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[ これで貴女も百合が書ける!・・・かな?多分、ダメだね!(笑)本当に参考にしちゃダメなSS。 ]




さあさあ、やって参りました。

百合に喧嘩を売るサイトが、これから百合を書こうと思っている人向けに書いているふざけたSSの始まり始まり〜。

このSSは、これから百合を書こうと思っている皆様に向けて、神楽なりに考えてみた、いわゆる「百合あるある」のコーナーです。


解説は、御堂筋 百合さんとお届けします。

御堂筋「よろしくお願いします。」


それでは、わかりやすく例を出しながら、百合のあるある的なシーンを出していきましょう。






「おっはよー!」

私、草薙 苺。高校2年生。都立聖マリアンヌ女学校に通う、ぴっちぴちの女子高生!

特技は・・・笑顔、なんてね☆



ポイント1『なんだか御大層な学校に通っている。』



さて、解説の御堂筋さん、これはどういう意図があるんでしょうか?


御堂筋「まず、第一に女学校という時点で、体よく男子から遠ざける理由になります。

共学でも勿論、構いませんが、独自の学校と設定してしまえば、特別な習慣とか、制服の設定、学内イベント・部活動なども作りやすく、それだけドキドキな百合展開もしやすくなります。」


なるほど〜。では、続きをご覧下さい。



「おはよう!苺!」

「きゃっ!もう!桃果!いきなり抱きついて、びっくりさせないでよ!」

「ん〜・・・苺のシャンプーは今日もいい匂いだね〜」

「や、やだぁ〜!桃果ったら・・・!」

「よいではないか、よいではないか!」

「も、もう!へんな所触らないでよ〜!困っちゃう☆」


ポイント2『過剰とも取れるスキンシップが、これでもか!と序盤から出てくる。』


・・・えー・・・解説の御堂筋さん、これは、やりすぎでは・・・。

御堂筋「いえ、これで良いんです。女子と女子がくっついていれば良いんです。これは、サービスです!このくらいしないと百合じゃない!ハグあっての百合です!ハグが土台と言ってもいいくらいですよ!」

・・・は、はあ・・・では、続きをどうぞ。


「いいじゃない!幼馴染なんだから〜小さい頃から、こうやって抱きついてたじゃな〜い!」

「ひ、人が見てるう〜!!」

そう言って、桃果ってば人が見てる前で頬ずりするんだから・・・もうっ!

そりゃ、確かに小さい頃から一緒で、お風呂も一緒に入った仲だけど・・・。



ポイント3『幼馴染を出す時は大抵”お風呂も一緒”のフレーズが出る。』



・・・はい、解説の御堂筋さん・・・これは・・・


御堂筋「幼馴染ですよ!?小さい頃からずっと一緒、という事は、一緒にお風呂にも入っている!常識でしょう!!

そして、かつて裸を見せ合った仲!となれば、幼馴染といかに親密かを現す重要な事に繋がる訳です!」


・・・・・・は、はい・・・では、続きをご覧下さい・・・。



桃果とは同じ学校に通う仲良し!なんでも相談出来る・・・大切な幼馴染。

「じゃ、学校行こう!苺!」

「・・・あ!」

桃果が力強く私の手を引っ張り、手を繋ぎ、指を絡ませる。

(も、もう、桃果ったら・・・私、もう子供じゃないのに・・・!ぷんぷんっ。・・・でも・・・

でも・・・桃果と手を繋ぐと・・・私・・・なんか・・・ドキドキする・・・きゃっ☆)


ポイント4『手を繋いだだけなのに、無駄にときめく。』


・・・だんだん主人公に悪意を感じるようになって来ましたが・・・解説の御堂筋さん?

