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「ふ、ああぁ…」


廊下を二人で歩いていると、私の斜め後ろの東條希が大きなあくびをした。


「希、そんな大あくびして…下級生に示しがつかないわよ。」

「へへへ〜ごめんごめん。疲れたんかなぁ?」

「・・・主に”授業中の占い”で?」

「あ、あははは…えりち見てたん?」

「大体、わかるの。希の事は。」

私がそう言うと、希はキョトンとした顔をして聞き返した。


「・・・そうなん?」

「ええ、まあね。・・・で、何を占ってたの?」

私の質問に、希は一瞬口を開きかけたものの、人差し指を唇にあてて言った。


「・・・んー・・・・・・内緒や。」


希の目は、いつにも増して、悪戯っぽく楽しんでいるように笑っていた。


「何よ、ソレ。気になるじゃないの。」

「そんな事より、海未に本持ってくんやろ?」


「あ、ええ…そうね。行かなきゃ。じゃあ、後でね?希。」

「うん、ウチは生徒会の仕事しとるから〜」


そう言って私と希は分かれた。


私こと、絢瀬絵里は部室に向かっていた。


海未に貸す約束をしていた本を届ける為だった。


作詞の参考になれば良いのだけれど…。


部室のドアを開けようとドアノブに手をかけた瞬間。




「ダメです!!日本の女性としての誇りは無いのですか!?」


「きびしいにゃー!」

「うう…海未ちゃん…リラックス出来ないよー!」


部室の中から、海未の一喝と凛と穂乃果の情けない声が聞こえた。



「何の騒ぎ?廊下まで聞こえてるわよ。」


ドアを開けて、私は声を抑えるように促す。


「ああ、絵里!いいところに!ちょっと、この椅子に座ってみて下さい。」

「え?座れば良いの?」


私は言われるがまま、パイプ椅子に座った。


「・・・・・・・で?」


座ったはいいが、話が見えない。

部室にいたのは、海未と穂乃果、凛、ことり…そして、他人事のように遠くで見ている真姫がいた。



「ほぉら!!凛、穂乃果!見てください!!絵里だって、足を閉じて座っているでしょう!?

電車で足を広げて座っている女性が多くなってきている現在!

