グリーン(T島さん曰く、イモムシ色)になるそうです。

夜、露天風呂に入っていたら、今日の東京からの一便は、青森空港に濃霧の為着陸できず、羽田へ引き返したそうです。
多くの方は、新幹線を使ったそうなのですが、この方は空港で粘って、13時の飛行機でいらっしゃったそうです。
本当にお気の毒でした。でも、無事来られてよかったです。

城ヶ倉ルートの緩斜面 城ヶ倉ルートのモンスターたち

<2月22日>
ロープウェイ山頂の状況は
≪不明≫
午前〜午後=酸ヶ湯

朝から雨です。
雨じゃイヤだなぁ〜と、思っているとロープウェイが止まってしまいました。

こんなんじゃぁどうしようもないね。どうしようか・・・・・
と、悩んでいると酸ヶ湯行きのバスが10時30分に出るとの事。
長年の夢がかなう時がきました!

酸ヶ湯は、ホテル城ヶ倉から車で5分位のところに位置し、歩いて行くと15分くらいかかります。
ここは、いわずと知れた湯治湯で、「千人風呂」という広い湯船をもつ混浴です。

入浴・休憩券を買って中に入ります。
番頭さんがいて、チケットを見せます。
混浴かぁ、、、と躊躇していると、一緒にいらした大阪の女性達が
「ここまで来たら千人風呂へ入らなくっちゃ!大丈夫!大丈夫!」
と、その勢いで脱衣所へ・・・
タオルを持って、ガラリを戸を開けて中をのぞくと・・結構視界がよくて男性側の端まで見える!
奥の一番大きい湯船は、一応、半分から左側は男性、右側は女性とくぎってあります。
しかし、つい立もカーテンも何もありません。
幸いな事にお湯の色は白濁しているので、タオルで隠してドボンと入りました。
この大きな湯船は、四分六分の湯で、源泉を割ってあるという。
そして、手前にある湯船はもっと濃いお湯で、ぬるめ。
ぬるいお湯の方は、かなり暖まります。
そそくさと、千人風呂を後にすると、二階の休憩室で休みました。
しばらくして、「玉の湯」という小さい風呂へも行ってみました。
ここは、混浴ではなくて、女性用。
安心して入れたが、お湯の温度は高かったです。

お湯の質が誠に良いので感激しました。
何しろお肌がしっとりスベスベ!!
今まで各地の色々な温泉に浸かったりましたが、ここのお湯は特別によいです。
今日は気温が高くて湯気があまり出ずに視界がよかったのですが、もっと寒い時にはあたりは見えなくなるそうです。
みなさま、ぜひ、お入りくださいませ!!


<2月23日>
強風
ロープウェイ・リフト運休

昨日よりすごい風です。
ロビーの自動ドアも風で開いてしまうので、手動に切り替わりました。
今日も酸ヶ湯行きは出るそうなんですが・・・
10時まで部屋でくつろいで、荷物部屋へ移動し、ちょと寝ました。
昼食の頃には更に風は強くなり、もしかして。。。帰れなくなるかも。。。
という心配が出ました。
調べてみると、本日の大阪からの一便目は、青森に到着できずに仙台に到着しています。

空港に問い合わせしてみると、基本的には、パックの飛行機の変更はできないのですが、本日は強風の為全便変更可能という事です。
東京の予約センターで予約の変更をしてください。というので、かけると、また別のところへかけろ・・・・・
そんな事を何回か繰り返して、結局は現地空港で交渉してくださいと言われました。

丁度、帰るところのN山くんの車で空港まで送ってもらうことにしました。
ホテルから山道は凍結していて、木の枝が道路に散乱しています。
途中、ドキドキするシーンが二箇所ほどありましたが、無事、空港に15時15分前に到着しました。
カウンターに強風なので早い便で帰りたい旨告げると、15時15分発の便に乗るか?と、言われ、搭乗手続きをしてくれました。
まさか、この便に乗れるとは思ってもみなかったので大慌て!
空港から荷物を自宅に送りたかったのですが、カーゴがもう飛行機に行ってしまったので、全て機内持込にしてください!
走って、手荷物検査へ・・・しかし、私の手荷物が「ピーッ」と鳴って通れません!
リュックの中身を全部出して、通しても「ピーッ」
更に小分けにしても「ピーッ」
一体何なんだー!!
なんと原因は、折りたたみ傘でした。
着席と同時に機体は動き出しましたが、これで数分の遅れが出ました・・・皆様、ごめんなさい。
明るい内に羽田に到着。

不完全燃焼の今年の八甲田、帰りの機内でリベンジの話で盛り上がりました。



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さわのすけ★「北鎌尾根」