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[『要するにさ〜』等とやたら要約したがる人は、結構、説明下手である(神楽の偏見)]




梢子:「ねえ、汀。前から気になってたんだけど。」

汀:「んー?なあに?3サイズ?」


梢子:「汀って、あの剣の事件の時、私たちとほぼ同じように起きて、食事して、昼も夜も

干潮時は、岸で踏み石を見張ってた訳じゃない?」


汀:「あーはいはい。やすみんのお料理は美味しかったわね〜♪あのしんどい事件が無かったら

どんなに良かったか…やれやれ。」



梢子:「で…汀って、いつ寝てたの?」


汀:「……いつって…普通よ普通。ちゃんと人並みに寝てましたって。

・・・なんでそんな事聞くわけ?」


梢子:「…汀が寝てるのって、正直、想像出来ないんだけど。ホントに寝てる?」

汀:「ええぇー…オサの中のあたしのイメージってどうなってるワケー?」


梢子:「なんか”静かな汀”って一度も見てないから。なんか…」

汀:「何よーいつもあたしがうるさい〜みたいな言い方じゃないの。」


梢子:「実際、うるさかったわよ。」

汀:「ひどーい。オサってば、言葉のDVだー。」


梢子:「…で、いつ寝てたの?思い返すと、貴女、パジャマにも着替えてなかったし。」


汀:「…なんで、そんな人の寝姿気にするのよ。」


梢子:「・・・・・・・・。」


汀:「なんで?」



梢子:「…………み…見てみたい、から。」



汀:「…人の寝てるトコを?わざわざ?(ニヤニヤ)」

梢子:「…うるさいわね…。じゃあいいわよ、寝ないで結構。」


汀:「あ、そうだ。オサが膝枕してくれたら、グッスリ眠れそうかな〜♪」


梢子:「ぜ、絶対!嫌ッ!」


汀:「あーなんか、体がだるくて非常に眠くなってきたなー。

寝ようかなー。枕無いと眠れないな〜。枕無いかなー?人肌くらい温かい枕ないかな〜?」


梢子:「な、なによ!その説明臭い眠気は!?って、ちょっ…ちょっとっ…!?」



数分後。



しかめ面のオサの膝枕で、スヤスヤと猫の様に眠る汀がいましたそうな。


・・・寝顔見れたんだから、良いじゃない。


梢子:「…良くないっ!!」


END





[ペットを『プレゼント』にする恋人には、気をつけろ。(放置される率が高くなるから!)]




梢子:「あ…ネコだ…。」

ネコ:にゃーん♪(すりすり。)

梢子:「…随分、人懐っこいわね、コイツ。野良猫かしら…」

ネコ:にゃーん♪(すりすり。)

梢子「…なんだか…”奴”に、似てるわね…。」


ネコ:にゃーにゃー


梢子:「・・・しょうがないわね、今鰹節か何か持ってくるわ。」

ネコ:にゃーん♪






汀:『・・・で、写メールしてくれたのが、その猫ってワケね?可愛いじゃないの。』


梢子:「うん。でも、鰹節食べたら、すぐ帰ったわ。」


汀:『あららー上手くタカられたわねー、オサ。毎日来るわよ、ソレ。』


梢子:「まあ、そういう所も”誰かさん”そっくりなんだけどね。」


汀:『・・・誰かさんって・・・ああ、百ちー?』



梢子:「残念でした。違うわよ。


猫っぽくて、人懐っこくて、調子良く人のトコやってきて、餌だけとって、都合悪くなると、すぐ逃げる人。


心当たりあるでしょ?汀。」




汀:『・・・・・・・さあ?全っ然!思い当たらないわねぇ〜誰〜?』



梢子:「…嘘つきなさい。分ってるくせに。あぁそうそう、汀、鏡見たら会えるわよー?」


汀:『いやあ…あたし鏡見なくても美人だって知ってるから見ないしー。…あ、でも、オサ?

…野良猫って事は、ヤバイんじゃない?保健所とか。』



梢子:「…まあね。だから、誰か飼い主探すか…お祖父ちゃんの許可があれば、ウチで飼おうかと思って。」


汀:『へー…』


梢子:「ちなみに、その場合、名前決めてあるのよ。」


汀:『うわー…嫌な予感ー…。』




ネコ:にゃーん

梢子:「あ、来た…おいでー”ミギワ”!」

ネコ:にゃーん♪(すりすり)





汀:『ねえ、お願いだから…止めてくんない?オサ…。』

梢子:「んー……嫌♪気に入ってるんだもんね?ミギワ。」


ミギワと名付けられたネコ:にゃーん♪


汀:『ややこしいなぁ…』


梢子:「あら、可愛いわよ?汀と違って、変な事しないから。」


汀:『…あーはいはい。すみませんね、いつも変な事して。』


梢子:「フフ…わかればよろしい。」


ミギワ:ゴロゴロ…。


END

ペットを飼う時は責任を持って。








[宝くじを買う時は、当たった時の事を考えず、ハズれた後の事を考えて買いなさい。]




※ミギオサSS[Shinin' on-Shinin' love]の没オチを『地球に優しくリサイクル』(殴)



汀:「…はい、これオサの分。」

梢子:「うん…ありがと…。」

汀:「こうやって、プリクラ撮ったの何年ぶりかしらね〜…」


梢子:「?…汀、さっき、プリクラ帳持ってるとか言ってなかった?