私達、スクールアイドルが先頭に立って、足を閉じて座る、という日本の美を見せなくてどうするのですか!?」


ああ、そういう事ね…。と私はやっと納得がいった。


「だ、だってだって〜!座ったら足開いちゃうんだもの〜!!海未ちゃん怖いよー!」

「そ、そうにゃ〜!不可抗力ってヤツにゃー!」


どうやら、この二人…足を広げて座るクセがあるようだ。

まあ、海未の言うとおり、クセは直しておいて損はないだろう。


「これでよし!!」


凛は特にビシビシと海未の指導を受けているようで、海未に足を縛られている。


「うう…!の、希ちゃーん!助けてにゃー!希ちゃんだって、きっと股をがっぱし開いたりするにゃー!!」


「希は開いたりしないわ。股を開くとか表現はやめて。」


そこは、私がしっかり否定しておかないと。


「ダメですよ!例え、希が凛や穂乃果を甘やかしても、これだけは私が直させていただきます!」

「ひいい…!!」


マズイ・・・海未に完全にスイッチが入ってしまった・・・。

穂乃果と凛には悪い気もするが、頑張って直してもらおう。



「ま、真姫ちゃああああん!た、助けてにゃー!!」


凛は逃げるように本を読んでいる真姫にすがりついた。

しかし。


「私、足は組んで座るタイプだから。」


あっけなく、助けは拒否された。

こういう時、凛を積極的にかばうのは…花陽か希だったっけ…。



「にゃああああ!クールに返されたあぁ!!」


頭を抱えて叫び出す凛を見て、本をぱたんと閉じた真姫は言った。


「はあ…仕方ないわねぇ…。日本の美とかはよくは知らないけど、ソレ以前の問題が出る前に直した方が良いんじゃないって話でしょ?」


真姫の言葉に海未が反応し、聞き返す。


「え?それ以前の問題、とは?」


「だから・・・制服着て足を広げて座っていたら、最悪、パンツが見えちゃうじゃない。」


その一言に部室にいた全員がハッとした。


「ステージ衣装だって、スカートだったりするし。クセになってるなら直さないと。

人の目がいつどこにあるかわからないのに、足を広げて座っていたらファンに幻滅されちゃうかもしれない、ってそういう事でしょ?」


私は、真姫のこういう所がハラショーだと思う。

第3者の立場に立って、冷静に意見を言ってくれるところ。


「「「あ・・・!」」」


全員の意識が変わろうとしていた。


「そ、そっか…そうだよね、私、頑張って直す!」


ただの癖を直す、という話から、今直さねば大問題になる、という危機感を凛と穂乃果から引き出したのだ。


「真姫…!感動です!私は、それが言いたかったのです!!」

「…海未ちゃんはただ怒ってただけにゃー…」

「凛、何か言いました?」

「ゲホゲホ…。にゃんにゃん…。」



「あ…べ、別に私には関係ないけど、最近スマートフォンのカメラで盗撮して、ネットに画像が流れる、なんて話も珍しくないし…。

やっぱり、気を付けなきゃいけないんじゃない?」


真姫のダメ押しの一言に、二人は完全に納得し、危機感を全身で感じ取っていた。


「「た、確かに・・・!」」


「で、でもでも!真姫ちゃん!気を付けるって言っても、四六時中、足を縛ってる訳にはいかないよ!?」

納得した筈の穂乃果は、今度は真姫に疑問をぶつけた。

「そうにゃ!走れないにゃー!」

穂乃果の後ろから凛が援護に回る。


二人の言葉に、真姫は面倒臭そうな顔をしつつも立ち上がって言った。


「もう…足がすぐ広がるのは太ももの内側の筋肉が鍛えられていないからよ。だから、持続的に足を閉じているのがキツいの。」

「えー!?あんなにトレーニングしてるのに!?」


「あのトレーニングだと外側の筋力には効果あるだろうけど…穂乃果ちょっと座って。」


穂乃果の言葉に、真姫は浅い溜息を一つついて、椅子に座る穂乃果の太ももに触れた。


「…ちょっとゴメン。ここの筋肉が大事なの。…はい、思い切り足を閉じてみて。」


真姫は穂乃果の両足の間に手を差し入れ、その手を太ももで挟め、と言ったのだ。


「OK!・・・ふんぬッッ!!」


・・・仮にもアイドルなのだから、その掛け声はどうなんだろう、と私は思ったが、黙ってみていた。


真姫の手を必死な顔で太ももで挟む穂乃果(スクールアイドル)。

しかし、真姫はいつもの涼しい表情を崩す事無く、冷静な言葉を発した。


「穂乃果、もっと力入れて。」

「ぐぬぬぬぬぬ…!!!」


力みすぎて、地上波でもCSでも放送コードギリギリな顔の穂乃果。

真姫は、やはり冷静なまま言った。


「いいえ、もっとよ。私の手を締め付けるように。全力で…………あー…ダメね。やっぱり弱いわ。」

「だ、ダメぇ!?すごい力んだのに!」


主に顔の筋力は使われていたわね、とは言えなかった。


「外側の筋肉は使われているみたいだけど、内側はやっぱり足りないのよ。

内側の筋肉と外側の筋肉に差がありすぎると、股関節にも影響するし……ほら、ココ、痛いでしょ?」


真姫は穂乃果の足を広げて、ぐりぐりと掌で太ももの付け根を押した。



「はうあ゛あ゛ぁ゛…!?」



アイドルが発するとは思えない声を発した穂乃果は、やっと自分の足りない部分を実感したようだった。


「痛いのは、多分…ここの筋肉に柔軟性も無いせいよ。だから、部分的に鍛える必要があるわ。・・・こんなもんでいいかしら?」

「なるほど!真姫、素晴らしいです!早速トレーニングのプランを作ります!」


そう言うと海未は張り切って、ノートを広げた。


「ま、真姫ちゃん…凛は?凛はどう?」


凛がたずねると、真姫はわかっていたように凛の太ももに触った。


「ホレ。」


若干、投げやりっぽい気がするが、そこはいつも通りの真姫、と言ったところだろう。


「う゛にゃあああ・・・ッ!?」


「凛は、穂乃果よりマシね。だけど、やっぱり柔軟性がない。練習の後、ストレッチしてないでしょ?今に痛めるわよ。」


「今が痛いに゛ゃ゛ー…ッ!!」

「…そう?痛い?」



苦悶する凛を若干嬉しそうに見る真姫(ドS?)に少しだけ恐怖を覚えつつも、私は素直に真姫の事を褒めた。



「真姫、貴女すごいわね。」


私がそう言うと、真姫は頬を真っ赤にして、視線を横に逸らした。


「え!?あ…こ、これくらい常識の範囲内だし。」


真姫の手の力が途端に狂ったらしく、凛が苦悶の表情で叫ぶ。


「い、痛い痛い…もういいにゃ―ッ!!」


そういえば、真姫の親は医師だった。

当たり前、なのかもしれないが、それでも感心せざるを得ない。

恥ずかしがる真姫をもう一言褒めようとした矢先――。



”ガチャリ”


