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※ 隠しページへようこそ・・・お客様。

なお、このSSは、ちょいエロ仕様です。苦手な方は、即お戻り下さい。 































「…ねえ、もっと…下…」



最近、幼児が覚えたての単語を喋るように、小山内梢子はこの単語を口にする。

とは言っても…あたし、喜屋武汀が、焦らしまくってるから、この台詞を言わざるを得ない訳で…。


あぁ…こんなに性格悪くせめてたら、あたし、いつかオサに愛想尽かされちゃうかな、とか時々考える。


「・・・ん?」


首から鎖骨付近までチロチロ舌を這わせていたが、やっぱりそれだけだと…もどかしいらしい。


「…服も…なんで、全部ちゃんと脱がせてくれないの…?」


オサの言うとおり、あたしは服をずらして、その隙間から蛇みたいに入り込んで、中を勝手にいじくりまわす。

半裸の状態で、身体をくねらせるオサが可愛い。


自分の視覚じゃ捉えられず、触覚だけであたしの指の動きを追うオサは、見るからに不安いっぱいで。

でも、徐々にそのオサの表情は、変わっていった。


瞳は潤んで、頬も赤く染まり、熱を帯び始める身体。

口では文句やら抗議やら、言いつつも、両腕はあたしを離しはしない。


さすがに口でハッキリと嫌だと言われたり、突き放そうとしたら、いくらあたしでもすぐに止める。


でも、どっちもないから。

続けて、といわんばかりだから。


でも”もっと”とは言われて無いから、焦らす。



「…んー?だって、片手だと、脱がすの難しいじゃない。」

「…ブラのホック、さっき簡単に外したじゃない…」


だから、全部脱がせて欲しいの?だったら、そう言いなさいよ。


「あれ?そうだったっけ?」


ニッコリ笑って、とぼけるあたし。

眉間に皺を寄せても、何か言いたそうにしていても、決して本音は言わないオサ。


・・・もっと、本音言わせてみたいって、思うでしょ?


キスをして、オサの胸を手で包む。

(なんだか、最近大きくなってきたような気がする…ブラのサイズ、合ってるのかな…)

剣道を続けているオサの張りのある胸を、そっと擦る。

そのうち、胸の先が反応を示す。指先で、そぅっと…押す。


まるで、イタズラで押しちゃいけないボタン押すみたいに、そぅっと。


指が、柔らかい胸の中に入っていく感覚すら感じる。


「い、痛い…」

「あ、ゴメン…」


慌てて指を離して、謝りながらまた擦る。

オサは、潤んだ目を細めて、あたしにまたあの台詞を言う。


「…汀…もっと…下…」

「…このくらい?」


オサの胸から手を滑らせて、腰の辺りを擦る。

不満そうに、首を横に振るオサを見て、あたしはまた意地悪く、ニッと笑う。


「…もっと、下…」

「これ以上?」


そう言いながら、あたしは一気に太腿まで手を滑らせた。


「…んぁっ……!」


突然、あたしの掌が移動したので、オサは声を上げた。


「ビンゴ?」


太腿を擦るあたしの問いに、オサは首を横に振る。


「…何よ、もっと下なの?」


あたしの服を掴むオサの手に力が入る。

オサの瞳があたしに向かって言葉を放つ…『本当は解ってるくせに』と。



『だから…とっとと言えばいいのよ。』とあたしの瞳は、言葉を打ち返す。



「……汀の…馬鹿…!」


まだ、意地を張るか…。と思いつつも、さすがにかわいそうになってきた。

太腿から手を離してあげようとすると、オサの右手が、あたしの右手を掴んだ。


「ん?」


オサの右手は震えていた。



「…っだからッ……はっ……はっ……」


息も、限界まで上がっていて。


オサは、あたしの右手を、力なく掴んで、自分の中に誘い込む。

”下着のゴム伸びるよ”と言う間もなく、あたしの手は下着の中へ。



「…汀…ッ…はや、く…い、つも…みたい、に…汀…ッ」



オサは、辛そうな声で、呼吸で途切れ途切れになった言葉で、あたしを求め、あたしをずっと見つめ続ける。


それでも、あたしはそんなオサを”このまま、見ていたい”と思う、意地の悪さ。


オサは、あたしの中指を捕まえて、ついにはあたしが何も言わないままに

勝手に自分の中にへと、しっかりと指の付け根まで飲み込んだ。



「…くぅ…ッ…ぅ…ぁ…ぁ…!」



それは、今まで無かった反応だった。

大胆かつ…なんと言ったらいいのやら。


とにかく、驚かない訳がない。



(・・・嘘・・・熱い・・・)



オサの体温、こんなに高かったっけ…?


