【 事故例 3.登攀中落石による事故(無積雪期) 】
[応急処置例]
頭部の出血には滅菌ガーゼを当ててその上から三角巾で巻く。
噴出するようならば、傷口に滅菌ガーゼを埋め込むようにして、その上にガーゼや布をあて
更に弾圧包帯で巻くのが望ましく、効果がある。
また、不潔なガーゼを傷口に当てたりするのは感染症を併発する
可能性が高いので絶対に避けること。
開いた傷口を閉じるようにして(傷テープなどを使用)包帯することもある。
最初のガーゼや包帯は絶対に取ったりしない事。
墜落の場合多くは頚椎、脊髄の損傷を受けている可能性がある。
慎重に、丁寧に扱い、仰向けに寝かせる。
意識があっても、起したり、体を動かしたりするのは厳禁。
首をロールマットなどで巻いて固定し、背骨を伸ばして搬送できる方法を考える。
保温に留意する。
吐き気があるので、嘔吐を考える。
嘔吐の誤飲予防の為、横向きにさせたいが、脊椎損傷のおそれがあるので
状態の見極めは重要。
意識レベルと状態を頻繁に観察する。
脊椎損傷で安静が必要なのは後遺症の対応。
脳、特に延髄、呼吸中枢への障害を考えての事。
しかし、意識がなく、嘔吐した、又は
呼吸停止した時は安静を無視してでも軌道確保を最優先する。
吐き終わったら、口の中の物を全て掻きだす。
意識レベルは”10”であるが、非常に重体。
呼吸が止まっても諦めずに、蘇生術を続ける。
■止血帯使用による止血は最終手段とする事。
■止血をした先の手や足は切断と考える。社会復帰を考えなるべく避ける。
■止む終えずする場合は、止血開始時間を必ず事故者の体に添付する。
■どんな時でも外傷時は体温の放出が激しいので、暖かくても体温に留意することが大切。
■この状態では自分達での搬送は無理。救助隊に迅速に引き渡す方法を考える。
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