御堂筋「いや、ときめきますね。手は繋ぐものです。女の子同士が繋いだら、ときめく!これは、至極当たり前の事です。

貴女だって、手を繋いだ女子高生の二人を30mほど後をつけた事があるでしょう!?」

はい・・・悲しきかな、百合を愛する者の宿命というか、悲しい性というか・・・。では、続きをご覧下さい。



「あ・・・」

桃果がふと足を止めた。視線の先に見えるのは、たくさんの女の子に囲まれて登校する私達のクラスメイト、後藤綾菜さんだ。

明るくて、おしゃれで、クラスでも人気者だけど、後輩からも人気あるんだよね。

今日も大人気だなぁ・・・

「みてみて。苺、後藤さんの大名行列だぁ。」

「うへぇ〜、今日も人気者だねぇ〜」

と私達は他人事のように顔を見合わせ笑う。


笑っている私達の後ろから、一人で颯爽と歩いてくる人とぶつかった。


「あ、ごめんなさい!」


「・・・別に。」


後藤さんとは対照的に、教室でいつも一人のクラスメイトの高橋歩さんだ。

高橋さんも綺麗なんだけど、なんか人を寄せ付けないオーラっていうのが出てて近付き難いんだよね・・・。

今日もクールだなぁ・・・。


「・・・な、なによ!高橋のヤツ!苺が謝ってるのに!”別に”だって!」

「も、桃果、良いんだよ!私がぼうっとしてたのが悪いんだし。」


「・・・ねえ、苺、知ってる?実は、後藤さんと高橋さんって仲良いんだって。」

「へえ〜意外。びっくり仰天☆」


ポイント5『何故か異常なほど、人気者か一人ぼっちの子が出てくる。』


なんだか、対照的な二人が出てきましたね・・・御堂筋さん、これは?

御堂筋「はい、対照的な二人ほど惹かれあう、というかその組み合わせには萌えずにはいられないものです。

極端なくらいが丁度良いのです。キャラが立っていて非常に萌えやすいでしょう。

人気者の場合、実は八方美人なだけで、心は疲れきっていて、本当に心を許せる人がいない、などの悩みを持っていたりします。

一人ぼっちの場合、過去に何か人間関係のトラブルに巻き込まれて、人を信じられず、心を閉ざしている、などの悩みがあります。

これらの悩みを一気に吹っ飛ばす人間が、攻めたり、受けたりするんです!わかりますか!?」


・・・な、なるほど、では続きをご覧下さい。


「おはよう、私の愛しい生徒達。」

長い黒髪をなびかせて、スーツを着た女性が爽やかに声を掛けてきた。

「あ・・・数学の理子先生、おはようございます!」

私、先生の授業はわかりやすくって大好き☆

それに・・・

「おはよう、今日も可愛いわね?」

私の事、よく褒めてくれるんだもん・・・♪


「そ、そんな・・・先生みたいな綺麗な人に言われると、なんか恥ずかしいですよっ!」

「食べちゃいたいくらい、可愛いわ・・・」


ポイント6『年上の女が、異常に色気を出して迫ってくる。』


え・・・!?

そう言うと先生はぎゅっと私の手を握った・・・!


「・・・授業より、大事なことを、今度・・・先生が教えてあげるわ。」

「せ、先生・・・!」


ポイント7『手を繋いだだけなのに、無駄にときめく。』


あのー・・・教職をナメてるんですか?はい、解説の御堂筋さん。しかもポイント7かぶってますよ!


御堂筋「年上っていうのはね!その女性の年代独特の色気というモノが出てくるんです。それを出さないで、いつ出すんですか!?ええ!?

女教師が生徒を(違う道に)導く!淑女なら、理解しなさいよ!この萌えるシチュエーションを!くああああああああああああ!!」


す、すいません・・・御堂筋さんがヒートアップしてきましたので、本日の百合あるあるは、ここまで、という事で。

私、神楽奈緒と解説は、御堂筋百合さんでお送りしました。


それでは、次回があれば、次回またお送りします。

次回のポイントは・・・



『年下がありえない程、主人公に懐く。』

『憧れの的で雲の上の存在の筈が、何故か簡単に主人公に心を許す。』

『何故か異常なほど、頭が悪いが憎めない子がいて、面倒を見ることになる。』

『活発な運動部の女の子の相手は、大抵、おしとやかな文化系女子。』

『やたら着飾らせる人物が登場し、主人公が女としての魅力に目覚める。』

『男はあえての踏み台に。』


・・・を解説いたします。それでは、すいませんでした――――ッ!!