部室のドアが開いた。


「はぁーやっと授業終わったし〜!練習よ!れ・・・!!!」

「ま、真姫ちゃーん!痛いにゃー!こんな痛いの初めてにゃー!」


にこと凛のがほぼ同時に発せられ、にこが凛と真姫をバッチリと見た瞬間。



「・・・・・・・!!」


「「「「「あ・・・!」」」」」



空気が凍りつく音が、したような気がした。



「ヴエェ!?に、にこちゃ・・・これ、ち、ちが・・・!」


咄嗟に誤解を解こうとした真姫に、にこは容赦ない言葉で打ち潰した。


「はっ…はあぁん!?真昼間から仲良くまさぐりあっちゃってぇ!?あー!そーですか!そーですかッ!!!」

「ちょ、ちょっと!何言ってるの!?にこちゃん!意味ワカンナイ!!」



「あ、ちょっと…にこ…。」


説明しようとしても、完全ににこは真姫しか見ておらず、私の言葉に耳も貸さない。



「はぁ!?こっちが意味わかんないわよ!部室を開けたら2秒で濡れ場ってどんなアイドルよ!!」

「ぬ、濡れ場じゃないわよ!」


「まさぐってたじゃないのよ!!」

「まさぐってないわよ!太ももの筋肉を刺激してただけよ!」


「はあ!?刺激?性的刺激!?太もも触っていらしたんでしょー!?そういうのをペッ●ィングって言うのよッ!!」

「はあぁ!?知らないわよ!事実を捻じ曲げないでよ!第一、●ッティングじゃないしッ!!」

「所詮、真姫ちゃんはそういう女よ!ピアノと女を指先で弄ぶのよ!このテクニシャン!!」

「あーもう!!何よ!?意味ワカンナイ!!」



・・・ああ・・・希に見せたい・・・この面白い修羅場・・・!!



「海未ちゃん!?太ももで1000個の風船を割るなんてトレーニングは過酷すぎるよ!!」

「何を言うんですか!穂乃果のパンチラを防ぐ為です!ことりと一緒に風船膨らましますから、穂乃果はドンドン割るんですよ!ことり!!」


「はーい。」

「えー…こ、ことりちゃん!?」


「ふーふー…あ、待っててね!今、50個くらい膨らませたから!ごめんね、遅くって。」

「いや早いよ!!ことりちゃん!追いつかないよ!!」


…穂乃果のサポートはあの二人に任せておけば良いだろう。介入するのも面倒だし。


「あ、そうだにゃ!スカートの下にショートパンツを履けば良いんだにゃー♪」


最早、凛は足を閉じる事を諦めたらしい。

即座に海未がそれを阻止する。




「凛、それは絶対に許しませんよ。絶対に、絶対にです!!」

「にゃー…!!」



・・・ああ、希・・・この現場を鎮めて・・・!!



”ガチャリ”


部室のドアが開いた。



(の、希!?)



部室にいた全員は、この事態を押さえ込んでくれる人物への希望を抱きかけ・・・





「みんなー!ご飯が炊けたよー!!」







・・・白米に打ち砕かれた。




「「「「「花陽、何故今、炊飯したのッ!?」」」」」




「え?美味しいから…。ご飯、嫌い?……ミンナ…ゴハン…キライナノオォ!?」




狂乱。

まさに、今、この部室は狂乱の宴と化している。




ああ・・・希・・・。


どうして、今、貴女がここにいないのかしら・・・。


無性に貴女が恋しい!鎮圧的な意味で…!!




「あ、そうだ…私、生徒会室行かなきゃいけないんだった!」


思い出した。

希は、ずっとそこにいるのだ。

私は逃げるように部室を出ると、生徒会室に向かった。




(いけない…話長くなっちゃった…!)



すっかり希に仕事を押し付けてしまった。

早く向かわなくては…!





息を切らせて、私はなんとか生徒会室に戻った。




「ごめん、希…あれ?」



ドアを開けると、妙に静か過ぎる生徒会室。

いつもなら、私の顔を見た希の『えりち!』という声が聞こえるはずなのに。


「希?」



机に上半身を突っ伏したままの希らしき人影があった。



「…すー……」


(寝てる…。)


どうやら希は、電源OFFモードらしい。

残った仕事を片付けておこうか、と思ったのだが、希が殆ど処理してしまったらしい。


(さて、どうしようかな…。)


今、あの疲れそうな修羅場に戻りたくは無い。

何より、気持ち良さそうに眠る希を起こすのが忍びなかった。



とりあえず私は希の隣に座って、希の顔を見た。

希は顔を横向きにして突っ伏して幸せそうに寝ている。


(口が、もぐもぐ動いてる…。)


どうやら、夢の中で何か美味しいモノでも頬張っているようだ。


(あーあ…涎…。)