てっきり…ああいうの、しょっちゅう撮ってるんだと、思ってたんだけど…」


汀:「……ん〜?あたし、そんな事、言ったっけ〜?」


梢子:「…い、言った!言ったわよ!…友達とノリで、とかなんとか…」


汀:「あぁソレ…?あたしは、キスプリを誰かとしたって”具体的”に言った覚えは、無いけどなぁ。」



・・・・・・・・ぷち。(オサの何かが切れた音。)





梢子:「………みぃ〜ぎぃ〜わぁ〜!アンタって人はーッ!!」



汀:「え?うわッ!?ちょ、ちょっと!!なんでそんな怒るワケ!?」




梢子:「紛らわしい事まで、口走るなあああああ!!」





百子:「なんかうるさいなー……あっ!オサ先輩だー!!」


梢子:「も、百子ッ!?」


保美:「あ…梢子先輩・・・に…汀、さん…。」


汀:「…あちゃー……あっちにしちゃグッドタイミングなんだろうけど、こっち的にはバッドタイミングというべきか…

(そんで、何気にやすみんに睨まれてるし……怖。)」


梢子:「ちょっと!汀…(小声)」


汀:「あーはいはい。わかってるって…いくらなんでも、さっきのプリクラは百ちーはともかく

やすみんには刺激強くて、見せられないって。(小声)」


梢子:「百子にも駄目ッ」

汀:「まあ『百ちーにバレる=やすみんにもバレる』だもんね。了解です、部長♪」



百子:「わーミギーさん!久々のご登場だッ!どうしたんですか?オサ先輩も一緒に、なんて…

っていうかオサ先輩!!そのワンピ可愛過ぎですよッ!?どうしたんですか!?」


汀:「お、さすが百ちー、よく気付くねぇ〜♪」


保美:「よく似合ってますけど…梢子先輩、イメチェンですか?」


梢子:「あぁ…ええと…その…」


百子:「あっ!…もしかして…お二人とも”デー」




保美:「夏休みの観光、ですよね?汀さん。」 


※保美、百子の台詞にカットイン!



汀:「…え?あーうん。そんな感じー…(なんか、敵意を感じるなぁ…特にやすみんから。)」

梢子:「そうそう!観光観光。」


百子:「あれ?でも…プリクラコーナーから出てきたって事は…

プリクラ…2人で撮ったんですかー!?見せてくださいよー!というか1枚下さい!」


保美:「・・・・・・・・。」



梢子&汀:(・・・・マズイ・・・・ッ!!)



梢子:「・・・・・・(汀をチラ見。)」

汀:「・・・・・・(コクリと頷く。)」



梢子&汀:「…撮ってない!撮ってない!あっはっはっは!(お互いを指差し)この人、写真写り悪いからッ!!あっはっはっは…!」




・・・・・・・・(きまずい沈黙)・・・・・・・・・・・。



百子:「・・・・撮ったんですね・・・。」


梢子:「・・・・・・。」


保美:「・・・・撮ったんですね・・・。」


汀:「……コレは、オサが足引っ張ったのよ?…アンタ、嘘下手過ぎ。」


梢子:「な…!自分だって、顔引きつってたじゃないの!」

汀:「わーよく言うわよ!オサなんか、あたしの2倍は、顔引きつってたじゃないの!」

梢子:「何よ!普段はスラスラ嘘つくクセに!こういう時だけ…」


”・・・パサ。”



百子:「あ、オサ先輩、何か落ちまし・・・・・・・・・!!!!!!」







4人:「うわあああああああああああああああああああああああああ!!!」






・・・その後、どうなったのかは、皆様のご想像にお任せいたします。


END

…リサイクル…失敗!!(爆)

このオチは、二人の関係は、うっすらと秘密の方が良かろうと思い、没にしました。



ーおまけー

梢子:「…まったく、汀といると、気が休まらないわ…。」

汀:「そう?適度な緊張感もってた方が、長続きするわよ?」


梢子:「長続きって…?」

汀:「遠距離恋愛の法則。お互い、適度な緊張感があった方が、長続きする…らしい。」


梢子:「っあ…貴女って、私の事なんだと思ってるのっ!?」

汀:「やだ…そんな事言えな〜いっ♪乙女の口からそんな事、恥ずかしい…♪」


梢子:「器用に頬を赤らめるな!!…だから、私をなんだと思ってるのよっ!?」

汀:「さあ、なんでしょう〜?…もし、オサが当てる事が出来たら…」


梢子:「で…できたら?」

汀:「……あたしのもう一つの”初めて”をあげる♪」


梢子:「いらない。」

汀:「うわ、即答!?」


梢子:「…そういう事は、冗談でも言わない!」

汀:「…やっぱ、堅いなぁ〜…オサは。」


梢子:「汀が軽すぎるの!そういうのは、ちゃんと…」

汀:「”ちゃんと、好きな人に言うべき”だって?」


梢子:「そう!ちゃんと好きなひ…………あ。」


汀:「…だから、言ったんでしょーに。オサは堅い上に、ホントに鈍いなぁー。」


梢子:「…じゃあ…汀、本気で…?」



汀:「…さあ?…あたしが本気かどうか、当ててみなさいよ、オサ…。」



梢子:「・・・・・・・・だから、貴女といると、気が休まらないのよ・・・・まったく。」




END




ーあとがきー


基本的に、妄想だけで更新していたミギオサシリーズまとめです。(笑)

やっぱり、この2人の会話大好きだな〜と、しみじみ思います。

そろそろ、神楽の悪ノリ癖が出てくる頃ですが…キャラのイメージを壊さないように気をつけないと…!

あ、もう遅いかも・・・・(殴)