※ このSSの内容を、本当に参考にしちゃダメですよ。


[ これで貴女も百合が書ける!・・・かな?多分、ダメだね!(笑)本当に参考にしちゃダメなSS・2。 ]


さあさあ、やって参りました。

まさかの第二弾です。

百合に喧嘩を売るサイトが、これから百合を書こうと思っている人向けに書いている、ふざけたSS〜!

このSSは、これから百合を書こうと思っている皆様に向けて、神楽なりに考えてみた、いわゆる「百合あるある」のコーナーです。


解説は、御堂筋 百合さんとお届けします。

御堂筋「よろしくお願いします。」


まさかの第2弾です。クレームが奇跡的に一件もなかったので、第2弾です。いかがですか?御堂筋さん。

御堂筋「私は一淑女として、語っただけです。」


そ、それでは、わかりやすく例を出しながら、百合のあるある的なシーンを出していきましょう。


私、草薙 苺。今日から、高校1年生!

特技はお菓子作りと笑顔!・・・なんてね☆ウフフ!

「苺ー遅刻するわよー」

「・・・あッ!もうこんな時間!?いやーん!遅刻しちゃう!ママ、どうしてもっと早く言ってくれないのよー!!」

「ぐだぐだ言ってないで、早く学校行きなさい!」

「い、行ってきまーす!」

全速力でダッシュよ!!


「もう、ママったらー・・・きゃっ!?」

「貴女、大丈夫?」


「・・・は、はい・・・大丈・・・!!」


(すっごい綺麗な子・・・!)


[ ポイント1・ノーマルから突然目覚める。 ]


相変わらず、主人公が鼻につくんですけど、これはどうですか?解説の御堂筋さん?

御堂筋「まあ、目覚めていただかないと話成立しないんですよね。」


そ、それはそうですけど・・・。

御堂筋「今までノーマルだったのに、突然の出会いで同性の女の子に惹かれてしまう自分に戸惑う主人公!

そして、どんどん強くなっていく想いと女の子との絆!思い悩む主人公!これこそ、百合でしょう!」

は、はい・・・次のポイント行きましょうか・・・。


「貴女、本当に大丈夫?」

「あ、はい!私は大丈夫です!・・・あ、同じ制服!もしかして・・・?」

もしかして、同じ学校の子かも!先輩かなぁ・・・?

「そう、私、今日から貴女と同じ高校に通うの。」

「ホント!?じゃあ、同じ一年生だね!私、草薙苺!よろしくね!」

「・・・山崎桃果。じゃ・・・。」


[ ポイント2・仲良くなりたい主人公に対し、相手が素っ気無い。 ]


はい。ほとんどの恋愛シミュレーションゲームの序盤は、こんな感じですよね。解説の御堂筋さん?

御堂筋「そうですね。いかに、この素っ気無い女の子がいつデレるのか、そして、どうデレるのか・・・それを考えただけでワクワクしますね!

ヒロインが、主人公に心を開いていく過程や過去なども徐々に描くと、より深みが増します。ていうか、悶えます。」


悶えないで下さい。

それでは、次のポイント行きましょうか。


「あ、待って!良かったら、一緒に学校行かない?」

「ダメ・・・私から離れて。危険よ。私は、ミカエルの加護を受けてるからいいけど。貴女は普通でしょ?」

「え?あ・・・ミカエル?」


[ ポイント3・相手が何かすごいものを抱えているっぽい。 ]


えーと・・・突然のドッキリ発言なんですけど・・・。解説の御堂筋さん?