幸せそうな希の表情に私はホッとしていた。


しかし、ふと視線を下に落とした所…。




希の両足が ぱっかーん。 と、ご開帳していた。



『うう…!の、希ちゃーん!助けてにゃー!希ちゃんだってきっと股開いたりするにゃー!!』


『希は開いたりしないわ。股を開くとか表現はやめて。』




…ごめん、凛…開いてたわ…。思った以上にぱっかーん。と開いてたわ…。


でも、希、普段座っている時だって、ちゃんと足は閉じてるから心配はいらないと思うんだけど…。




『足がすぐ広がるのは太ももの内側の筋肉が鍛えられていないからよ。だから、持続的に足を閉じているのがキツいの。』


『外側の筋肉は使われているみたいだけど、内側はやっぱり足りないのよ。

内側の筋肉と外側の筋肉に差がありすぎると、股関節にも影響するし……ほら、ココ、痛いでしょ?』




…希…。





『う゛にゃあああ・・・ッ!?』

『凛は、穂乃果よりマシね。だけど、やっぱり柔軟性がない。練習の後、ストレッチしてないでしょ?今に痛めるわよ。』



痛めるかもしれない…。

希に怪我なんてさせられないし…。


「…すー…すー…」


(・・・ちょっと、確かめるだけ・・・。)


私は寝ている希に静かに近付き、希の背中に重さが伝わらない程度に体を寄せた。

そして、太ももの間に手を忍ばせる。


ぱっかーん。と開かれた両足の太ももは、力が抜けきっていた。


(筋肉……うーん…良い太ももだとは思うけれど…。)


とにかく触り心地が良い、という情報をGETしただけで、筋肉量はよくわからなかった。



(あと確か、真姫は…こうやって柔軟性を確かめていたっけ…?)


太ももの内側を刺激する。


(あ…スベスベ…。)


ニーソックスより上の生足の部分を触る。

希は最近、ボディローションを変えたらしく、これが思いのほか大当たりだった、と喜んでいたっけ。


(にしても、本当に手触りが、気持ちいい…。)


ずっと撫で続けられそうな位、希の足の手触りは気持ちよかった。


「ん…。」


「ッ!!」


(危ない…!)


そうだ、これは手触りの検査ではなく、柔軟性の検査…!

妙な張りが無いか確かめなければ…!



柔軟性が無いなら、表情は凛や穂乃果のように崩れまくるはずだが……変化なし?



「…すー…すー…」


(寝てるし…。)


…という事は、希は問題なし…?


怪我の心配はひとまず無い訳ね。安心した。


でも…。



「…すー…すー…」



(・・・希の寝顔、可愛い・・・。)




そこで、私は問題が残っている事に気づいた。



『だから・・・制服着て足を広げて座っていたら、最悪、パンツが見えちゃうじゃない。』



・・・そうね・・・検証するしか無いわ…!


一体、どの位の開脚でパンツが見えるのか…!



「…すー…すー…」




・・・け・・・決して、見たいわけじゃないのよ?

ただ、寝ている時に開脚をしていると、どの位パンツが見えてしまうのか把握しておく必要があるのよ!私には!!


・・・って、誰に向かって言い訳してるんだか・・・。


「では、早速・・・。」


私は、机の向こう側に回ってしゃがんでみた。


ぱっかーん。と開かれた足の間からは、言うまでもなく…希の”硝子の花園”がお目見えしていた訳で…。

 ※注 エリーチカ、その表現はいかがなものかと。



「あー…。」


ニーソックスがいい仕事をしてくれるのでは、という期待は外れて。

むしろニーソックスの濃い色が、余計に中央部の淡い水色を引き立ててしまっていた…。

色から下着のデザインまでクッキリ見える。



(…あれ?あの下着、この間一緒に買い物に行った時、買ってたヤツだ…。)




 『あれ?希、その色にするの?』

 『ん?だって…えりち、水色好きやんな?』

 『ええ。・・・え?』

 『・・・うふふ〜。今度、見せたるからなぁ?』

 『・・・ばか。』







 
・・・で 今 見てますけどね。







いや、そんなエピソードは、今はどうでもよくて!!




そうだ。


希が開門しているから、いけないのだ。

今は、希のあられもない、ぱっかーん。を閉門しなければ!



(よし。両膝に手を添えて…閉じ…)



「………えりち…。」

「ハッ!!」


起きた!(というか、起こした!?)


「…それ、焼けてへん…よ……」


「・・・ふう・・・寝言か・・・。」



危なかった…!


今、起きられたら、なんと言い訳をしたら…

いや、むしろ起こして足を閉じて、また寝てもらう?

いやいや、それでは本末転倒だ。


希に少し休憩をさせつつ、ぱっかーん。を閉じる…それで良いのだ。



(・・・よし・・・片足に集中しよう!)



とにかく、ぱっかーん。の間から、中央の水色が見えなければ良いのだ。

左足に手を添えて、中央に寄せるだけ……膝を、内側に…そうすれば…!


(そうすれば、希の威厳と睡眠は保たれるわ!)


私は、再び机の反対側にしゃがむ。




「・・・ハラショー・・・。」




右足の方がさっきより開いて…右から、水色の希のリリーホワイトが…モロに見えてるわ…ッ!ああ、水色なのにホワイト!?まあいいわ!!