「ぁ…あッ…ぅ…ンッ…はッ…!」



オサの体がぎこちなくではあるけど、少しずつ動き始める。



「…ちょ…ちょっと?…お、オサ…?」


あたしは、一切動いてない。

オサの身体が、あたしにしっかりとしがみつき、押し付けるように動く。


「ぁ…アンタの…汀の、せいよッ…!こん…こんなのっ…!」


非難の言葉を吐きながら、オサはあたしにしがみつく。

意地悪しすぎた…かな?と反省する暇も余裕もあたしには、無い。


「…早く…っ…汀…ぁ…ッ…!」


・・・オサが、こんなにあたしを求めてるんだから。





…ここまでされちゃ、言葉なんか要らない。





「…ん、オサの好きなトコ…ココだったっけ?」


手首を半回転させる。

オサの中に入り込んでいるあたしの中指が、オサに声を出させる。


「…あッ…ぅ…あぁぁ…!」


指先で、オサをかき乱す。

第2関節から先だけを動かすと、オサは息を更に乱す。

身体の動きは、止まらない。



「オサ…いいよ、あたししかいないから。何しても、何言っても…受け止めてあげる。」



もう、言葉は要らないから。


もう、良いんだよ。


もう…無茶苦茶になっても…。




「汀…ッ…もっと…もっと…ぉ…く……ッ!!」



「…ん、奥ね?OK。」


確認すると、オサは何度も首を縦に振った。



「ぅん…ッ…汀ぁ…き…キス、して…」


キスして、と言いつつ、オサは、噛み付くようなキスをあたしにする。

腰が動いては、あたしの指を飲み込み、離してはくれない。


…それが…嬉しい。


「汀…み…みぎ…ぃ…あぁ…!」


言葉にならない声で、切なげにあたしの名前で喘ぐ彼女を…あたしは心から…愛おしいと思う。



「オサ…」



ゴメンね、オサ。

言葉は要らないって思ってたけど…あたし、ずっと欲しかったのかもしれないわ。

だから、意地悪しちゃうのかも。


オサの動きにタイミングを合わせて、あたしは指を動かす。

リクエストも何も無いのに、オサの中に侵入するあたしの指の本数は、勝手に2本に増えた。

いや、あえて増やした、というべきか。


・・・ここまでくると、本当に意地悪を通り越してるかも・・・。



「ぁぅ…ッ――――!!」



それから、すぐにオサは呼吸をぐっと止めて・・・それから、身体中の力がすうっと抜けていった。




「・・・・・はぁ・・・はぁ・・・汀の・・・ば、か・・・・・・」


いつもの台詞が聞こえると、あたしは、ほうっとする。

その声抑えて、呼吸を止める癖をどうにかしてくれないかな、とハラハラするのよね。いっつも。




・・・でも、いつも思う事がもう一つある。




「…オサ、可愛かった♪」


そんな反応ばっかりのアンタが、あんまりにも可愛いから、つい意地悪してしまうのよね。


当然、それに対するオサの答えは…




「・・・汀の、馬鹿・・・」




・・・ホント、カワイイったら、ありゃしない。



「・・・・・・ねえ、汀・・・」

「ん?」

「・・・・・あの・・・・いつまでこうしてるの?」

「なにが?」



「・・・だ、だから・・・・・・・・・・指・・・抜かないの?」



だから、何度も自分の中で、言い訳をする。

そういう反応ばっかりのアンタが、あんまりにも可愛いから・・・だって。



「・・・・・・さあ?」

「”さあ?”って・・・ちょっと!みぎ・・・ッ!?」




・・・・・・ホント、カワイイったら、ありゃしない。




  END


― あとがき ―


さて、まずは隠しページを見つけた食いしん坊様(コラ)、いらっしゃいませ♪


このSSは、以前・・・何名様か限定で公開していたSSです。

そして、それから数ヶ月の月日を経て、更に手を加えたものが今回のコレです。

当時、限定公開にこだわってまして・・・でもこのまま眠らせておくのも、どうなのかな〜と思い立ちまして。

ですので、今回、これを隠しページ専用SSとして、UPする事にしました。


ですから、どうか・・・御内密にお願いしますね・・・(笑)

何しろ、隠しページで、内密扱い(笑)ですので、ご感想は、是非TOPページのメールフォームで・・・。


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