御堂筋「特別な感じの女の子って、なんか良いですよね!危険が付きまとえば、二人の仲も急接近しちゃうのかしら!?」

・・・あの、感想じゃなくて、解説をお願いします。

御堂筋「まあ、学園ものは今や溢れるほどありますから、ファンタジーとか、何かアクションものが欲しい時はこういうキャラは結構必要要員ですね。

キャラの発言内容が日常から外れている程、キャラが立ちます。」

日常から、というか・・・人間から外れていく感じもしますけど・・・。

御堂筋「それで良いんです!普通の女の子じゃなくても良い!!・・・普通って、そもそもなんですか!?」

いや、私に聞かれても・・・。

では、続きをご覧下さい。



「よお!人間!美味そうな女連れてるじゃねえか!」


「きゃー!?何あれ!?コスプレした女の人が空に浮いてる!?」


訳わかんないよー!大混乱☆


「お前、サタンの使いか!?貴女は下がって!・・・私が守る!」

「面白れぇ・・・お前をぶっ倒して、その女はあたいが貰ってやるよ!」


「きゃー!朝っぱらから何コレー!?」


[ ポイント4・訳もわからないまま、突然、主人公が女性にモテだす。 ]


・・・あのー・・・これ、今回大丈夫ですか?百合、なんですか?

御堂筋「正直、好き嫌いは分かれるでしょうね。ちゃんとやらないと、どっちも中途半端になって百合じゃなく、単なる百合風味のアクションものになりますから。

このポイントに関して言えば、女の子を沢山出して、女の子達の争いに振り回される主人公が描かれています。

しかし、女の子だけ沢山出して、ちょっと百合っぽい演出を加えれば、百合になる、と思ったら大間違いです。

百合風味があるだけのものと百合ものとは、全く違います。

だから、神楽さんには、こういうのは不向きです。真面目にちゃんと百合を書きなさい。」


・・・はい。自分でもよく知ってます・・・。

御堂筋「大体、ふざけたいだけで百合が出来ると思ってるんですか?貴女!」

うわああああああああ!!言わないで下さああああい!!


す、すいません・・・辛くなってきましたので、本日の百合あるあるは、ここまで、という事で。

私、神楽奈緒と解説は、御堂筋百合さんでお送りしました。


それでは、次回があれば、次回またお送りします。

次回のポイントは・・・


『やたら抱きつく。』

『胸の大きな子の胸に顔から突っ込む。』

『迫り方が大胆というよりも、えげつない。』

『いざとなると、Hに踏み出せない攻。』

『男にやたらモテる女子にやきもちを焼く。』


・・・を解説いたします。それでは、すいませんでした――――ッ!!


※ このSSの内容を、本当に参考にしちゃダメですよ。





[ これで貴女も百合が書ける!・・・かな?多分、ダメだね!(笑)本当に参考にしちゃダメなSS。 ]



さあさあ、やって参りました。

・・・とうとう、第3弾となりました・・・!

WEB拍手限定公開のつもりが、とうとうTEXTページになってしまいました・・・。


さて、このSSはですね、百合に喧嘩を売るサイトが、これから百合を書こうと思っている人向けに書いている、ふざけたSSです!

このSSは、これから百合を書こうと思っている皆様に向けて、神楽なりに考えてみた、いわゆる「百合あるある」のコーナーです。


解説は、もうお馴染みとなりました、御堂筋百合さんとお届けします。


御堂筋「よろしくお願いします。」


今回の百合は、大丈夫なんでしょうか・・・不安です。


御堂筋「今回は、もう一度”学園モノ”にスポットを当ててみましょう。」


ま、またですか!?


御堂筋「貴女の描く百合はね・・・内容もさることながら、蕾・・・そう、未成年のみずみずしさが足りないんです!もう一度、これを見て己を省みなさい!」


は、はあ・・・それでは、わかりやすく例を出していきながら、百合のあるある的シーンを見ていきましょう!



私の名前は、草薙苺!どこにでもいる、普通の女子高生!

・・・変わっている所を挙げるのならば、通ってる学校が”女子高”だって事・・・くらいかな。

それだって、別に普通じゃないかって?ううん、全然違うの!