  ※注 エリーチカ混乱中。



(ああ、やばい・・・!さっき動かしたせいで、下着が微妙に食い込んでる…!)



私の希の…Snow halationが…見えまくってるわッ…!!



  ※注 エリーチカ大混乱中。





まさか、左足の動きにつられて、右足が動くだなんて…!希、やるわね…!

こうなったら、私の左手で希の左足を固定し、希の右足を私の右手で寄せる…!!


私は再び、希の背中に体を寄せて、太ももに手を当てる。


(…あくまでニーソックスの部分に触れるのよ…生足部分に触れたら、起こしてしまうわ…!)


机の下にある太ももの位置を目視してから、私は手を伸ばした。



(・・・・・・・・・・あれ?)



しかし、固定役の左手が左足に触れられず、空を切った。



(あれ?どうして…?…あっ!まさか!?)





 希の両足は
ぱっかーん。(再)と開いていた。




(んもう…希ったら…!)


私の左手は空を切り、希の左太もも内側にきてしまった。



(仕方ないわ…左足をまた中央に…)


プランをまとめている最中…それは、起きた。


”きゅっ”


「ッ!?」



――― 突然の閉門。



私の手は希に挟まれた。



(な!?ぬ、抜けない…!!)


これが望んでいた状況だけれど、私の手が完全に挟まってしまった…!!

今、力づくで抜いたら希が起きてし…







「えりち、何してるん?」







「あ・・・!!!」





…希が…起きちゃった…!!



「お、おはよ…。」



「何をしてるんですか?って聞いてんやけど。」



太ももに手を突っ込んだまま、私は希の冷たい視線を浴びた。



「あの…希のリリーホワイトを守る為に、閉門を…じゃなくて…硝子の花園がモロ見え…いえ、筋肉の柔軟性のSnow halationをね…!?」


説明するものの、動揺した頭では、上手くまとまらず。

希の冷たい視線が突き刺さるように痛い。


「まさか、えりちが…ウチの寝込みを、痴漢みたいなマネして襲うやなんて…。」

「え!?い、いいえ!違うわよ!?そんなつもりはないわよ!?」


「…そんなんせんで、起こしてくれたらええやん…。」

「…あ…いや…ごめん、なさい…。」


希が困ったような、悲しそうな目で私を見ながら聞いた。


「…なあ、えりち…ウチ…変な顔しとらんかった?寝顔やって、あんま見せたないのに…。」


そんな事を気にしなくても良いのに。(むしろ、
ぱっかーん。の方が大問題だったわよ。)


「…大丈夫。寝顔、可愛かったわよ。…何か食べてたみたいね?」

「うう…涎垂らしてんの、見たん?」


袖で口元を拭いながら、希は顔を真っ赤にしてそう聞いた。


「うん…見たけど…可愛いかったわ。」

「な、なんでも可愛い言えば喜ぶ思うたら、大間違いやで?」


顔を真っ赤にしたまま、希はそう言ったが、私は思った事そのままを伝える。


「普段と違う、無防備な希も可愛いわよ。………だから、そろそろ足、開いて解放してくれない?体勢、辛くなってきた…!」


依然、私の左手は希の足に挟まれている。

希の背中にぴったりとくっついたまま、離れられないので背中が痛くなってきたのだ。


「だーめ。」

「希…お願い…背中と腕が痛いわ…。」

「あーかーん。」


・・・この筋力なら、間違いない。

起きてさえいてくれれば、希のラブカストーン部分が盗撮される心配も無いだろう…!多分!!



