<山はスペースの関係上1000M以上を記しました>
縦走記録
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【淀川口→白谷雲水峡】
6月19日※曇り〜小雨〜晴れ<安房〜淀川口〜宮之浦岳〜新高塚小屋>
民宿「あんぽう」を5:30頃出発し、前日予約をしておいた途中の早朝弁当屋
で弁当(おにぎり2個おかず付き500円)を受け取り淀川口へ向かう
淀川口(P1)で弁当を食べ、トイレ(ペーパー付き)に行き、7:20登山開始
30分ほどで「淀川小屋」(1)へ到着します
小屋周辺には乾いたスペースがあり、テントは7〜8張りは張れそうでした
黒味岳を過ぎる頃まで小雨がパラつきましたが樹林帯の中を歩くのでさほど感じられませんでした
17日まで大雨だったせいか、水は豊富で、歩いているルート上も水が流れており
まるで、沢登をしているかのようでした(P2)
白い花崗岩の上を静かに流れているので、水が見えないこともあります
水がないつもりで足を置くと、靴下まで濡れてしまいます
靴下の替えは必帯です!
登山道の脇にはコケの間を流れてきたおいしい水が所々で得られます
安房岳が近づくと展望が開けてきます(P3)濃い緑や巨岩が点在しています
小楊子川源流を眺めて歩き翁岳を右手に小楊子川中俣源流を行きます(P4)
宮之浦岳へを登って行くとだんだん風が強くなります(P5)
宮之浦岳山頂はとても風が強く、少し寒かったです(P6)写真左下に一等三角点が見えます
山頂の休憩も良いですが、風が強い時は三差路へ向かう途中に風がこない場所があります
三差路で日差しが暖かかったので昼寝を楽しみました
三差路を後にして宮之浦川源流を足元に稜線をたどっていくと
山の頂にある、なんとも不思議な巨岩に「あっ!」と思うでしょう(P7)
展望や緑を楽しみながら(P8)序々に高度を落としてゆくと突然「新高塚小屋」(4)前に達します
水は右手に、トイレは左手にあります
小屋の周辺は水浸しで、テントは張れない状況でしたが
少し上がったところには2張りくらい張れそうなスペースがありました
小屋の内部は板張りで二段になっています
ただし、夜中に「ねずみ」が出るので注意してください!
食料関係は全てザックの中にしまい、口をしっかり閉じて上の段に寝る事をお勧めします!
6月20日※曇り〜小雨〜晴れ<新高塚小屋〜縄文杉〜白谷雲水峡>
新高塚小屋を6時過ぎに出発し、約1時間ほど歩くと「旧高塚小屋」(5)に到着します
トイレもありますが、小屋回りのスペースはそんなに広くはありません
ここから稜線を離れて高塚山の南の山腹へ入ります
いままでも整備された登山道でしたが、更に木の階段やら新しい板の上を歩くようになり
突如、縄文杉展望台が現れます「縄文杉」は世界最古の杉です
ここから巨スギを次から次へと見るようになります
ウィルソン株、翁杉を右手に見て下ると大株歩道の入り口に着き、単調な軌道敷の道となります(P9)
楠川歩道に入ると仁王杉、3代杉、くぐり杉(P10)などただ大きいだけでなく
他の木と合体してしまった杉、クネクネと曲がった杉が見られます
シカにも度々出会いますこちら側のシカは警戒心が少ないのか、近くで見る事ができます
「もののけ姫」の舞台となったのはこのあたりでしょうか?
緑濃い原生林の中、川の流れとP音がとても神秘的でした(P11)
途中、楠川歩道出合から辻峠まで森の中を登るようになりますが、とっても蒸し暑いです
盛夏の時期はやめた方が無難です
「白谷山荘」(6)はシーズン中は有人になると書いてありました
小屋周辺にはテントが5〜6張り張れるスペースがあります
白谷山荘からは原生林歩道を行きました
ここも暑苦しく、夏はもう一つのルート「白谷雲水峡ルート」を行った方が快適かもしれません
原生林歩道には3〜4回徒渉があります
増水時は渡れなくなる可能性もありますのでご注意ください
白谷雲水峡(P12)の遊歩道を坦々と歩き、13:30駐車場に到着しました
★★★
★屋久島では基本的にキャンプは禁止です★
1〜6までのを利用しますが混み合う時は小屋前にテントを張るようです
★岩小屋も所々にありますが非常時以外は幕営禁止です★
★山中で携帯電話が通じたのは、宮之浦岳だけ(非常に不安定)でした★
帰りのタクシーはあらかじめ頼んでおいた方がよいようです
P1 淀川口 | P2 投石湿原へ |
P3 安房岳周辺 | P4 小楊子川中俣源流 |
P5 宮之浦岳への登り | P6 宮之浦岳山頂 |
P7 平石展望台の巨岩 | P8 第二展望台からの永田岳 |
P9 大株歩道の軌道敷 | P10 くぐり杉 |
P11 楠川歩道森の中 | P12 白谷雲水峡 |