私の通っている、聖・百合が原学園は”特別”なんだよっ☆


「おはよう!」

「きゃー!?生徒会長の 伊吹 林檎 先輩だわー!!」

「朝から会長の凛々しいお姿を見られるなんて幸せ・・・!」


生徒会長の伊吹先輩・・・大会社の社長令嬢にして、超のつく天才!そして、なにより美人!天は二物を与えるってこの事よね。


「そこ、スカートの丈が短いわよ。」

「きゃー!風紀委員長の 御影 柚子 先輩だわ!!」

「厳しいけれど、その姿もカッコイイのよねぇ・・・」


風紀委員の御影先輩は、メガネをくいっとあげて、私をじっと見た。怖いけど・・・

「・・・ふむ、貴女はいいわ。合格よ。」

・・・ちゃんと校則を守れば優しい先輩だもんね♪


「みなさま、おはようございますー赤い羽根の募金ですー。」

「きゃーかわいい!一年にして、エリートが集まる姫百合の園と呼ばれる生徒会に入っちゃった、森田 蜜柑ちゃん!」

「かわいい〜あたしも募金しちゃおう!」


同じ一年で、同じクラスの森ちゃんこと、森田蜜柑ちゃん。小さくって、私もつい構ってあげたくなっちゃうんだよなぁ・・・。


「やあ、子猫ちゃん、募金よろしくね〜♪」

「きゃー!今日は副会長の佐原 杏 様もいるわ!!」

「そこら辺の男なんかより、ダントツでカッコイイ上に運動神経抜群・・・あの微笑・・・素敵過ぎるわ・・・!」


佐原先輩は、女子高の王子様的存在。ファンクラブもあるほどの人気者で、いつも女の子達に囲まれてニコニコしている。

確かにカッコイイもんね・・・♪


・・・と、いうわけで。

この学校は、彼女達、生徒会のお陰で、とても退屈とは縁の無い学校なのです。



[ ポイント1 とにかく生徒会の面子の個性が半端ない。]



・・・今回の主人公は一気に大人しくなりましたね・・・その反対に、随分個性的な登場人物が多いですが・・・。


御堂筋「はい、今回は学校のキャラには欠かせない生徒会にスポットを当ててみました。」


私の学校では、こんなエリート集団いませんでしたけど・・・それにやる事は地味で、本当に真面目だった、という印象しか無いんですけど・・・。


御堂筋「それは、それ。これは百合です。

今回は、こんだけ個性があるんだから生徒会にいるのは当たり前!みたいなキャラを沢山出しました。

学校生活を送る上で、現実世界では学校の役員の仕事で、ここまでやる奴いないだろう、という事を、いとも簡単にやってのけるであろう、不可能を可能にするキャラです。

この”生徒会”の看板を背負う女子キャラは、個性の宝庫でなければいけません。

むしろ、女子の個性に、読者をひきつけなければお話になりません。

今回のように、典型的な出来るエリート女子集団でも十分話は出来ますが、他に、変態キャラやダメ役員を入れても、十分に話は回ります。」


なるほど。

個性の強い生徒会のメンバーだから、主人公はあえて”普通”の位置なんですね。


御堂筋「まあ、今回はそうなりましたね。ま、主人公にも個性はあって良いんですよ。例えば・・・」



私は草薙苺!高校一年生!・・・今日から、この学園は私の支配下に置くのよ!アーハッハッハッハ!!

まずは、私のテクニックで生徒会を陥落させるか・・・フッフッフ・・・!



御堂筋「・・・といった”女王様”キャラのパターンも可です。」

・・・ちょっと、痛い子だと思いますが・・・一体、何のテクニックで陥落させる気なんだか・・・。


御堂筋「あまり個性が強いだけのキャラばっかり出しても、肝心の内容がまとまってなければ、何にもなりません。貴女のSSのようになりますから。

だから、闇雲に個性の強いキャラを出せばいい、という訳ではありません。

ちゃんと個性を引き出して、引き立ててくれるサポートキャラ、彼女達の個性を生かすストーリー構成が必ず必要です。そうしないと、貴女のSSのようになりますから。」


・・・す、すみません。では、続きをどうぞ。



「待ちなさい!」


突然、私は肩を掴まれた。

肩を掴んだのは・・・生徒会長・・・!?