「…えりち…もぞもぞ、せんといて。」

「それは、希が離してくれないからよ。」


「これは、お仕置きやよ。ウチの寝込み襲って、悪戯しようとするからや。」

「だから…違うのよ。真姫に太もも内側の筋肉の話を聞いてね…」


「…ウチの太もも…ぷよぷよしてへんかった?」

「ううん、今はガチガチで…ていうか…あのボディーローション良いみたいね?」


「え…?何のこと?」

「希の肌、すごいスベスベしてて、触ってて凄く気持ち良くて、ずっと触って・・・あ。」





「・・・・・・・・・。」





 失 言 で し た 。






ごめんなさい、と言うより先に希が口を開いた。


「……ええよ。触っても。」


そう言うと、希は少し足を開いて、私の手を解放した。

途端に私の背中がスッと伸び、妙な緊張感が解けた。


「…の、希?」

「ずっと…触っていたいって言おうとしてたやん。」


耳まで真っ赤にした希は、小さい声で「せやから…触ったらええんちゃうの?」と言った。


「い、いいの?」


「そん代わり…さっきの寝顔忘れてな?あと、皆に言わんといて…。」


「お…オッケー。」


私は希の背中に思い切り体を押し付けて、掌でニーソックスから更に上へと滑らせた。

やっぱり、希の太ももは手触りが良い。

触った瞬間、少しぴくっと希は反応した。さっきより、太ももの感触が少ししっとりしているのは、先程私の手を挟んでいたせいだろう。



「ん…。」


声を漏らす希の顔に私は自分の顔を近づけた。

声がもっと聞きたくなってきたからだ。


「希。」


無意識に、希の耳元で彼女の名前を囁いた。


「えりち…反則やって…耳元は…!」


「名前、呼びたいの。希。」


「ん…!あかんって…!えりちのあほっ…。」


「わかった。」


私は名前を呼ぶのをやめて、太ももを撫でながら、希の耳に唇をつけた。


「ちょっ…!?」

「…名前は呼んでないでしょ?」


そう言って、私は目で笑って唇で耳たぶを軽く挟んだ。


「意地悪…!」

「そんな事ないわよ。こ〜んなに…優しくしてるでしょ?」


そう言いながら、舌で耳を舐ってみる。


「ひゃッ…!?えりち!ええ加減にせんと…!」


さっきまで幸せそうに寝ていた彼女の表情が、こんなにも変わるのが嬉しいやら楽しいやら。

つい、手が悪さをしてしまう。

その悪戯を重ねていく内に、ジワジワと体の中に熱が湧いてくる。



「うーん…いい加減にっていうのはね、コッチの台詞よ?希。」

「え?」


「希、寝てる時、無防備すぎるわ。足あんなに開いちゃって…。」

「それは、たまたまやないの。それに、寝るってそういう事やん…。」


「ココが丸見えだったのに?」


私は、指で縦の線をゆっくりとなぞった。


「ちょ…太ももまでやろ!?」


起き上がって抗議しようとする希の背中を体でしっかりと机に押さえつける。


「希、さっき触ってもいいって言ったわ。」

「だから、それは太ももまでっ…あ…ッ!ちょっと…ほんまにやめて…!」


弱々しくなってくる希の声に、私は触発された。


「触っていいって言った。」

「・・・ほんまに・・・あかんって・・・」


「…ダメ?本当に?」


小さくなる声の主の閉じようとする足と足の隙間の三角形から、私は指先で侵入する。

足を閉じさせるのがあんなに難しかったのに、侵入するのはこんなにも容易い。


「希。ダメなら…もっと、足を閉じて。そうじゃないと…。」


下着の隙間から指を滑り込ませるのだって、こんなにも…。

指先が触れる。


「あ…えり、ち……や、だぁ…っ!」


希の手が私の手首を抑える。


「いい加減に、その可愛い声も抑えとかないと…本当に襲っちゃうわよ?希。」


手首を押さえられても、指先は踊るように動く。

希の目がどんどん潤んで、口元も緩んで呼吸を乱し始める。


「も…もう、手遅れやんかぁ…!」


指先での刺激を受け続ける希に、私は囁き続ける。



「そうね。」

「ウチ…も、もう胸が苦しい…起き上がりたい…!」


希はずっと机に突っ伏していたのだ。確かに、いい加減起き上がりたいだろう。

でも、希の背中には私がほぼ乗っかっている状態。



「そう、じゃあ…どうする?希、このまま……受け入れてくれる?」

「は…ぁ……え?」



「受け入れてくれるなら、もっと足を開いて。そしたら、起き上がってもいいわよ?」


「・・・・・・。」


希は”なんで、今日はそない強気なん?”と言いたげな不満そうな目で見た。


「じゃあ、このまま…入っちゃおうかなぁ…」


指先が彼女の入り口付近に触れた瞬間。

希はビクンと大きく反応した。


「〜〜〜っ…お、覚えときや〜…!」


小さい声で悔しそうにそう言うと、希は足を開いた。


「ん、よく出来ました。」


私は体を少し横にずらし、起き上がった希の唇を奪った。

