一言で言うなら、学園&戦闘シュミレーション。
しかし、このゲームは、一言で語り尽くせぬ魅力に溢れてます。
…とにかく、「自由度」と、一言で言える以上の自由さがすごいです。
まず、世界観から説明しますと、
時は西暦1999年、場所は日本。
しかしそこは、今現在の日本とは、かなり違う歴史を歩んだ場所。
1945年に、第二次大戦が収まる前、唐突に現れた、幻獣と呼ばれる怪物に世界中が襲われ、
戦争どころではなくなって、うやむやのうちに戦争が終結したという歴史を持ち、
1999年になった今、所は日本、熊本県、
相変わらず幻獣に襲われ続け、ついに政府が学徒出陣を命じ、徴兵された、高校生。
その一人となって、部隊に入る一人の少年。 …それが主人公です。
キャラは、先生など含めて、26人。
この26人と親睦を深めつつ、人類を勝利に導く…というのが、一応の目標。
学生生活を送りつつ、兵士の職務もこなし、そして、召集がかかると、すぐ出撃、と言う毎日。
そんなもろもろの設定の中に、ぽんっとほうりこまれるところからゲームは始まり、
その中では、とにかく、何をしても自由なんです。
授業さぼろうが、人間関係破綻しまくろうが、犯罪に走ろうが…(←実は犯罪はマズイことになるのですが(汗))
もちろん、ヒーローになっても、恋人作ってもOK。
そこにいる主人公以外のキャラクターは、全て、AIと言う人工知能によって意思を持ち、
主人公と同じく勝手気ままに生きています。
形成されたシナリオによって進むのではなく、ストーリーは、このそれぞれのキャラの意思によって成り立ってもいます。
世界の謎やら、幻獣の正体やら、色々秘密を握った人物も多そうですし(笑)
つまり、ぽんとほうりこまれた仮想現実の世界で、意思を持つキャラとの交流、
それが、このゲームの目的と言えます。
とにかく、印象的なのは、召集されて、戦闘モードになり、そこで戦死したキャラは、本当にもうそのプレイでは蘇らない、
という、何とも言えないリアルさです。
どんなに、仲良くなっていても、ふっと召集がかかり、そこでやられると、もう次の日にはどこへ行ってもいないんですから。
それに、普通の学園物ゲームと違い、一応兵士ですから、職務もあって、それが終わらないと、皆雑談すら乗ってくれない。
しかし、そろそろ仕事もおわりだなぁ、とか思ってると、いきなり召集されたり…。
昼休みに、誰と弁当食べようかな…とか思ってたら、召集とか…、
やろうと思えば、さぼりも可能なんですがね。
なんか、思わず、平和って良いよなぁ…とか思ったりしてしまいました。
ちなみに、
まず、最初に選べるのは、速水厚志という少年ですが、
セカンドプレイからは、女性キャラでもプレイできます。
戦闘が嫌ならば、整備士、オペレーター、衛生士、と様々な役職があり、
技能さえあれば、なんでもできます。
…まぁ、戦闘システムも面白いので、パイロットがお薦めですが…。
とにかく、恋愛SLG好きな女性にも、自信を持ってお薦めできるゲームです☆
各キャラもボイスも、さりげに豪華絢爛ですし(笑)