「貴女、一年の草薙苺さん、ね?」

「は、はい・・・!」


嘘・・・みたい・・・雲の上の存在だと思ってた人から声掛けられちゃった☆


「一目見て、決めたわ・・・貴女、生徒会に入りなさい!」

「え!?・・・ええ〜〜〜ッ!?」



 [ ポイント2 主人公が突然、謎のご指名を受ける。 ]



・・・いやいや・・・ちょっと考えましたけど、ちょっと無理があるんじゃないですか?

御堂筋「まあ、今のは極端な例でしたが、生徒会と関わる為には、こういうイベントは必須ですね。

普通だったのに、突然個性の宝庫にぶち込まれ、困惑していきながらも、生徒会に馴染んで、百合を繰り広げる・・・そういうのが良いんですよ!わかりますか!?」

は、はあ・・・では、続きをどうぞ。



そんな朝の出来事があって・・・私は、放課後、生徒会室に行くことになった。


「・・・じゃあ、伊吹さん頼みましたよ。頼りにしてますからね。」

先生がそう言って頭を下げた。

「ええ、万事、この生徒会にお任せ下さい。」

部屋の中からは自信たっぷりの伊吹会長の声がした。


[ ポイント3 何故か教師より生徒会の方が権力が上。 ]


・・・いいんですか?この学校・・・

御堂筋「これで、この生徒会がどれだけの影響力と実力を持っているかが表現できるでしょう!」

いや、先生が生徒に問題ブン投げるのは・・・先生の意味が・・・。

御堂筋「この際、教師なんて登場させなくても、なんの支障もありません!あくまで、主軸は生徒会です!」

・・・言い切っちゃった・・・全国の教職の皆様、すみません。

では、続きをどうぞ。


「あ、あのー・・・草薙です!」

私はそっとノックをして、ドアを開けて、頭を下げた。

その瞬間、紅茶の良い香りが私の鼻に届いた。


「あら、来たわね・・・待っていたわよ・・・丁度、お茶会をしていた所なの。貴女もいかが?」


そう言うと、伊吹会長が大きな机の上にある高そうなティーカップで紅茶を優雅に飲んでいた。


「お、お茶・・・!?」

部屋に入ると、皆それぞれティーカップを持ち、ケーキまで食べていた・・・!


「我が生徒会では、ティータイムは欠かせないの。森田さん、彼女にもお茶を。」

「はぁい」


森ちゃん私を座らせ、丁寧に紅茶を淹れてくれた。


「やあ、キミが伊吹の目に適った子か・・・いいね、素朴で可愛いな。」

「え、いや・・・その・・・!」

佐原先輩が微笑みながら、そんな事を言うので私は思わず顔を伏せてしまった。


「佐原さん、一年生を困らせないで。・・・さあ、リラックスして、お茶とケーキをどうぞ。」

佐原先輩をたしなめるように、御影先輩がそう言って、私の目の前に美味しそうなケーキを出してくれた。


「じゃ、いただきます・・・」


[ ポイント4 校内で堂々と”お茶会”と称した、飲食を行う。 ]


あー・・・なんか、女の子いっぱい出てくるアニメとかに、お茶とケーキはつきものですよね〜。

御堂筋「お茶会は大事です。内容がどんなにくだらなくとも、一緒に楽しい時間を過ごす、という事が大事なのです。」

なるほど、それでは続きをご覧下さい。


「で・・・あの、私・・・」

「今朝、話した生徒会へ入る話・・・勿論、OKよね?」


伊吹会長がそう言って、不敵に微笑んだ。思わず、頷いてしまいそうになるのを堪えて、私は疑問を口にした。


「え?あ・・・あの・・・その前に・・・ど、どうして私、なんでしょうか?」

その質問に、会長はフッと笑ってから言った。


「・・・貴女には、可能性があるからよ。」


[ ポイント5 強引に誘った割に、理由は意外とふわっとしている。 ]