そのまま、希の体が後ろに反った。

唇を重ねていく内に、希の手が私の制服をぎゅっと掴んだ。


いつの間にか唇はお互い少しずつ開いてきて、舌はどちらともなく自然と惹かれあうように絡みあった。


「んぅ…ん…!」


舌を深く入れた所に、私は希の下着をずらして、希の中に指を押し込んだ。

それはあっけなくぬるり、と入ってしまった。


「――ッ!!」


私の制服を掴む力が一層強まった。


「ホラ、足を閉じていないと…こんな事されちゃうのよ?希。」


「はっ…はぁ…ッ…う…ぁ…あっ…あほぅ…!」



涙目で搾り出した”あほ”には、私を貶す程の力は無い。

むしろ…私を余計に刺激する。


「はいはい、あほです。…あほで良いから、希、片足あげて?もっと深く入れたいから。」

「も…無理ぃ…!」


無理なのはコッチの方だ。

恥ずかしさでいっぱいの希の顔を近くで見て、完全に私の余裕は無くなってしまった。


このまま、希を独り占めしたい。

希ともっとくっつきたい。

少しでも近くで、貴女を感じたい。


そう思ったら、体の中から苦しさと痛みと熱が湧き上がってきた。


「…いいえ、無理なのは、こっちの方よ。」


私は一旦指を抜くと、無理矢理、希を椅子ごと自分の方に向けた。



「えり、ち…。」

「学校でなんて、とか思ったけど…もうダメ。このまま、しないと…ホント、どうにかなりそう…!待てない…!」


真っ直ぐ見つめて私がそう言うと、希は困ったように笑って私の頬を撫でた。


「もう…しゃーないなぁ…えりちは、すぐ…我慢するんやから…いや、この場合我慢が正解なんかなぁ…。」

「ふふっ・・・ごめん。」


苦笑しながら私がそう言うと、希は制服の上着をするりと脱いでシャツのボタンを外し、私の目を見てから、瞼を閉じた。

”ええよ”と言われた気がして、私はそのまま希にキスをした。



熱を帯びた私の指は、再び希の中に入り込んだ。

希の中も、凄い熱で…とろけそうな感触に指が包まれた。


「はっ…はぁっ……あぁッ…や、ぁ…ッ!」


首筋から鎖骨にかけて頬をつけ、胸まで移動し、希の左胸の先に舌先を這わした。

舌先に触れていたモノがやがて固くなり、私の刺激をより受け止めようと反応する。

僅かだった水音が大きくなり、一定のリズムで聞こえ始める。

指から掌、には希の体から湧き出した水がべっとりとついている。


私は、希の弱い所を知っている。

そして、そこをどういう風にされたら、悦ぶのかも知っている。


「あ…ッう…ああッ…えり…ちぃ…っ!」


今の彼女を誰にも見せたくない。

私だけにして欲しい。

私が見ていない所で、あんなに無防備でいられたら、困る。



「…希、私…貴女を誰にも渡したくない…!」

「あ…ぅ……ん…!」



「だから…私の前だけにして…!この下着も、その顔も、私にしか見せないで…!」


「…はぁ…はぁ…ッ…あ…あほやなぁ…えりち…」

「希…!」


制服を掴んでいた手は、私の頭に置かれ、優しく撫でた。


「ウチは…えりちのモンやんか………そやろ?」


ニッコリ笑って受け入れてくれる希に、私はキスをした。

声にならない声で、希は反応してくれた。


ハッキリ聞こえたのは「好き」という言葉だけ。


「…希……希…ッ!」


何度も互いの名前を呼んだ。

やがて、希は私の指をぎゅっと強く包んだ。


「えりちッ…ウチ、もう…ア、カ………あ…ッ――――…!!」


ぎゅっと瞼を閉じて、声を殺しながら達する希を私は見ていた。


「はぁ…はぁ……。」


息を整えながら私に抱きつく希の背中をさすりながら、私は彼女の中を駆け巡る血液の音を聞いていた。




「…えりち。」

「ん?」


名前を呼ばれ、少しだけ体を離すと、希は私の指を取った。

指はまだ濡れていた。


希は何も言わずにそのまま指を咥えた。


「あ……希?」


呆気にとられる私に、希はしてやったりの顔をして言った。


「…どう?えりち。」

「ん・・・気持ち、いい・・・。」


そうやろ?と言いたげに、希の目は笑っていた。


「…ああ、もう、下着…履き替えなあかんやんかぁ…。」


そう言って、希はふくらはぎに引っ掛かっていた下着をひょいと脱いだ。


「それ、この前買ったやつ、よね?」


私の言葉に、少し嬉しそうに笑う希。


「そう。覚えとった?」


そして、続けてこう言った。


「せやから…言うたやろ?この下着、今度えりちに見せてあげるって。

・・・”よう見えた”やろ?」



・・・・・・・・・・・・・・・。



「え・・・・・・・・・え?・・・ええ・・・ッ!?」




まさか・・・私が、パンツを見る事は・・・予想されていたの?


希が、どこまで予知していたのかは、わからない。

こうなる事をなんとなく、希は…わかっていた、というのならば…。


だったら…最初から…希は……!?