・・・あの、大丈夫なんですか?この百合・・・。

御堂筋「まあ、本当の理由は、その内描いていく方向でも良いですし、いつかは『貴女を選んで良かったわ』と頬を染める会長・・・の展開が、実に良いッ!!」

殆ど、妄想じゃないですか・・・。

では、続きをどうぞ。


「た、大変です!会長!バレー部に盗撮魔が出ました!」

「なんですって!この生徒会の名誉にかけて、捕まえるわよ!草薙さんも来るのよ!」

「え?わ、私もですか!?」


そう言って、生徒会の皆は立ち上がった。



[ ポイント6 意外と生々しい事件が起こる。 ]


・・・あの・・・生徒会の仕事の範囲なんですか?コレ・・・

御堂筋「なんでもアリですッ!!」


はあ・・・じゃあ、次にいきましょうか・・・



そして、あっという間に盗撮魔は捕まった・・・犯人は、同じバレー部の2年生だった。


「レギュラーになる為に、盗撮写真をバラまくぞって脅そうとするとは・・・まったく。」

「なんか・・・悲しいですね・・・」


「女の子の嫉妬は怖いねぇ・・・」

「貴女も気を付けなさい。モテるんでしょ?佐原さん。」


「御影が焼いてくれるとは嬉しいねぇ・・・」

「な、何を言ってるの!?(照)」



[ ポイント7 生徒会の中で既にカップリングが出来ている。 ]


・・・事件、あっという間に解決ですね・・・。

御堂筋「問題はそこではなく、生真面目と不真面目の女子が百合を繰り広げている事ですよ!ちゃんと見てました!?」

あ、はい、すいません・・・。

御堂筋「相反する性格や普段衝突している人物は、くっつきやすい、というか妄想しやすいんです!!」

は、はい・・・次いきましょう!



「でも、草薙さんがアレに気付いてくれなかったら、解決しなかったわね・・・」

「そうですね!お手柄ですよ!」

「そ、そんな事ないけど・・・えへへ・・・ありがとう♪」


みんながそう言って、笑顔で褒めてくれる。嬉しいな・・・。


「・・・じゃ、お茶にしましょうか。」

「はあい!」



[ ポイント8 お茶会の頻度が異常。 ]



・・・学校って、こんなんでしたっけ?

御堂筋「そうです。あり得ないからこそ、それを描く!無いなら書けば良いんです!妄想して!!」


そ、そうですね・・・無いなら書けば良いんですもんね。

御堂筋「そうです!貴女もちゃんとした百合が書けるように、精進しなさい!常に、女の子同士の熱く、時には冷たく、切なく・・・そんな想いを感じて、妄想しなさい!」


は、はい・・・頑張ります・・・!

それでは、本日の百合あるあるは、ここまで、という事で。

私、神楽奈緒と解説は、御堂筋百合さんでお送りしました。


それでは、次回があれば、次回またお送りします。

次回のポイントは・・・


『温泉などに行くと、何故か胸の大きさの話になる。』

『男装女子は、意外と受が多い。』

『友チョコ=百合チョコ』

『ぷっ○ょの例のCMについて』

『どんなに友情を強調されようが、百合にしか見えない』


・・・を解説いたします。それでは、すいませんでした――――ッ!!


※ このSSの内容を、本当に参考にしちゃダメですよ





[ これで貴女も百合が書ける!・・・かな?多分、ダメだね!(笑)本当に参考にしちゃダメなSS。・・・END ]



あとがき

神楽なりの百合あるあるのコーナーでした。

私個人の意見なので、これから百合を書こうと思っている方はどうか自由気ままに書いていただきたい、と願っております。

なぜなら、私だって自分勝手に書いてますので!