混乱する私をよそに、希は鞄の中から新しい下着を出した。

机の上に座り、新しい下着をつけようとする希が私の視線を感じ、ピタリと動きを止めた。


「・・・どないしたん?」


下着を履く所をじっと見ていた私に向かって、希が不思議そうに尋ねた。


「いや…希、こうなる事、わかってたの?」

「解るわけ無いやん。…ただ。」


「…ただ?」

「こうなるんちゃうかな、って知ってはいた。」


「・・・何よ、ソレ・・・どう違うの?」

「さあ?…スピリチュアルやね。」

「意味、わかんないんだけど…。」

「まぁ、なんとなくってヤツやん?コレ履こうって思うたんも、なんとなくやし。」

「へえ・・・。」


・・・つまり、希に、私の行動が読まれていたのには違いない訳で・・・。


(少し、悔しい気がするわね…。)


「ま、ええやん?」


誤魔化すように下着を履こうとする希の手を私は止めた。


「待って、希…そのまま下着履いたら、汚れちゃう。」

「え?」


私の顔を見て、希の顔色が少し変わった。


「さっき、指を綺麗にしてくれたお礼。」


そう言って、私は希の両足を広げ、顔を近づけた。


「ちょっと待っ…あっ…そんな事せんでも…!!」


手でくしゃっと前髪を上げられたが、私はそのまま唇をつけた。


「…私がしたいの。」


そのまま舌で、丁寧に拭うように舐めた。


「やめッ…あかんってえりち!」


希は声を出さないように手で口を押さえてた。



「希。これも・・・知ってた?こうなる事も解ってた?」


わざと音を立てて、希を刺激する。

声を殺しながら、私を見下ろす希はまだ微笑みながら、言った。


「ぅ・・・知ってたとして・・・どうなん?」

「回避されたり、逆手に取られたりしないかしら?」


私は、私だけが翻弄されるのは嫌よ、と釘を刺しているのだ。


「…ぁ・・・ウチが…えりちを拒むと…思うん?」

「思わない。ていうか、思いたくないわね。」


「う…うん…それで、ええの…はぁ…あ…!」


私の舌のせいで、彼女を綺麗にするどころか、ますます溢れてくる。


「ねえ、希…?」

「…ええよ…。」


何も言ってないのに、希は私の手を握った。

机の上に座ったままの希に、私は指を差し入れた。


(あ…さっきより、すごい…)


向かい合って抱き合うような体勢で、私達はキスをした。


「も、ダメ…また…くる…っ…やあぁ――――…っ!!」


手に、じんわりと温かいモノが溢れ、引き抜いた指先からは、トロリとしたものが手首にまで流れていった。

舐めてみようか、と指に唇を近づけようとすると、希が私に抱きついた。


「えりち、まだ、もう少し…ウチの事、ぎゅーって強く抱きしめてくれへん?」


希にこういう風に甘えられるのは、嫌いじゃない。


「…うん。」



希を強く抱きしめつつ、希の肩の上で、私は自分の指を咥えた。



(…それにしても…。)



「はー…替えの下着を履く前でよかった♪」



(本当に、どこまで…予想ついてるのかしら…希は?)



こうなる事を彼女は知っていた。


知ってはいたが、そのままにした。

当たっているかどうか、確かめたかったから、そのままにした?



それとも…知った上で受け入れようと、そのままにした?




・・・そういう事?




考え込む私の後ろで、希はさっさと身支度を済ませてしまった。


「さあて、部室に行くで〜!」

「え、ええ…。」


希はサクサクと前に進んで行ってしまった。

「えりち!」

「え?」


「あんま、深〜く考えたら、あかんで?」

「え・・・。」




私、もしかして…希の掌の上で転がされてるだけ…?




(……まさかね…。)




「にしても…人前では、足は閉じなあかんよね。」

「ええ…いつ誰に見られても良いように、意識はしていないとね。」


「そやね。いつ誰に…アレェ?でも、ウチ…えりちにしか見せたらアカンって事が増えたよーな…。」

「ゴホンッ!…そうね。さっきみたいな顔は絶対誰にも見せないで。」


「せやなぁ…ちょっと誰かにチラ見せなんてしたら…無茶苦茶しよるもんなぁ…えりちは。」

「なッ!の、希!」


「あっははは、冗談や。」


そんな会話をしながら部室に戻ろうとすると…



「だ〜か〜ら〜!私は凛に●ッティングなんかしてないってば!」

「してた!してたじゃない!あの角度はそうでしょ!?」


「ご飯炊けましたよ〜」


”パァンッ!”「割れたにゃー!!」

”パァンッ!”「184個目だよー!!」


「ことりが酸欠で倒れましたあああああ!!!」




・・・・・・・・・・・・。



「・・・えりち・・・ウチ、帰ってもええ?」

「希…今、この騒ぎを沈静化するのに必要なのは…貴女の力よ。」



私は希の肩に手を置いた。



「しゃーないなァ…ちゃちゃっとワシワシで片付けるかァ…。」


希の両手が怪しげな動きをし、ウォーミングアップを始めた。




「では、お願いします。」



私は、部室のドアを開けた。







数十分後、悲鳴と共に事態は見事に沈静化し…練習は再開された。





 ― こうなる事を彼女は知っていた。  END ―



 あとがき

バレンタインでしたので、作成しました。

久々のちょいエロです。修正もしました。


・・・えりち、他のメンバーのキャラが崩壊していますがご了承下さい。